“天下の四大関所”と称された福島の関所は、江戸初期より木曽代官の山村氏が世襲で守護にあたり、特に「女改め」と「鉄砲改め」に重点をおいて、取り締まっていたそうです。
つまり、“入り鉄砲に出女”というわけです。
山村氏のことは「夜明け前」にも、抗い難い地方権力の象徴として、たびたび登場します。
しかし、そんな彼等が代々守護してきた関所も、明治2年に宿駅制度が廃止されると、すぐに取り壊されました。 . . . 本文を読む
国道19号線の歩道を約10分ほど行くと、左手に「出尻一里塚」跡を推定した碑↑があり、その脇をS字に下って行く細い砂利道が、旧道です。
その先で一度国道に合流した後、木曽警察署付近で再び右手に分かれ、5分ほど直進すると「関町」信号、国道はそのままのトンネルへと入って行きますが、旧道は右手へと分かれます。
すると行く手には、関所の門を拡大化した大門が見えてきます。
この先が、島崎藤村の . . . 本文を読む