家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

新城に行った

2019-04-30 08:28:13 | Weblog
骨董市で知り合った骨董屋さんが新城でレストランを昔営んでいたからコーヒーくらいなら飲めますということだったので出かけた。

もう一つ狙いがあった。

新城に流れる豊川の脇にある鳳城苑という店で鮎料理を食べることだ。

毎年鮎を食べに来る東京の友人に新しい店を教えるためだ。

まずは鳳城苑に寄った。

メニューを見ると2500円と結構な値段だった。

だが鮎だけで4種類出る。

妻は鮎ではなくアマゴにしたが出される料理は同じだ。

前菜があり鮎の刺身 塩焼き フライ 田楽とご飯 味噌汁 漬物付きだ。

刺身はさすがにあっという間に食べ終わるが全体では満腹できた。

とくにフライは絶品だと感じた。

「ザクッ フワフワ」てな感じ。

さて食事後骨董屋さんに到着した。

駐車場に入ると犬の声が上から聞こえる。

見れば家から出られるバルコニーから我々に向かって吠えているのだった。

その声で店主が迎え出てくれた。

玄関ドアを開けると同時にラブラドールレトリーバーが出てこようとする。

店主は首輪を掴み思い切り引き止める。

「ダメ。落ち着きなさい」と言うが犬は興奮状態だ。

どう見ても我々の訪問が嬉しくてのことだと感じ取った。

店主も私たちが喜んでいるのを感じ取り一緒に中に入った。

豊田川を眼下に見る、さきほど犬が吠えていたバルコニーに案内された。

こんなに景色の良い場所も珍しいというほど絶景だ。

犬はもう1匹いて柴犬だ。

この子は少し神経質らしい。

ドジっぽいラブラドールレトリーバーの出す大きな音に驚いたりしている。

妻の顔にマロ君と一緒にいた時に見せていた笑顔が現れていた。

少し涼しく感じられたため屋内に移った。

犬も付いてきて我々の脚によさりかかる。

妻に行ったり私に来たり。

「甘えんぼさん」などという、いつもは使わない言葉が思いつく。

そんな自身の思いつきに、いかにペットが不足しているかが自覚できた。

すっかり犬ペースで時間は経過した。

大半は動物の話をして過ごした。

最近最も充実した時間を過ごしたと感じた。

ミツバチに刺された2019

2019-04-29 09:08:45 | Weblog
4月16日「ムーン」という響きを空に感じた。

道路の上に乱舞するミツバチの群れだった。

上に下にというような単純な行動ではなく縦横無尽とでも言おうか無数のミツバチの錯綜とでも言おうか。

とても人間の動体視力では追いつけない。

極微量の羽音の集合体の音なのだ。

しばらくすると私が設置したミツバチ箱に入って落ち着いた。

「やれやれ今年も入ってくれたな」と感じて昼食にしようとしたとき山でも同じ「ムーン」が聞こえてきた。

見に行ってみると、こちらのミツバチ箱の周りでも乱舞していた。

午後確認すると第一ミツバチ箱と第四ミツバチ箱の二つに入居が認められた。

その約1週間後見に行くと第四ミツバチ箱は空になっていた。

「おや?どうしたことだ」

第一ミツバチ箱を急いで見に行くと、そちらは住み着いているようだった。

その後数日して、いぜん第四ミツバチ箱にはミツバチは入っていない。

Y爺さんが通りかかって「まだ戻ってないラ」というので「まだです」と答えたが、その日は第一ミツバチ箱を確認していなかった。

すぐに山を登り見に行った。

そっと近づくと数は少ないが出入りはあった。

さらに近づいて出入り口を覗き込んでみる。

すると落下したゴミが見えた。

備え付けの針金できれいにしてやろうとした。

針金は風で飛ばないように少し固く縛り付けてある。

それを剥がそうとした。

中から1匹のミツバチが飛び出てきて私のおでこに衝突した。

その瞬間「チクッ」とした。

経験上その痛みから刺されたことが分かった。

帽子と老眼鏡の間を上手に狙ったものだ。

妻に写真を撮ってもらったあと、針を抜いてもらった。

1時間ほどピリピリとした痛みを感じた。

翌朝起床後すぐに、おでこが痒く感じた。

昨日刺されたことを思い出した。

鏡で見ると少し晴れて赤くなっている。

ほのかな痒みというのは知らないうちに手が行ってしまうものだ。

去年は2月と6月に刺された。

「ミツバチに刺された人は長生きするそうですよ」と知り合いから聞いた。

とは言っても、ちゃんと網をかぶって作業することを誓った。

清里の桜はまだ蕾

2019-04-23 08:41:55 | Weblog
MECJ初代会長を偲ぶ会が清里で催された。

元会長の住居地が清里であったため、我々はそこを聖地と考えている。

いつもは新東名高速道路新清水PAで待ち合わせするのだが、その手前で分岐するため今回は新しく繋がった富沢IC前のローソンになった。

そして中部横断自動車道も新しい下部温泉早川ICから入った。

さすがに山の中にできた道路らしくトンネルが多い。

今までのような52号線を上ったり下ったりのんびり走る感覚はない。

高速道路は須玉ICで終わり、その後は141号線(清里ライン)を上っていく。

道の駅きよさと辺りを走っていると桜は満開であった。

しかしまだまだ上り続けて目的地の清里萌木の村に着いてみると木々はすべて蕾であった。

既に旧友は待っていてくれた。

