家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

テレビ体操

2021-06-25 16:11:14 | Weblog
毎朝6時25分からテレビ体操をしている。
初めの5分はみんなの体操で後半の5分がラヂオ体操だ。
ラヂオ体操は第一と第二があり毎日交代で行い木曜日には第一も第二も行う。
その習慣が一年を過ぎた。
最初の頃は忘れることもあったが365日の内360回は行った。
妻は私より5日ほど早く始めた。
妻が始めたのは50肩に悩んでいて病院に通院しても直らなかったからだ。
当初上がらなかった肩も途中から上がるようになり今痛みは消え去った。
私にはどこを直したいという場所はなかったが体全体が以前より軽く動くようになった気がする。
この習慣はよそに宿泊したときにも忘れず行う。
以前は朝食が一日の始まりの区切りだったが、今はテレビ体操になったことを泊まりに行ったときに感じた。
自宅では朝食の途中でラヂオ体操の時間がきたり朝食の後にラヂオ体操を行ったりだ。
若い女性が、いかにも健康そうな出で立ちでテレビ画面に現れる。
監督のような人物女1男2が交代で運動の説明をして始まる。
監督が「鼻から息を吸って口で吐く」と言っているのに口で吸っているのを見つけると翌日も、その女性の口呼吸が気になってしまう。
みんなの体操の中で脳の活動を意識したものは68歳の私でも少し戸惑う時がある。
右手と右足が同時に動いてしまったりすると「あれれ?」となる。
またバランスも少し衰えてきていて「おっとっとっと」とそのままケンケンで部屋の中を移動することもある。
妻は室内での運動にも目覚めyoutubeを参考に時々やっている。
夜中に脚がつらないようにガンバッた夜には激しく脚がつったりして、その効果がすぐ出ていることを実感することになったようだ。
子供の頃にやらされたラヂオ体操のようにタラタラと流されるように動いているのとは違い、今はきちんといろいろ意識を持って動いているから運動になっている。
たった10分ほどの運動だが365日続くことが大きな成果だ。
これからも続けて、もっと大きな成果にしていく。

大切なビワの実

2021-06-19 09:01:57 | Weblog
今年はビワの実が初めて成った。
3月には摘果して数を減らしておいた。
6月になり実は一つだけを残して、あとは切り落とし袋を被せた。
袋は50枚入りで231円だった。
余った袋の数は23枚だからビワの実は27個だ。
6月18日草刈りの後に一つだけ実を食べてみて食べごろだったら妻に持って帰ろうと考えていた。
ビワの木に近づいてゾーっとなった。
被せたはずの袋が木の下に散乱していた。
「やられた」
木には、まだ数枚の袋が付いていた。
草刈り機を外して近寄り触ってみると中はカラだった。
27個全部食われた。
先日自宅付近のビワを200円で購入して食べた。
作り手はオートバイメーカーを定年退職してからは畑作業とビワの世話をしていた。
2階の窓からワイ字型の棒を差し出して手前に手繰り寄せて袋で包むそうだ。
住宅街のビワの木に薄オレンジ色の袋が鈴なりになっている様は彼のエンジニアらしい丁寧さが表れていた。
味や形は個体差があり甘い物から少し甘さが足りない物まであった。
彼には春野の現地でビワの接ぎ木を教わったことがある。
接ぎ木セットを持ってきた彼が一旦枝を切り取り、それを元の木に接ぎ木して見せる。
その後その枝は元の木の枝に戻り何もなかったかのように育った。
私は彼のビワの木から枝をもらい受け接ぎ木をしてみたが全て失敗していた。
だから今回の実には期待していた。
実はこのビワの木には深い思い出がある。
2011年の11月に逝ってしまった友人の食べた後の実を植えたものだったのだ。
6月に彼は「最後に会いたい人が在ったら会っておいて」と医師に言われたと言って彼の奥さんの付き添いのもとにわが家に泊まっていった。
奥さんが驚くほどの食欲でビワを食べた。
その時の実の子孫だ。
その種を植えて木になったがシカに葉を食べられて、その後はワイヤーメッシュで囲いを作って食べられないようにしていた。
紆余曲折の後にこのありさまだと少し気落ちする。
だがこれが自然というものだ。
来年は違うやりかたをしようと誓った。

ウンコが動いた

2021-06-02 08:40:22 | Weblog
春野に到着して雨戸を開けていた時気が付いた。
挿し木用のプランターに穴が開いているのだ。
そのプランターは鹿沼土を敷き詰め平らにしておいた。
今日はヤブデマリを挿し木するのだ。
既にわが家にヤブデマリはあるのだが、もっと増やしたい。
ところが、そのプランターの土が掘れている。
直感で「誰かがウンコしたな」と想像した。
別の雨戸を開けながら「猫か?犬か?」と脱糞した生き物を想像していた。
着替えも終わりシャベルを持ってプランターに。
土が掘れている場所ではなく、少し膨らんだ所を下からシャベルを入れた。
するとウンコが動いた。
驚いて飛び上がりそうになった。
「ええ?」
すぐに分かった。
ウンコだと思っていたのは実はカエルだった。
カエルが土をかき分けて土の中に潜り込んでいたのだ。
身体全体を見せたら「大きい。おーきい」。
ヒキガエルだと思われる奴が背中に鹿沼土をイッパイ付けてボーっとしている。
自分の住処だと決めているからプランターから出ていかない。
シャベルで押し出すと、そのプランターの下に落ちて、なおもプランターに戻ろうとする。
「このプランターに挿し木をするから」と話しても聞いてくれるはずもない。
1メーター四方を追い回しチリトリの中に押し込み別の場所に移動してもらう。
道路下の草や枝を捨てる場所にチリトリを置き、自分から出て行ってもらった。
道路に上がってきそうだったので、もう一度シャベルで草むらに追いやった。
こんな大きなカエルが道路を歩いていたら交通の邪魔だ。
しばらくして見に行くと、道路にもいないし側溝に入り込んでもいなかった。
ヒキガエルは無事別の場所に移動し、私は無事そのプランターにヤブデマリを挿し木した。