新道を行くこと約5分、御嶽遥拝所の小さな平地に出ます。
しかし石碑も鳥居も、現在では老朽化による倒壊の恐れがあるため、ロープが張られて近寄れないようになっています。
またこの場所は、消滅したかつての道筋との合流点でもあり(上段写真)、そこには現在でも、
“右 中山道
左 明治道路”
と刻まれた小さな道標が遺っています。
右手を見ればなるほど、かつての道筋の痕跡があります。 . . . 本文を読む
鎮神社を過ぎてさらに坂道を上って行くと、鳥居峠の登り口となる狭い石段が、右手に見えてきます。
島崎藤村「夜明け前」の冒頭そのままの山道(上段写真)を上り続けること約16分、葬沢(ほうむりさわ)と呼ばれる場所に至ります。
ここには、かつてこの場所に存在していた「中の茶屋」を復元する意味で設置したとおぼしき休憩用の東屋があり、ここから先は急勾配の九十九折りが続きます。
約15分のぼったところ . . . 本文を読む