「私はもうオートマチック車しか乗りません」とは言うが、それはMGBGTであった。

オートマチックであったとしても走りの質は変わらないのではないかと思う。

1800CCの私のモーガンが彼の1300CCのアルファロメオザガートに追い叩かれた記憶がまだ鮮明に残っている。

昼食後現地民であり荒木氏の友人の案内で桜満開の場所に行くことができた。

荒木氏の白いプラス8がボロボロという懐かしいV8排気音で進む。

まるで荒木氏と一緒に走っている感覚だ。

道路脇に駐車したモーガンを飲み込もうとする桜の雪崩。

トンネルに入ると、もちろん自分の車の排気音は聞こえない。

全員がトンネル内に入ると、もう爆音だ。

だが突然ひときわ目立つ音で「ガオー」と誰かが吠えた。

スリーホイラーはマチレスツインエンジンだから違う。

ひょっとしてと思い後で確認したところランボルギーニガヤルドであった。

また今回はN爺の載っていたモーガンを現在の所有者K氏が乗ってきてくれた。

N爺 スリーホイラーを愛したS氏 荒木氏 既に天国に行った人たちとの交流ができた気がする。

帰路O氏と昼食を共にすることになった。

ラーメン屋の駐車場に到着したがO氏が来ない。

マフラー周りを覗き込んで「カタカタ変な音がする」と言う。

「実は私もです」と答えた。

帰宅後洗車していたら前のバンパーとフォグランプが接触していることがわかった。

ナットを締め込んで解決。

彫刻の森美術館に行ってきた

2019-04-16 07:25:24 | Weblog
TVのBS放送で彫刻の森美術館を紹介していた。

「良い場所だなあ」と感じ、いつか行きたいなと思った。

その数日後行ってきた。

天気予報を見て妻の仕事の休みを考えて「この日しかない」と決めた。

いつものように高速道路は使わずに進む。

とうとうバイパスと抜け道で箱根まで到達した。

箱根を走っていくと満開の桜と満開の桃の木が川の両岸を埋めている場所に差し掛かった。

運転中横目で見た私は「あそこのお風呂を検索してみて」と妻に言う。

まさに美しい木々の最も美しい時期の真っ只中にあるお風呂に感じたからだ。

妻がスマホで検索する。

勘太郎の湯と分かった。

帰りに寄ることにした。

彫刻の森美術館に到着すると晴れ渡った青空と少し冷たい風が感じられた。

だが歩いていれば、すぐにちょうど良い温度に感じることも知っている。

広くて起伏があり完璧に手入れされた芝生に多くの彫刻作品が置かれている。

そこに居るだけで心地よい。

ゆっくり歩いて鑑賞していく。

ついつい写真を撮りたくなってしまう。

心地よさが映り込むわけはないけど、忘却システムが人一倍進んだ私には記憶を呼び起こすために欠かせない。

借景という手法も当然考えられた置き方も素晴らしい。

坂や階段もあるため平らなところの散歩よりは体のタメになる気がする。

何より心が楽しめている。

外国人の姿が多い。

東洋人よりは西洋人のほうが多いかな。

英語とフランス語は聞こえた。

間近に通る電車の音も耳に届く。

のんびり全てを堪能して車に戻った。

やはり勘太郎の湯に行ってみた。

露天風呂からは、かろうじて桜の木2本が見えた。

800円という利用料なら、そうそうおいしい話はないか。

風呂を出たあと桜並木を見に行った。

川にイソヒヨドリのツガイがいた。

イソヒヨドリのメスを初めて見た。

蛇口の変更

2019-04-14 11:34:32 | Weblog
妻の母親と一年未満同居したことがある。

同居の始まる直前に階段からの落下防止装置と手すり、そしてシングルレバーの水道蛇口を湯と水の別々の蛇口に交換した。

どっちにひねれば温水が出るのか分かりにくいからだ。

もう何年前のことか記憶にない。

その後そのまま使い続けていたが蛇口をひねりやすいレバー式にすることにした。

妻の握力の低下が主な理由だ。

妻の母親が「あんたのバカ力で締めた後は空きゃしない」と夫に対して不満を漏らしていたことを思い出す。

また友人のところで同い年の奥さんが「ちょっとこれを空けて」と息子に頼んでいるときにも気がついた。

握力の低下を治すことは至難の業だがレバー交換なら簡単だ。

さてホームセンターに走った私は残念な帰宅をした。

私の思い通りのレバーを見つけることはできなかった。

AMAZONで探すことになる。

またまた中国の物を頼んだ。

4個で800円送料340円というものだ。

2月の末のことだ。

今付いているものを外してハメ替えてみた。

着かない。

スピンドルに切られている歯とレバーの歯が噛み合わない。

レバーの内側にスピンドルの歯と合うインサート樹脂というものを接着しようと思い立った。

初めに試した接着剤は失敗だった。

だがこのやり方で何とか行けそうだということを確信した。

インサート樹脂をボルトナットで固定してレバーの真ん中にした。

エポキシ接着剤を100円ショップで購入してきた。

A液とB液をかき混ぜて逆さにしたレバーに流し込む。

液が固まったら固定用のボルトナットを叩き出して出来上がり。

水道に取り付ける。

蛇口をひねる力は明らかに少なくて済む。

またレバーの位置で、ちゃんと締まったかどうかが目に見えるというわけだ。

これは水漏れの予防に役立ちそうだ。

妻から「やりやすい」と感謝の言葉をもらってミッションコンプリート。