家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ナビを交換した

2022-10-31 10:13:28 | Weblog

シエンタのナビが不調でCDが出てこなくなった。

思い切ってピンセットでCDを引きずり出した。

CDは出てきたが入ったままのDVDを入れろという表示が消えなくなった。

このナビは古いのでナビの地図はDVDを利用しているのだ。

つまりシエンタのナビはラジオのみの利用となる。

ところが春野に行く途中ラジオが入らなくなる地域がある。

これはナビを変えるしかないなと思った。

近所のオートバックスに行くと高額なナビしか取り扱っていない感じ。

じゃあ中古のナビしか購入できないなと確信した。

今年春の連休から乗り始めたiQのナビが気に入っているし妻も同じナビのほうが操作方法を覚えやすいだろうと考えた。

音楽的にはAM FM CD DVD HDD SDカードその上AUXも付いている。

これだけ充実していれば万全だ。

ヤフオクでiQのナビを探してみた。

iQのナビの機種番号を入れると、結構な数が売り出されている。

ついでにシエンタの純正ナビを探すと1台出ていた。

¥1100で不動であった。

古すぎてもう需要が無いのであろう。

私は「苦しいときのyoutube頼み」を実行する。

もう何回「ナビの取り換え方法」や「素人の」「自分で」とか「簡単ナビ交換」を見ただろうか。

まずはシエンタの内張りはがしを練習する。

内張りはがしの道具は先日買ってある。

力いっぱい引っ張らないと剥がれてこない。

もう壊れることを覚悟して引っ張ったら剥がれた。

「よーし。やったぞ」とドキドキしながら喜んだことを思い出す。

ある程度自信が付いたこともあり購入のためのヤフオクを探した

中からまともな業者を探さなくてはいけない。

たいていはナビのみならずタイヤや果ては衣料まで売っている。

中でナビ専門と思われる業者を見つけた。

ここでは私の探しているナビが10台くらい並んでいる。

1万円以下の物は「戻す時に手で押してやれば問題なく作動します」と書かれている。

これは再び交換する時期が近い気がする

じゃあ全て順調な物を探そうということになり¥10450の物を落札した。

さて届いたということは現実のものとなった。

旧ナビを取り外す。

ナビの配線はたくさんあり確認してから取り外したかったが、あまりにも狭い空間の中で外すには、もう全て見ずに配線カプラーを外すしかなかった。

youtube動画では「カプラーの爪を押して引っ張れば簡単に外れます」とは言っているが実際には、ものすごく固いところもあり指先が痛くなった。

靴を脱ぎ運転席のシートに乗り頭をフロントガラスに当てながらルームミラーも上向きに曲げての姿勢だ。

シエンタ後席で旧ナビに付いているステーをはずし新ナビに取り付ける。

当たり前だが全く問題なく装着できた。

新しいナビを取り付ける場所に持って行って今度は外した配線を順次はめる。

ナビ自体が結構重く手で支えて配線なんか出来たものではない。

だから配線カプラーも見えるか見えないかくらいの場所で作業するしかない。

14本くらいの配線が口を開けて私を待っている。

差し込まなくてはいけない配線と差さなくてもいい配線。

そして差し込めない配線とあった。

その辺は勉強不足があり、やり直しすることにしてナビの穴が空いたまま車の内張りを元に戻した。

「これ見てみ」というと妻は窓越しに覗き込み「あらー」と言う。

その夜は新旧ナビを揃えて置き、それぞれの役割や配線の事なども習う。

どうやら全部が全部差し込まなくても良いことが分かった。

そして配線の位置をメモし、その配線には5ピンのようにハマる配線の数を書き込んでおいた。

配線を終わり「これでいいはず」と覚悟を決めた。

恐る恐る電源を入れてみると14の内3か所しか配線してないのに作動した。

早速試運転してみるとラジオは聞けるしナビも動いたしCDもスムーズに入り音楽が流れた。

だが車速センサーが組み込まれていないから止まったときのみ、その位置はGPSが示す。

妻に話すと「やっぱり潰したのね」と言われた。

カプラーはハマるところにしかハマらないし色分けしてあるが灰色のカプラーなど無かったぞ。

もう一度外した配線を写真で確かめる。

「これか5ピン。白いカプラーじゃないか」

翌日もう一度ナビを外して5ピンカプラーを差し込むと「パシャ」っという音と共に間違いないことを示した。

妻を乗せて試運転するとナビの矢印は私たちの車の動く通りに動く。

やっと元通りになっただけだが妻の評価が「大したもんだね」に変わった。

 


