家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

草取り

2019-08-27 10:18:00 | Weblog
草刈ではなく草取りをする場所がある。

以前は除草剤で処理していたのだが。

その土地は駐車場として利用してもらっている。

車があるときには車に除草剤がかかってしまわないようにする必要がある。

また車の腹の下に生えている草が枯れていると排気の熱で燃え出さないかという不安もある。

そして自然に生えてきたユリの花を枯らしてしまわないようにしたい。

どうしても草かユリか判別して摘むことになる。

以前の私は草取りは30分ほどしか続かなかった。

必ず腰痛を起こし、しばらく使い物にならなくなってしまう。

最近は続く時間が伸びている。

たぶん毎日朝晩やっているストレッチのおかげだと思われる。

今月初めの草取りは2時間半ほど続いた。

もちろん定期的に立ち上がって伸びをする。

右手で草を摘み取るため一時的に右手の握力がなくなってしまう。

またフクラハギが筋肉痛になる。

先日は持ってきたゴミ袋がイッパイになってしまった。

妻に電話しても繋がらない。

目の前のある不動産屋さんで理由を言って1枚借りてきた。

その後何枚かのパックを332円で購入してお返しした。

不動産屋さんは「お返しいただかなくても」というが「無いときの1枚は300円以上の価値がありますから」と言って受け取ってもらった。

2回目の草取りは、その後8日が過ぎていた。

前日が雨降りで、その日は曇りだ。

まだ土が充分湿り気を含んでいて草を引っ張り上げると「スコっ」と根まで取れてくる。

こうなると小さな草まで抜きたくなってしまうから、すぐに終わると思いきや1時間半ほど掛かった。

やはり前回と同じように45Lのゴミ袋が2枚90L分の草が目一杯詰まっている。

重さが自分の作業の結果だと思うと嬉しくなった。

借りてくれている場所にはタイヤの跡が付いている。

空いている場所には大きく育った草が青々と育っている。

だが今は、そのどちらにも草はない。

ついでに道路の脇に生えていた草も取った。

年に数回筋肉痛とサッパリ感を味わう。

気持ちの良いものだ。


久しぶりの燻製

2019-08-23 16:06:30 | Weblog
春野に宿泊した。

あす朝早くから奉仕活動があるからということで宿泊することはあったが、今回は違う。

今日も明日も何もない。

何もないから泊まる気になった。

猫のマロ君が逝ってから初めてだ。

そして、これからは、そういう機会を増やそうと思っている。

自宅で待つ者がいないから気が楽というのもあるし少し残念でもある。

今夜は出来合いを夕食にしながら燻製を作ろうと思った。

久しぶりに自作の燻製機を出してみた。

一斗缶で作ったのだが8本あるビスのうち2本が抜けていた。

まあそれでも使えないことはなかった。

今までは桜の香りのするスモークウッドといわれる市販の物を利用していた。

スモークウッドは燻す時間を読み、それに見合う分だけウッドを折って、そこに点火するだけだ。

だが今回は山桜のチップを一斗缶にいっぱいいただいたので、それを燻す。

チップと火元が別々になるので、それぞれ適量である必要がある。

ただでさえ久しぶりなのに適量なんて分かるわけもない。

目分量でチップの量と火元である七輪の炭の量を決めた。

燻す物は妻に任せた。

いろいろな種類のナッツの類とチーズそれぞれを燻製器に配置し七輪の上に置く。

しばらくすると煙が立ち上り始める。

その後煙は量を増し続け開け放した室内に導かれるように漂う。

途中で加減を見ることもなく煙が収まるまでビールを飲んで過ごした。

さて開けてみるとチーズがない。

七輪の熱で溶けてしまったようだ。

そのチーズの燃える煙でナッツが真っ黒になっていてもう香りを楽しむこともできない。

チーズの煙でコーティングされたナッツは食べない方が良いくらいの代物になっていた。

ススまるけ以外を食べてみると桜のチップが湿っていたらしく、その湿り気がナッツに移っていた。

散々な結果であったが楽しさは変わらない。




植物の名前が判明した

2019-08-15 09:16:39 | Weblog
春野にはもう10年以上通っている。

いろいろなものを目にするが、その内の一つが植物だ。

元々は植物には何の興味も持たなかった。

