家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ステーキハウス

2013-01-30 08:18:49 | Weblog
こういうステーキハウスに初めて入った。

だから、こういうステーキを初めて食べた。

ナイフでキーコキーコ切るステーキなら数え切れないけど。

たぶんこの手の店は「高い」から入らなかったのだと思う。

高所も怖いが高額の方が、もっと怖い私。

それで、やはり美味しいのね。

目の前で職人が焼いてくれて、そして切り分けてくれる。

その鮮やかな手さばきを見ていると食欲がグワァーと湧いた。

皿に盛られた瞬間「ガツガツ」となってしまった。

このところ「肉が食べたい」という気持ちになっていたところなのだ。

ひょっとしたら私のぎっくり腰が治療用に「肉を食せ」と促していたのかもしれない。

だとしたらちょうど良いタイミングでちょうど良い肉であった。

しかも支払いは友人持ち。

これは治療には最高だね。

「治りそう」という実感すら覚えた。

バイトの子が裏でチンして出してくる店と違うわ。

バイトの子が裏でチンして出してくる店だと治療箇所の筋肉組織が良くなるより、その周りの皮下脂肪が多く着いてしまいそうな気がする。

冥土の土産に母も連れて来たいと思った。

この場合付き添いの姉が支払いを済ませてくれそうだから。

自分で選んだ店でも、やはり私は支払わないということが起こりそうだ。

運転手兼案内係としての働きよりも多くの報酬を得る気がするのは内緒にして。

「行きたい」もう一度。

湯治

2013-01-29 08:35:16 | Weblog
湯治に行って来た。

場所は河津湯ヶ野温泉福田屋。

実は車仲間の集まりなのだが、まだモーガンには乗れないので私の目的は湯治。

ベンツAでガソリン補給もせずドライビング用のジャンパーを着るでもなし。

いつもの儀式は一切なしで車に乗り込むと緊張感がまるでない。

3時10分に到着した。

部屋の横の桜には、もうチラホラと花が着いている。


さすがに河津だ。


すでに1人到着していて、すぐにもう一人到着した。

そろって風呂に行く。

ここの湯はぬるい。

長風呂にはもってこいだ。

途中で露天風呂に移った。

ここは尚ぬるい。

外の冷気にかかわりなく加温していない。

上空に流れる雲の速度が早い。

露天風呂横の山には柑橘類がなっている。

足先を湯から出してみるとサムーイ。

顔は寒くないから顔って奴はたいしたもんだ。

震えながら元の湯に戻る。

温かいというより「ありがたい」と感じた。

1時間も入っていただろうか。

指先がふやけた。

男同士でも久しぶりに顔をあわせると何かと話があるもんだ。

5人全員がそろって酒盛りとなった。

大きなカサゴのフライがあり刺身がありシシ鍋に金目鯛の煮付けがある。

安価な割には豪華なメニューだ。

伊豆には海と山の幸があり温泉がある。

湯治にゃ最高だな。

翌朝も、そろって風呂に入る。

もう話は尽きていた。

車は霜で真っ白になっていた。

下田方面に4台で走り白浜神社に初詣をしたあと水仙を見に行き下田の町でランチした。

もう一軒ケーキとコーヒーを楽しみ、これで湯治は完了した。

湯で体をほぐし食べ物で栄養を取る。

それを気の置けない友人たちと1泊入院して治療するのだから悪いところなどたちどころに治ってしまう。

午後7時には帰宅して妻に報告しがてら、もう一度思い出して楽しんだ。

イメージトレーニングで湯治。







ショッピングセンターを歩く

2013-01-24 08:56:08 | Weblog
寒くて歩く気がしない。

無理して歩くと咳が出るようになる。

このところ、いつもの散歩コースには出ていない。

知り合いになったガンバ君とルナちゃん(トイプードル)には、ずいぶんご無沙汰している。

犬は、さすがに散歩を取りやめるわけにもいかないから毎日通っているのだろうなぁと思いつつショッピングモールに行く。

歩いていても店から前を見ずに出てくる女性とぶつかりそうになるし突然止まる女性に追突しそうになる。

でも寒くないから咳が出ることはない。

川沿いを歩いて水鳥に心を癒されることはない。

だがこんなショッピングモールでもウサギを見つけた。

車の横を走り抜けた気がしたが。

と思ったら女性の毛皮のレッグウォーマーだった。

時間にして45分は続けて歩くからショッピングモール内を何周も歩く。

この頃では何周目だから、歩き始めて何分くらい経過したと分かる。

もちろん体の暖まり具合でも、ちゃんと分かる。

25分程度経過すると、薄っすら汗をかく。

その後は「今から体脂肪を燃やします」という感覚で嬉しくなる。

妻の買い物の用事があるときには備え付けられたソファで読書して待つ。

たいてい座っているのは老人だ。

顔見知りになっている老人もいる。

缶ビール片手に歩くジージもいる。

試供品のクラッカーに群がり無料配給のコーヒーに列が出来ている。

「あら、いつも元気ですねぇ」と肩を叩かれた。

うら若き服屋の女店員だった。

彼女から見れば私は、れっきとしたトシヨリなのだろう。

「いたわるな」とも言えないし嬉しくないこともない。

ショッピングモール内で流す音楽に、それぞれの店から流れ出る音楽。

歩く早さで叩くドラム。

つられて歩きを揃える自分が情けない。

「せーぇ」という声が聞こえる。

「いらっしゃいませー」が毎日考えずに口から出てくるだけだと「せーぇ」で済ませてOKらしい。

たまにはカワセミのようなきれいな人を目で追いかけたい。

野に咲くリンドウのような可憐な人を発見してみたい。

森町古着市

2013-01-23 07:49:55 | Weblog
遠州森町は、秋葉山に行く途中にある宿場としての顔もあったが、もともと古着の商いで栄えた町でもあったらしい。