豊田市民芸館に行ってきた

2022-10-25 10:04:38 | Weblog

妻の習っている藍染めに関する展示が豊田市民芸館で行われている。

ここに行くことにした。

ついでに味噌カツを食べたいということなので、それらしい店も見つけておいた。

自宅から1時間24分で到着する、とグーグルマップは示す。

だがこれは高速道路利用の場合だ。

高速道路を選ぶと1本しか行き方はない。

私たちは時間は充分にあり山道を走るのを好むから約1時間多くかかる下道を選んだ。

トイレ休憩兼買い物をするのは、ほとんど道の駅だ。

どの道にどの道の駅が在るのかを知って道順を決める。

道の駅「鳳来三河三国」に停まって妻は早速柿を購入した。

それ以来目的地に到着するまでほとんど止まることは無かった。

信号機自体がほぼ無かったからだ。

グーグルマップが示した通りの時間を経過して「かつ雅豊田美里店」に到着した。

まずは腹ごしらえすることにした。

かつ雅豊田美里店は駐車場がほぼ満車であった。

味噌カツと決めていたのでメニューで、それらしいものを探し頼んだ。

店のノボリにはご飯とキャベツと味噌汁と漬物がお代わり自由と書いてある。

メインのカツ以外全部じゃないか。

妻の白ご飯に対して私は麦ごはんを選んだ。

さて料理が運ばれて妻のトレイに置かれた漬物を私の小皿にも移す。

さーて、まずは味噌汁を口に運んだ。

「美味しい」私好みの酸味の効いた味噌を使っている。

カツも美味しいし麦飯も美味しい。

漬物も美味しい。

私がご飯を食べ終わりそうになると「お代わりいかがですか」と店内を隈なく回る店員が声掛けしてくれた。

「お願いします」と言うと「麦飯でよろしいでしょうか」と確認をしてくれる。

すべて美味しくて大満足して豊田市民芸館に向かう。

ここもきれいに整備された静かな庭の中に建物があり、その中で藍染めを見た。

妻は見慣れた藍染めを感慨を持って観察していた。

「あれもこれも全部先生から習ったものばかりだった」と自分の先生の教えが素晴らしかったことを知ったという。

翌日先生に電話をして改めてお礼を伝えていた。


楽しくて美味しい散歩

2022-10-17 08:30:35 | Weblog

暑くて避けていた散歩場所だったが再開した。

中田島海浜公園駐車場に車を置いて、まずは歩きだ。

歩道を歩いて今も工事中の馬込川河口の水門の進捗状況を見て約1時間歩く。

河口近くの堤防には季節柄つる性植物の実が「これを見ろ」とばかりに実っている。

「これ。ブドウじゃない?」

確かにそれらしいがエビヅルだ。

花の美しさも植物の良さだが、この時期の実も楽しみだ。

車に戻ってスニーカーを長靴に履き替え弁当を持って今度は砂丘に向かう。

日本三大砂丘の一つであるが小学校時代何度も遠足で来たから、たまに来てみたくなる。

この砂丘には天竜川から浜名湖まで続く全長17.5Km高さ15mの防潮堤ができて今日は初めて来てみた。

防潮堤が丸々砂で覆われていても、砂丘には山のように積もる砂があるのが当たり前なので全く違和感のない物だった。

波打ち際の流木の上に座っておにぎりを食べた。

風が強くて顔を風下に向けても砂が回り込んできてお米の中に黒い砂が混じった。

1個だけ食べて残りは公園に戻ってからたべることにした。

海から打ち上げられた流木や丸くなった石を見て持ち帰りたくなる物はないか探した。

長靴を履いてきて良かったと感じたのは靴の中に砂が入り込むことだけではなく打ち寄せる波を足に感じることもできるからだ。

