家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

分散作業と音楽

2021-03-22 10:46:33 | Weblog
春野に行けない日が多いと、やることが滞りたいへんだ。
自宅でもできる作業は、なるべく自宅でやるようにした。
春野なら大きな音を立てることもできるし火を使うこともできる。
細かな作業は自宅で作業したほうが効率の良いこともある。
先日骨董市で購入した花ナタにサヤを作ることにした。
花ナタは華道だけで使用するため、ナタは小ぶりになっている。
花用とはいえ刃物なので保管用に必要だ。
で、春野で杉板を切るノコギリ作業と、それを真っ二つにするナタ作業を済ませておいた。
自宅では2枚にした板の中ほどをナタの大きさに合わせて彫刻刀で削る作業をした。
居間のテーブルでTVを見ながら、あるいはPCに最近ダウンロードしたSpotifyを掛け気に入った音楽を流して行う。
テーブルを汚さないように衝立を100円ショップのメッシュを3枚使いコの字型に組み合わせて立てかけ、そこに布をかけておく。
そうすれば99%の木くずは他に飛ぶこともなく回収できる。
「ギコギコ」という音も「ドッカン」という振動もないから余分な気遣いもなく作業に集中できる。
木工ボンドで留めるまでは作業し、その後の塗装とか火で焼く作業は再び春野で行う。
ぬくぬくとした室内でのんびりと作業するのは楽しいものだ。
花ナタと対で購入した花用のノコギリもサヤを作ることにした。
その作業と同時に妻の靴の修理が入った。
公園を歩いていて、もうすぐ車に戻れるという時に突然靴の底が革と剥離した。
応急処置として妻は輪ゴムを靴に巻いたが、そんなもんでは、もはや歩くことはできず私が車を移動させて歩けない靴を履いた妻を回収した。
YOUTUBEを見てみると今まで使ってあったボンドをきれいに取り去ることが仕上がりを良くする秘訣だと知った。
妻の見ている前でペーパーを掛けボンドを塗って指定の時間乾かし貼り付けた。
我ながら良い出来だと感じたのだが妻は裏作業を見ていたことが災いしたのか履こうとしない。
「履いてみてよ」と言って美容院に行くときに履いてもらった。
座っているだけだから歩き回ることがない。
「ちゃんとしていたよ」とは言うが、その後も履いているところを見たことがない。


ゴミ袋に

2021-03-17 19:36:24 | Weblog
燃えるゴミは毎週二回ある。
自宅から250メートル先のごみ集積場まで持って歩く。
途中でゴミが落ちていれば拾って私のゴミ袋をほどいて中に入れる。
主にタバコの吸い殻やお菓子の袋などが多い。
最近ではマスクなんかも落ちている。
この時期目の前の学校の植木の枯れ葉がフェンス下にたくさん落ちているときがある。
小学校に勤めている用務員さんが拾い集めて持って行ってくれるのだが、頻繁に、ということではない。
で、その枯れ葉が雨の時に溝の上にあるグレーチングの目に詰まるのだ。
すると道路が冠水する元となる。
だから私のゴミ袋に隙間があれば、なるべく多く拾って中に詰めるようにしている。
ところが、風の強い日にはホウキとチリトリで集めた枯れ葉をゴミ袋に収めにくくて仕方がない。
私のゴミ袋の隙間次第なので毎回枯れ葉を集めるわけではないし、私の家の前から始めるが隣家の前もやることがある。
他人のためにやっているわけではないし社会奉仕なんていう大それたものではない。
近所のおばあちゃんから「きれいになるね。ご苦労様ね」なんて言われると大げさに言わないでほしいと思う。
また私を当てにして枯れ葉を掃き集めておいてくれないで欲しい。
ごく最近ゴミ袋の隙間に、いかに効率よく枯れ葉を入れるか、ということを考えるようになった。
市販の物を探してみたがゴミ袋に丸々枯れ葉を入れるための物は、いくつか出てきた。
だが私の使用方法とは合わない。
自作するしかないと思った。
まずは、ゴミ袋の先端を空けておくには、ということを考えて竹で輪っかを作った。
だがこれだと袋の先端に輪っかは付くがゴミの上に輪っかがあるだけで入れやすくはない。
何日か考えて、はたと思いついた。
針金のハンガーを使って学校のフェンスに輪っかを吊ろうというわけだ。
そしてゴミの日が来た。
ゴミ袋の上に三分の一くらい隙間がある。
ゴミ袋とハンガー付きの輪っかとカメラを持って作業に臨んだ。
「おっいいな」ゴミ袋は口を空けて私のチリトリから枯れ葉が落ちてくるのを待っている。
調子に乗りすぎてゴミ袋が閉まらなくならないように調整して作業を終えた。
その後はキャリアに乗せて落とすことのないようにカラカラと集積地まで運んだ。
2階の窓から妻が見ていて「きれいになったね」と言ってくれた。