天竜浜名湖鉄道が通り最近では新東名高速道路の森掛川インターチェンジも出来た。

そんな場所に昔ながらの古着市が開催されることになった。

http://enshu-mori.jp/machikura/furugiichi.pdf

前日に飲みすぎた私は午後から見に行ってきた。

以前岩水寺の骨董市で見覚えのある顔が多く出店している。

古着には、ほとんど興味の無い私はブラブラと買う目的も無く冷やかして歩く。

セルロイド製の筆箱が目に入った。

筆入れに使うのではなく老眼鏡入れに、どうだろうと思ったのだ。

掛けているメガネを外し筆箱の上に当ててみた。

どうやらピッタリの大きさらしい。

多少大きめだが布を入れれば中のメガネも安定するだろう。

店主が出てきて「ああ。メガネ入れねー」と使用方法を褒めた。

「これ、いくらですか?」と聞くと

「安くないんですよ。1500円ですけど1000円で持っていってください」と言った。

「いらない」と即決した。

隣で見ていた妻が「私も持っているよセルロイドの筆入れ。あげるよ」と言ってくれたので断ったことに自信を持った。

別の店で竹製の箕(タケミ)が目に入った。

竹の編み方が細かいし少し大きめなのでカッコいい。

しかし最近まで、ずいぶん使い込んであるようで、それらしい色に変色している。

1000円の値札が貼ってある。

「これ。安くなりますか?」と聞くと

「800円でいいですよ」と言う。

「なんだ、そう変わらないじゃん。600円」と言うと

少し元気の無い声で「いいよ」と言った。

私の財布から400円妻の財布から200円を出して支払った。

大きなタケミを持ち歩いていると知人と出会った。

買った古着を風呂敷に詰め込んで歩いていた。

「こんにちは。少し大きめの帽子を買いました」と言ってタケミを被って見せた。

笑いあっていると天浜線の電車が真横を通過した。

妻の誕生日

2013-01-22 08:00:04 | Weblog
妻の誕生日が来た。

誕生日のプレゼントは何も無い。

そのかわり私の車関係の知り合いであるベルナール氏の作ったケーキが食べたいということだった。

「それじゃぁ誕生日に買いに行こう」と口では言って置いた。

実際には彼の店アボンドンスに行き誕生日祝いのケーキを頼んでおいた。

事態は誕生日の前日に突然起こった。

妻の教え子が誕生祝として一緒に飲みながらランチしたいと言ってきたのだ。

もちろんOKした。

私もランチ時間に間に合えばよいから「11時受け取りならギリギリOKだな」と感じていた。

ところが何も知らない妻が「ケーキは別の日でよいから」と言い出した。

ここで本当のことを伝えなくてはならない場面となり。

「実はね・・・・・・」と残念な白状をせざるを得なくなった。

「ああ。そうだったの」と気分は害さなかったがサプライズは飛んでしまった。

当日ランチを誘ってくれた彼女と会い「笑い話の苦情があります」と言って話した。

乾杯の後の話としては、おおいに受けた。

ついでに彼女にもアボンドンスのケーキを渡した。

フランス人のベルナール氏の店に行き

「フランス人の店に来て、こういうことを言うのもなんなんですが・・・。和柄で作れますか?」と聞いた。

じゃぁ他の店に行けよという話だよなぁと思いつつ。

対応してくれた店の女性は「できません」と答えた。

「あのう。誕生日祝いなんですが気の利いた言葉はありますか?」と聞いた。

「皆さん普通に誕生日おめでとうです」と答えた。

「フランス語で書くことは出来ますが」と付け加えてくれたので

「それでは、それでお願いします」と言って代金を支払ってきた。

現物を見る。

読めもしない字で Bon Anniversaire"TOMOKO"と書かれていた。

読めないことはカッコよいことではなく、その分かりやすい日本語で多くの感謝の言葉を用意する必要があった。




ヴィッツのプラグ交換

2013-01-21 09:18:10 | Weblog
ヴィッツが不調だった。

点検に出したところ5日ほど経って「異常なし」で戻ってきた。

いろいろ点検してみた結果点火プラグが交換時期にきている、とのことだった。

車屋さんは点火プラグの交換程度の作業なら自分で出来るから、と私の作業によって私の財布を守ってくれた。

まずはボンネットを開けて点火プラグを探す。

「あれ?」何か変だ。

点火プラグが見当たらない。

点火プラグには付き物のハイテンションコードが無いし、その先にあるディストリビュータがない。

ボンネットを閉じてパソコンを起動して調べた。

ダイレクトイグニッション( Direct ignition)は火花点火内燃機関の点火装置の方式の一つで、ディストリビューターを介さずにイグニッションコイルで発生させた点火電流を直接点火プラグに供給する方式である、ということが分かった。

