小笠原諸島と平泉が相次いで世界遺産登録決定した。
今月初め私はTBSのTHE世界遺産の元プロデューサー辻村國弘氏の講演会に出席していた。
辻村氏はTHE世界遺産の他にも報道特集やニュース23などTBSの看板番組を作ってきた人物だ。
小笠原諸島や平泉のことについても少し話してくれてあったので今回の決定については予め分かっていた。
世界遺産に登録されても、その登録を抹消された場所もある。
オマーンにあるアラビアオリックスというカモシカのような動物の保護区は、その地域から石油が出たため発掘を優先させて抹消された。
ドイツドレスデンのエルベ川流域は住民の不便から4車線の橋を掛けたのが抹消の原因らしい。
エクアドルのガラパゴスは世界遺産登録抹消の黄色信号が点滅しているという。
ウミイグアナで有名でありダーウィンの進化論の基となったのも、この島の動物を観察したからだ。
人間が持ち込んだ家畜が増えすぎて害を及ぼしているということに加えて観光客のゴミが問題らしい。
問題は解決されず山積されているので登録抹消も時間の問題かもしれない。
このように抹消された、もしくは抹消されそうだという事実を知らなかった。
世界遺産登録というのは一つのスタート地点であり、その後の環境保護活動によって遺産を良い状態に保つということが重要であることが分かる。
辻村氏の講演が終わり「何か質問は?」というところで私が手を上げた。
「一つの場所の撮影に一体どのくらいのお金がかかっているのですか?」と質問した。
安く上がる場合もあるだろうし結構出費がかさむ場合もあるということは承知しているということも付け加えた。
「だいたい1千万円くらいですかね」という。
一度のフライトで3箇所回って撮影する。
与えられた資金の中でやりくりするので足らなくなりそうな場合は宿代や食べ物で調整ということを余儀なくされるそうだ。
隣国からクレーンを持ち込むこともあるし今なら許可されない方法で撮影したこともあるそうだ。
これに携わるスタッフほぼ全員が「死に掛けた」経験の持ち主である事は冒頭に喋った。
まさに命を掛けた収録は音楽を付ける一人の人物によって出来上がる。
最後に見せてくれた「モンサンミッシェルの朝焼け」は見事であった。
今月初め私はTBSのTHE世界遺産の元プロデューサー辻村國弘氏の講演会に出席していた。
辻村氏はTHE世界遺産の他にも報道特集やニュース23などTBSの看板番組を作ってきた人物だ。
小笠原諸島や平泉のことについても少し話してくれてあったので今回の決定については予め分かっていた。
世界遺産に登録されても、その登録を抹消された場所もある。
オマーンにあるアラビアオリックスというカモシカのような動物の保護区は、その地域から石油が出たため発掘を優先させて抹消された。
ドイツドレスデンのエルベ川流域は住民の不便から4車線の橋を掛けたのが抹消の原因らしい。
エクアドルのガラパゴスは世界遺産登録抹消の黄色信号が点滅しているという。
ウミイグアナで有名でありダーウィンの進化論の基となったのも、この島の動物を観察したからだ。
人間が持ち込んだ家畜が増えすぎて害を及ぼしているということに加えて観光客のゴミが問題らしい。
問題は解決されず山積されているので登録抹消も時間の問題かもしれない。
このように抹消された、もしくは抹消されそうだという事実を知らなかった。
世界遺産登録というのは一つのスタート地点であり、その後の環境保護活動によって遺産を良い状態に保つということが重要であることが分かる。
辻村氏の講演が終わり「何か質問は?」というところで私が手を上げた。
「一つの場所の撮影に一体どのくらいのお金がかかっているのですか?」と質問した。
安く上がる場合もあるだろうし結構出費がかさむ場合もあるということは承知しているということも付け加えた。
「だいたい1千万円くらいですかね」という。
一度のフライトで3箇所回って撮影する。
与えられた資金の中でやりくりするので足らなくなりそうな場合は宿代や食べ物で調整ということを余儀なくされるそうだ。
隣国からクレーンを持ち込むこともあるし今なら許可されない方法で撮影したこともあるそうだ。
これに携わるスタッフほぼ全員が「死に掛けた」経験の持ち主である事は冒頭に喋った。
まさに命を掛けた収録は音楽を付ける一人の人物によって出来上がる。
最後に見せてくれた「モンサンミッシェルの朝焼け」は見事であった。