公園に戻って二度目のお昼ご飯にした。

ベンチに妻と向かい合わせで座り間に食品と飲み物を置く。

今度は風と関係なく食べられた。

ナスの煮物が、とても美味しく感じられた。

適度の塩気と軽い疲労感が美味しさを増す。

「バリッ」という音を当てて海苔をご飯と一緒に口に入れる。

二口ほど食べると姿と味を現わす梅干し。

飯で手がべとつかないという便利機能も含んだ優れたファーストフード。

身体に減った物質を補給するという意味と補給する物が美味しいという両方を感じて最良の昼食となった。

帰宅して二人とも昼寝した。


自分の涙に自分が驚いた

2022-10-11 16:15:29 | Weblog

午前9時は、もう当校する小学生の姿はない。

私は洗車をしていた。

突然大きな音が聞こえてきた。

人の声で、しかも小学生で低学年らしかった。

しだいに音が近づき駐車場の前で停まり、それは始まった。

男の子が学校に行きたくないと言い母親に大きな声で訴える。

私は開いてあった車のドアを「バタン」という音を立てて閉めた。

以前も、こういうことがあり大きな音を立てると「他人が見ている」ことを自覚し、それで興奮が収まったということがあったからだ。

だが事は収束の方向に進まなかった。

母親は、ひと声も発することなく学校に向かう。

少年は被っていたヘルメットを放り投げランドセルを下ろして前に投げた。

道路に仰向けに寝転がって母親を呼ぶ。

もう懇願であった。

子供が必死になって母親を呼ぶ声が静かな住宅街に響いた。

突然私の眼から涙があふれ出た。

登校したくない子供が駄々をこねている、ということは冷静に理解している。

が、児童を子猫や子犬のように感じている自分は小動物の助けのように感じた。

そこに近所の男性が現れ少年の所に行き何かを話している。

そのうちに母親が担任の先生らしい女性を連れてきた。

母親はそのまま帰宅していった。

女性がしばらく話すと少年はランドセルを背負いヘルメットをかぶって登校していった。

私は、ほっとして自宅に戻った。

妻に今の事を告げると窓から一部始終を見ていたと言う。

妻は子供にピアノを教えているので「ここまで来たのだから、もうあと少しだから頑張れ」と言うという。

翌日近所の男性に会ったので昨日は何を話していたのか聞いてみた。

「僕が帰宅したら少年がママを呼んでいたのでママの所に行こう」と言いました、という。

彼もこの子と年の近い男の子がいて、この小学校に通っている。

私は「焼きが回った」と感じた。

それが普通かもしれないが動画を見ていて、もらい泣きをすることが多くなった。

自分ならどうしただろうと考えた。

少年に「君は行きたくないのに母親が無理やり行かせるのかい。それじゃあ悪い母親だから警察を呼んで逮捕してもらおうか」とでも言ってみるかなと。

しかし今日日の子供だから「じゃあそうしてください」と言われたらどうしよう。


竹箕修理

2022-10-07 11:00:38 | Weblog

竹箕を使うことはよくある。

草取りだったり枯れ葉拾いだったり。

だが穴が空いてしまった。

持ち上げてよく見てみると修理できそうな感じだ。

材料は、いくらでもある竹だ。

道具もそろっている。

ただその竹箕自体が古い。

性が抜けてしまって脆いから修理といっても思ったようにはいかないと想像できる。

まずは作業台に竹を挟みナイフで竹の厚さを薄くする作業をする。

竹というのは素直な性格でナイフが「スッ」と刺さり、そのままずらすと「シャー」と切れていく。