あらためてボンネットを開けてエアークリーナーを外してみると普通の電気コードの繋がったプラグコードらしき物が見えた。

それはボルト留めされていて、やはり慣れない感覚だ。

それを外すと異様に長いプラグキャップらしき物がでてきた。

その奥に点火プラグが見えた。

点火プラグを外して近所のオートバックスで、それに合う物を購入して帰った。

新しい点火プラグを装着してプラグキャップを被せると、いつもの感覚が味わえない。

点火プラグの頭にプラグキャップが噛み合わされる「ガチッ」という感覚だ。

もう一度古い点火プラグと新しい物を並べて比較し確かめた。

どうやらプラグキャップを被せなくてもよいらしい。

全部をいっぺんに交換すると間違いが起こりそうなので一つ外しては一つはめ、終わると次に移った。

全部をやり終えてエンジンを掛けてみるまで心配だった。

エンジンはすぐに掛かった。

心なしか静かになったエンジン音。

その後試験走行してみたが全く正常だった。

合鍵

2013-01-18 07:29:12 | Weblog
春野に行くと物置の鍵がいつものところに置いてない。

鍵がないと物置が開かないから仕事にならない。

しかたなく合鍵を探した。

物置は2棟あり小さいほうの棟の合鍵は出てきたが大きいほうの棟の合鍵は、とうとう見つからなかった。

最後に使った時のことを思い出す。

その時着ていた作業服だ。

ポケットの中を探りズボンを逆さにして振ってみたが、ない。

それでは歩いたコース。

思い出した通りに下を見ながら歩いてみたが、ない。

それなら寝転んだ寝袋だ、などなど。

「どこにもない」

鍵は無くすは、合鍵の一つは見つからないは、自分の管理能力のなさにがっくりきた。

しょげていても仕方がないと思っている時にY爺さんが登場した。

「この間来た時に物置の鍵を掛けずに帰ったら?獣でも入っちゃいかんと思って掛けておいたで。鍵は、あそこに掛けてある。気がついた?」と言われた。

掛け忘れて帰ったことも忘れていたし掛けておいてくれた鍵も気がつかなかった。

新年早々、もうY爺さんに世話になってしまった。

鍵は解決したが合鍵の行方は自宅に帰って心当たりを捜しても見当たらない。

湯船の中で、はたと思い出した。

以前モーガン仲間と春野に行った時私が鍵を忘れて家に入れなかったことを。

その時に懲りて合鍵を、ある場所に隠しておいたのだった。

次に春野に行った折に、そこを確認すると「あった」。

合鍵のありかを忘れるということを想定しなかった自分の落ち度。

今は、どこにあるのか、はっきり分かっているが1年経つと再び忘れているかもしれない。

自分の忘れる能力には自信がある。

合鍵の置き場所を、どこかに書いておかないといけない。

これは早速やることにする。




このところのテレビ番組

2013-01-17 07:14:40 | Weblog
私は夜明け前に覚醒する時もTVをつけて起床までの間に来る次の眠りバスを待つことがある。

だから午前午後夜そして深夜早朝までTVのおかげで気を紛らすことが出来る。

ぎっくり腰で静養を余儀なくされることになったのでTVをさらによく見るようになった。



2012年12月22日(土)15:00~16:38 Eテレ「100分de名著 フランクル 夜と霧」は面白かった。

強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人のヴィクトール・フランクル。精神科医だった

フランクルは、冷静な視点で収容所での出来事を記録するとともに、過酷な環境の中、囚人たちが何に絶望したか、何に希望を見い出したかを克明に記したという本の解説だ。

必ず読まなくてはいけない本だと感じた。


2012年12月23日(日)17:00~18:55  BSフジ

『日本語カーナビ大活躍!気ままにCAR旅 PART2~荒俣宏夫妻・パリから南フランス レンタカーの旅~』

これはガーミンというメーカーのカーナビを使って荒俣氏の奥様が運転するベンツAでフランスを走り旅するというものだ。

だいたいフランス国内を日本語で案内するカーナビの存在を知らなかったから「目からうろこ」的な感覚で見ていた。

調べてみると、これが初めてではなくイギリス偏もあり

