家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

歌手のカラオケ

2009-02-28 08:58:58 | Weblog
知人の店にプロの歌手が来た。

お迎えに行くのが私の役目だった。

役目を終えて夕食をご馳走になり帰ろうとすると

「歌を聴いて行って」と言われた。

カラオケの設備で歌ってくれた。

うん。さすがに文句なしにうまい。

声がいい。音程がいい。適度な節が心地よい。

自然に動き始める身体もステージ慣れしている。

歌い終るとカラオケの機械が点数をつける。

思ったほど点数は高くない。

何曲歌っても上がらない。

聴き手は心地よく「うまいな~」と思うのに機械は違う。

ここに何かいろいろに通じるものがあるように感じた。

点数で機械的な採点をする試験。

数字を上げるための詐欺まがいの行為。

多く稼げばシアワセだと考える人々。

私は自分の耳を信じる。

数字が低くても「うまいものはうまい」。

葛城北の丸

2009-02-23 13:35:13 | Weblog
葛城北の丸に宿泊してきた。

妻の積み立てが満期になり私の母と姉を連れて行った。

嫁の金で「そんな馬鹿なこと」とか「何てひどい親子なの」と罵声を浴びせられるかもしれない。

さすがに、どこもかしこも高級感が漂っているし和風の良い点を活かしきっている。

広い庭を散歩したが相当な樹齢であろう木々がたくさんあって好ましかった。

風呂は私一人だけだった。

湯船は上から照明が当たっていて、飲み食いし過ぎの腹 陰毛 短い足がよーく見えた。

前を向くと水滴の付いたガラスに映った顔はさらし首にされた武将のようだった。

朝起きると雨。

部屋から見る雨模様もまた、なかなか乙なものだ。

近くて利用する機会に恵まれなかったが来てみて良かったと感じた。


虎太郎君を春野へ

2009-02-22 09:12:14 | Weblog
虎太郎君を春野に連れて行った。

火を使う 刃物を使う 足元の悪いところを歩く 日向と日陰の温度差を知る
その他いろいろその場で教えることにした。

到着してすぐにシチリンに火を起こす役目を与えた。

チャッカマンで火を着けたはいいが煙には参ったようだ。

昼食時にも煙から遠ざかって座っていた。

ナイフやノコギリを使ったあとチェーンソーを見せた。

その圧倒的な力に感激していた。

しきりと「ここに家を建てて」とせがむ。

妻は「虎太郎君が働いて建てなさい」と言うと

「うん。ボクと弟が働いて建てる」と模範解答をした。

猪の造った獣道を通って川まで辿り着いた。

ここでも「家を造る」と言って竹の葉を集めて外壁にしていた。

彼のいう家とは「ただそこに囲いがあればいい」と分かった。

女は現実的であり子供は模範解答を知っている。

男は隠れ家が欲しくて、いつまでも子供だ。

「体力勝負」が山の原則だと知ったと思う。

ヴィッツから出てしまった

2009-02-21 08:18:36 | Weblog
姉から木材を頼まれた。

サイズは270cm。

切るのは簡単だったけどヴィッツに乗せるのが難しかった。

助手席と後部座席の対角線上に利用しても250cmが限度だった。

仕方なく窓から少し先端を出すことにした。

少し寒いだけで危険はなかろうと思った。

果たして確かに危険は無かったが途中で雨が降ったのは誤算だった。

まあ大した降りではなかったので姉の家に到着したときには木材に雨の形跡はなかった。

ヒーターを強くかけて走ったので寒さも感じなかった。

播種(はしゅ)

