大学生の頃、3月末の北海道へ旅をしました。
その旅のアルバムが押し入れから出てきました。
初めての一人旅は、13泊14日でした。
本当はもう少し旅を続けたかったのですが、旅の後に予定がありましたので、早めの帰宅となりました。
ユースホステルが10泊、民宿が1泊、夜行列車が2泊。
函館から登別、札幌、稚内、旭川、紋別、網走、斜里、摩周湖、尾岱沼、浜中、釧路、札幌。
毎日、朝早く起きて、列車に揺られ、バスに揺られ、たくさん歩きました。
いわゆる「カニ族」です。
網走にて
時刻表を手に、その日の宿はその日の朝に電話で予約。
オフシーズンだから、どの宿も空室あり。
のんびりした旅でした。怖いものなど何もなかった。
あの頃の私は元気でした。
今の私には、あのような荷物を背負って旅を続けることはできません。
どうしてあんな大きな荷物を持って広大な北海道を周れたのか不思議にさえ思われます。
白くてきれいな北海道でした!!
大自然の中に人はほとんどいなくて、ただただ広がる雪景色。
海には流氷。
凍てついた湖。
旅の途中で出会った人のほとんどは一人旅でした。
でも、いろんな所でたくさんの人と出会い、一緒に観光したり、相乗りしたり、ヒッチハイクしたり…。
一人ですが、一人ではない旅でした。
懐かしい写真にしばらく見入りました。
あれから四十余年の年月が流れました。
摩周湖を湖面まで案内してくださったおじさん、稚内の公園をタローと共に散歩してくださったおじさん、旅先で出会った若者たち。
お顔をはっきりとは思い出せませんが、みなさんお元気でしょうか。
若者だった人たちは、私のようにアルバムを広げて、私と同じような思いでしばし青春時代に心を戻すのでしょうか。
この機会にと思って、北海道の旅の写真をスキャンしました。
それは、楽しいひと時でした。
夢中になり過ぎると暑さを感じないようです。
途中で、「これは熱中症になるのでは・・・」と気づき、急いでエアコンのスイッチを入れました。
スキャンを終えた今、次は、想い出を少しずつブログにまとめていこうかなと思っています。
このアルバムも近いうちに処分するつもりですので、その前に。