ある程度春野で竹を薄く切って自宅に持って行った。

自宅ですべて作業するとゴミだらけになるし春野では細かい作業をする時間が惜しい。

自宅で竹の切りクズだらけになってもいい場所を考えると玄関が適していると思いついた。

床は御影石でできていて作業台がすんなり設置できるし掃除しやすい。

ナイフで大まかに削り、細かいところはナイフを立てて削りたい表面を滑らせれば粉状になって形が整う。

さて一枚目の差し込み部分が出来上がった。

竹箕を作業台に乗せて折れた竹の上に配置してみる。

竹ひごでできている横向き部分を微妙な力加減で持ち上げながら、その下を潜らせて通す。

通し終えたら次は、その半分ほど戻して折れた部分を通り越して補強する。

その際には新しく通す部分の竹ひごを持ち上げるのだが、同時にやっと通し終えたた部分の竹を上手に押して戻してくる必要があった。

竹ひごは骨の部分よりも、もっと性が無くなっているためボキボキ折れる。

骨部分を4本通し終わると次はひごの部分になる。

今まで骨として使っていた竹を切り裂いて細くする。

ひごを骨のここは上を通し、こちらは下を通す、と作業する。

出来上がってみると修理したとは言えない代物になっていた。

新しい竹の色が浮き出てしまうので着色してごまかすことにした。

道具を仕舞いに行っているとき偶然妻が見てしまった。

「うまくできたね」と嘘に近い誉め言葉を掛けてくれた。

汚れてくれば、もう少ししっくりくると思う。


我が家の土砂崩れ

2022-10-03 16:59:39 | Weblog

台風が去り自宅の被害は雨漏り程度で終わったので春野に見に行った。

途中橋が壊れてしまった部分では大渋滞にあった。

だが我が家は、そこから30分ほど更に山の奥に走る必要がある。

何か所かの土砂崩れによる片側通行を抜けるだけで無事到着した。

被害はないかと探すが見当たらない。

道路を降りていくと側溝が土砂で埋まり道路に山からの水が流れ出ていた。

道路に流れ出るのだけは阻止しようと妻と二人で作業した。

中途半端で終わりにしたがクタクタであり、道路には流れ出ないから良しとした。

約1週間後に再び見に行った。

その後に強い雨は降らず、側溝は私たちが作業を終えて残した現場そのままであった。

今日は私一人しか作業できない。

よほど効率よくやらないと終わらないぞ、と思っていた。

前回はジョレンですくっては10歩ほど歩いて土砂を捨てるという作業の繰り返しだった。

歩数計を見たら7000歩を超えていたから作業のキツサが分かる。

今回は農業用2輪車にコンクリートを練るときに使う船を積んで、土砂をそこに溜めた後捨てるということにした。

作業は孤独に進める。

額から大粒の汗がポタポタと道路にも土砂の上にも落ちる。

船に10杯は捨てただろうか。

終わりを迎えた。

元々こんな場所に土砂が落ちることは無かったのだが獣たちが勝手に道を作り、それによって落ちることになったのだ。

土砂の中に枯れ枝や両手でしか取り出せないほど大きさの石などが埋まっていて単純な中にも作業を変える必要があった。

でももう終わりだ。

疲れた。

今回の所要時間を確認すると、たった46分だった。

「うそ。うそだ!そんな短いわけはない」

疲労感と実際の経過時間に私の脳は反発した。

帰路は車の中で眠くならないようにガムを嚙んだりラジオを聴いたりしていた。

帰宅後すぐに寝たいほどだったが、のんびりしていたら元気が蘇ってきた。

明日から筋肉痛がでるぞ、と思いつつ、その満足感にも浸った。

たった2メートルほどの側溝の詰まりなのだが。