2009-02-20 09:31:14 | Weblog
種播きをした。

ナンキンハゼ151個とカエデ118個とドングリ8個。

姪の子虎太郎(こたろう)君が1個1個数えてくれた。

111 112 113と根気よく最後まで数え終えた。

百を省略せずに数えるのを見ていて、またある決まったリズムを持って数えるのを聞いていて子供らしさを感じた。

子供の声を聞いていると、この数の分が全て希望のような気がしてきた。

ナンキンハゼは磐田警察署の近くにある街路樹の下で拾ってきた。

カエデは春野の我が家の物。

ドングリは知り合いのトンカツ屋の庭で拾った。

安い遊びだ。

苗になったら欲しいと既に複数から頼まれている。

山賊が出た

2009-02-19 08:27:49 | Weblog
春野に行く途中3箇所ほど山賊が出やすい場所がある。

私はホームセンターの車を借りて足場パイプを運んでいた。

他人の車なので、いつもよりさらに注意深く走行していた。

3箇所目の危険地帯も間近になったとき。

対向して走ってきた御夫人が「山賊が出る」と合図を送ってくれた。

私は「やはり今日は出るか」と思い「ありがとう」の気持ちを込めて御夫人に手を上げて了解の合図をした。

だがその矢先、こともあろうに私と、その後の車を2台いっぺんに追い越した車があった。

シルバーのアウディだ。

「おいおい危ないぜ、ここは。しかもイエローラインだよ」

直線になり前の見通しが利いた。

「あった。カメラだ」

案の定シルバーのアウディの直前に赤旗を持って山賊が飛び出てきた。

「おい。金を置いて行け」とばかりに。

私は山賊に捕らわれたシルバーのアウディの横をゆっくり走り抜けた。


ヤマガラコーヒー

2009-02-17 08:44:40 | Weblog
我が家と春野の家の間に、といってもほとんど春野に近いのだがヤマガラコーヒーというコーヒー豆屋さんがある。

先日一度買ってみたら美味しかったので、また寄ってみた。

「美味しければ機械任せでいいんですが、そうもゆかないところがありますので。
もし機械でいいんなら廃業します」

と謙虚だが意志は強く、そしてさっぱりとした職人気質で美味しさの探求をしている。

「妻が豆の重さが軽い」と言っていたと告げると

「ああそれは豆の水分がちゃんと飛んでいるからです」と答えた。

結果的に誉め言葉になっていたようだ。

豆を買うときに立ててくれるコーヒーはブラックでドクドクと飲めてしまう。

子供の頃見たテレビ番組「コンバット」を久しぶりに見た。

子供だったから気が付きもしなかったがアメリカ兵たちが飯ごうのフタでコーヒーをゴクゴク飲んでいる。

あのコーヒーを一度飲んでみたいと思った。

ヤマガラコーヒーの店主に言ってみた。

「たぶん豆ごと煮てしまって、上澄みを飲むんだと思います」と教えてくれた。

いつか試してみようと思う。


カール ヤイトラーさん

2009-02-16 08:46:17 | Weblog
友人に誘われて「KJウィンズ」ウィーンの調べというコンサートに行って来た。

KJとはKarl Jeitlerの頭文字だ。

カール ヤイトラーさんはウィーンフィルハーモニー管弦楽団バストロンボーン奏者だ。

久しぶりにブラスバンドの音を楽しんだ。

バンドは小編成でコントラバスが1本だけ入っている。

コントラバスの涼しい顔した演奏とは違いブラスバンドは顔に表情が出て、そちらも面白かった。

それは指先だけでなく顔の筋肉や舌先で音を作り出しているのだから当たり前である。

だが直接音と無関係の眉毛や額なども連動しているのが楽しい。

マーチ ポルカ ワルツ などを聴いた。

友人はまたカール ヤイトラーさんの友人でもある。

友人からカール ヤイトラーさんのことをいろいろ聞いていたので少し親しみを持って聞くことができた。

演奏終了後廊下で友人からカール ヤイトラーさんを紹介していただき握手してもらった。

残念ながら、このまま帰国されるということで、それ以上の時間は取れなかった。

信濃畑

2009-02-15 10:03:32 | Weblog
地元では「しなんばた」と読むらしい。

周囲を山に囲まれた静かな農村だ。

その中にあるOさん宅に二日続けて行ってきた。

淡く香る梅の花と共に敷地の脇を流れる清流のせせらぎの音が絶え間なく心地よさを届けてくれる。

喧騒といえばヒヨドリの鳴き声くらいだ。

庭には大きなシダレ桜が咲く時を待っている。

4月には、ここでコンサートを開くという。

音響効果の良いホールとはまた一味も二味も違った感激を味わうことが出来ると思う。


ケータイストラップ修理

2009-02-13 09:15:24 | Weblog
ケータイストラップのヒモが切れてしまった。

ストラップ自体は印伝で作られていて気に入っているし、まだ何ともなかった。

幸い修理できそうだったのでトライしてみた。

今まで通りヒモでケータイと結ぶと再び切れるおそれがあるので今回はワイヤーで作ってみた。

ステンワイヤー0.45mmが1メートルで210円

ワイヤーを留めるアルミオーバルスリーブが4個で95円

約15分で修理完了した。

あとまだ3回は切れても大丈夫なように材料は残っている。

使ってみて違和感はない。