「大人の冒険旅行 アラマタ版」2 ガーミンでイタリアを走る
という本も出版されていた。

いつか同じように外国をナビを頼りに走ってみたいと夢が湧いた。


2013年1月1日(火) 7:20~ 8:20 NHK[総合]「奇跡の庭 京都・苔寺」30年以上苔寺の手入れをしてきた長岡さんを取材。

落ち葉を掃除することで綺麗なコケが維持されるということを聞いて早速春野のコケの上に積もった枯葉を取り除く必要を感じた。

後日長男を連れて行って私に代わってエンジンブロワーで飛ばす作業をしてもらった。


この他にも毎週見る番組があるが機会があれば、また書き込みたい。

今年の10件

2013-01-16 07:52:21 | Weblog
毎年つけている「今年の10件」。

今回も人との係わり合いが1番だ。

人の世だから当然だが自分が人脈を大切に思っていることも大きい。

人によって教わることが多く良い気持ちになることも多い。

自然的に人脈が増えたりSNSで増えたりするのは縁というべきかもしれない。

物でも人は変わる。

車が変わったことによって生活が変わった。

少し遠くまで足を延ばすことにもつながり、次男の嫁を含めた家族旅行にも利用した。

暮に起こしたぎっくり腰以外は、おおむね健康だった。

夏に必ず服用していた薬を飲まずに済んだことは、この数年以上の稀有なできごとだ。

石垣の修復を始めてから右足の親指の痺れを感じていたが、その作業が終わってからは消えた。

安価な食べ物屋に通うようにもなった。

昼食にたくさん食べるようになってから台湾料理屋とか食べ放題の店に行く回数が激増した。

力仕事をするようになってから食生活の変化が起きたが力仕事をしなくても、その習慣だけ残ってしまった。

体重は変わっていないが。

友人に誘われてfacebookに入ってみたものの、あまりにも多い情報の流れに流されてしまうようで、うまく活用できない。

友人たちが、何をしているかということより私の行動や考え方について教えを乞うほうが自分には合っているので、どうしても「イイネ」とだけ送ることになる。

もう少し濃く深く知識や考え方を交換したい。

包丁研ぎを目標にした。

月に何回とか回数ではなく、とにかく指先が覚えるまで何度でも不定期で研ごうと思った。

その結果ずいぶん回数を重ねた。

自分では「良し」としても使う妻からは「なんだか前回のほうが切れ味が良かった」と言われることもあった。

たかが「研ぎ」ではなく奥の深いものだと実感した。

この先も続ける。

さて今年は何も予定していない。

今年の10件の25項目にまだ何も記載していない。

力仕事のできない春野

2013-01-15 07:50:22 | Weblog
ぎっくり腰から回復中であるが、まだ力仕事はできない。

それでも春野に行く。

散歩に出た。

沢沿いに立っている木に珍しい鳥が止まっていた。

橋の上から写真を撮る。

欄干にカメラを固定してズームを最高にして探す。

肉眼では見えても倍率を上げれば上げるほど目標を失う。

何度もやり直して、やっと撮れた。

黒い顔にピンクの胸。

帰宅して調べてみたら「ウソ」だった。

ウソをついたのではなく「ウソ」という名の鳥だ。

川の中の魚は見えないが釣り師はチラホラ見受けられる。

何を釣っているのかは分からない。

堤防の上を歩く。

対岸の竹林が川の水の力でえぐり取られている。

根こそぎ流された竹が色を変えて漂着している。

今は水量は少なく大人しい静かな川だが暴れ始めたら怖いことが分かる。

再び民家のあるところを通る。

猫が日向ぼっこをしている。

「おーい」と呼んで手を振った。

はっと気がついた猫が尻尾を立てて、こちらにやって来てくれた。

別の猫と合流して2匹で挨拶に来た。

ピンクのノミ取り用の首輪をしている。

犬は怪しい奴とばかりに私たちの姿が見えなくなるまで吠える。

山の上から続いている獣道。

道路脇はイノシシがミミズを探して掘った跡だらけだ。

重機で掘ってきれいに均したかのような跡。

住宅地の散歩と違って変化が激しい。

自然が生きているとも言える。

1時間15分ほどで家に戻る。

ヒマワリの実をめぐってヤマガラとシジュウカラが攻防を繰り返している。

攻防の途中で水浴びもする。

心が休まる。