トースター修理

2021-03-07 09:48:36 | Weblog
「あれ?電気が入っていない」妻の声が台所から聞こえた。
トースターのフタを開けてみるとパンは冷たいままだ。
トースターに熱が発生している音が「ジジジジ」と聞こえているが電気は通っていない。
妻がコードを触ってみると「あっ入った」と言い、その朝の朝食に支障はなかった。
朝食後トースターを台所の狭い中から広いところに移し、そこで通電を検査した。
すると、正常に作動して赤く変色していたはずのヒーターが白い色に戻っている。
妻の見ているところで実験をする。
「今電気が来ているね。これをこうすると」コードの先端の電源プラグのすぐ後ろ辺りを曲げてみた。
「ブーン」という音と共に赤くなっていったヒーターの音が止み色も引いて行った。
やはり、この辺りの接触が悪くなっているようだ。
「じゃあ直しておくよ」と出かける妻に言っておいた。
電源プラグのストックがあることを覚えていたので自信もって伝えられた。
先日電灯を作ったときにストックを見てあり、まだ記憶に新しいからだ。
新品ではないが十分に使用可能な物だ。
手順としては電源プラグの交換は最後にして、まずはきれいに掃除することにした。
パンから発せられた微量の煙がトースターのフタに取り付けられたガラスを曇らせ、あげくは薪ストーブの扉のように茶色のヤニを付着させ中が、ほとんど見えない状態にしていた。
網も焦げて黒く炭状の物が多数付着しているし、底のプレートも細かなパンのクズが黒、茶 白と色とりどりに堆積していた。
まずは、それらをゴミ袋に落とし続いて洗剤を用いて洗っていく。
洗剤付きスチールタワシは、たいへん効果的であった。
ガラスに傷がつくわけでもなくヤニ状の物はスッキリ取れた。
ただ、雑巾で表面をこすると、いつまでも洗剤の泡が消えないので時間がかかった。
充分水分を飛ばせたのち電源プラグの交換をした。
その後プラグをコンセントに繋ぎスイッチを入れてみた。
「ブーン」という音と共にヒーターが赤くなり「ガリガリ」と聞こえるタイマーの音が心地よかった。
トースターのフタを閉めて外から赤く働くヒーターの写真を撮り妻に送信した。
「この写真はトースターのフタの外からのものです」と付け加えた。
ガラスがきれいになっていると新品に戻ったようだ。
帰宅した妻が早速スイッチを入れて赤く変色していくヒーターを確認した。
「古い電化製品を、そのまま使えるのっていいね!」と言って喜んだ。
買い替えよりお得感があるし今まで通りの生活がありがたい。

シイタケ菌打ち2021

2021-03-01 16:41:57 | Weblog
やれやれ、やっとシイタケの菌打ちが終わった。
今回は、いろいろあった。
菌を1000個専門店で購入し、まとめて置いておいたホダ木に向かう。
ブルーシートを広げて、そこにホダ木を置き直し穴を空ける。
3本ほど終了したのち電ドルが不調になった。
仕方なく早飯にしてドリルの電池を充電する。
さて充電器は満充電を示している。
試しに作動させてみると動いたり動かなかったり。
充電式電ドルが使えないとなると何か策を講じる必要があった。
帰路にホームセンターに寄りレンタルの充電式インパクトドライバーを借りた。
2泊3日なんて要らないで明日返却だ。
翌日、意気揚々と現地に赴きインパクトドライバーで「ガガー」と一気に穴あけをするつもりだった。
実際にインパクトドライバーは作動するのだが空回りする。
ビットはホダ木に刺さったままだ。
忘れていた。
私のシイタケ専用ビットは軸が丸くてインパクトドライバーには使用できない。
やはり今まで通り充電式ドリルドライバーを借り換ええることにした。
インパクトドライバーを借りるのに300円かかり、今度は250円かかる。
翌日充電式ドリルドライバーを持ち意気揚々と現地に赴く。
前回と同じような「やったるぜ感」にあふれていた。
さてホダ木に穴あけをしようとすると、「ウィ」と言うだけで穴あけを拒否された。
またもやビットがホダ木に刺さったままになった。
充電式ドリルドライバーの力が弱すぎて使い物にならない。
最後の手段として延長コードを現地まで引っ張り、コード式の電ドルでやっと菌打ちを開始した。
帰路にホームセンターに寄り事実を告げた。
返金を受けて気持ちの整理をしながら帰宅した。
もう一ヶ所残っている道路下にはコードリールを2つ繋ぐ必要があり、さらにその先にも延長コードを足した。
最終日には妻も同行して手伝ってくれた。
私はホダ木に穴あけをして、そこに妻が菌打ちするという手はずだ。
「こりゃあ手際がいい」
どんどん作業は進み、とうとう終了した。
傾斜のきつい滑りやすい坂を登っていく、その途中で座り込んで下のコードリールのコードを巻き戻している私の横を妻がスイスイと登っていった。