だがそんな私にも植物の美しさが伝わってきた。

のんびり観察する機会が増えたからだ。

突然目に飛び込み「おおーきれい」とか。

写真に撮って持ち帰りパソコンで調べるのだがいっこうに名前が判明しない。

名前探しのリストは増える一方だ。

最近比較的に短時間で名前が判明したものがある。

とは言っても、ある程度の時間はかかっている。

間違えていたものもある。

まずはサワヒヨドリだ。

7月10日に気がついて写真を撮った。

そして花が咲いたのが7月30日。

花が咲いてやっと同定できた。

もう一つは自宅から持ってきた植木鉢の中に急に生えてきたものだ。

当初自宅から、ということを忘れていてハクビシンのフンを植えて出てきたと勘違いしていた。

ところが自宅に置いてある植木鉢の中からも同じものが生えてきているから思い出した。

マメ科の葉に似ているから、その線で調べたが出てこない。

ネットで何か勘違いをして「モリンガ」というものと思い込んだ。

モリンガはワサビノキという別名を持つ。

だが調べてみても私のアテにしているサイトには出てこない。

しばらく時間が経ち、これは「ナガエコミカンソウ」「長柄小蜜柑草」ということが分かった。

分かってみると何故モリンガと思い込んだかが分からない。

「あれ?」とか「おやー?」となると嬉しい。

好奇心の旺盛な自分が好きで、そのまま好奇心を満たそうとする。

勘違いしている時も楽しい。

ハクビシンが喰ったのなら、きっと美味しい実に違いない、とかモリンガなら売り物になるかもしれないとか。

現実的には「長柄小蜜柑草」というただの草であると分かっても。













時代劇を視るようになった

2019-08-14 08:30:44 | Weblog
最近気がついたことがある。

TVを見ていて言葉が聞き取りにくい。

クーラーが鳴っていたり扇風機の音が響いていて聴き辛いのかと思った。

翌朝起きてTVを付けると昨夜は、かなり大きな音量になっていたと確認する。

だがそれは少し前のことであって最近は、かなりの音量にしても聞き取れない。そこで字幕を視ることにした。

もちろん日本語での放送にでもだ。

すると音量は下げて、しかも聞き取れるようになった。

たとえばNHKの「おしん」などは山形弁から佐賀弁が多く出てくる。

そんな時にも分かりやすくなった。

耳の機能の低下がはっきりし始めた。

母方は耳の遠くなった年寄りが多かったから、そちらからの遺伝だと思う。

もう一つ、時代劇が自分の視るTV番組の中に入ってきた。

最近は「新選組血風録」や「雲霧仁左衛門」が楽しみになった。

これは自分の年齢によって、そうなってきたとは思わない。

たしかに今までは、あまりにも単純なストーリーの時代劇を避けてきた。

今も単純なものは好きではないが時代劇というだけで毛嫌いはしない。

少し歴史の知識が増えたこともあるかも知れない。

池波正太郎作のものを視ると衣装や食べ物や家具など、あらゆるものに気が配られている。

先日骨董市に行ってみたら日本刀が多く展示されていた。

「これで命をかけて戦っていたのか」と怖くなり当時の人たちの真剣さが伝わってきた。

生死は今と比べものにならないくらい身近なものであったろう。

また歩くしかなかった時代だから、どこまででも歩いていくことが普通であった。

当時の人間が現れたら、現代は、とてつもなくずるく生きているように感じるだろうなと思う。

今YOUTUBEでグルダを聴きながら文章を書いている。

ありがたいことだと感じている。

また妻の欲しかった楽譜を自宅のパソコンで購入ダウンロードし自宅のプリンターで印刷して渡した。

便利な時代だ。

残念なことに、この時代に真剣に生きていくというのは、どういう生活をすればよいのかが分からない。





へんなオバサン

2019-08-09 08:49:07 | Weblog
ショッピングモールに妻と出かけた。

今日はポイントがたくさん付く日なので混み合っていた。

買い物用のカゴが重い場合は私もレジの列に並ぶが、そうでもないし、とにかくレジの列が長いので私は別のところで待つことにした。

少し離れたところにベンチが用意されていて、そこからレジを見張ることにした。

セルフレジの他7から8箇所のレジに列が出来ていた。

妻の位置を確かめてベンチに座った。

スマホのメールなどを確かめたあとは立ち上がってレジを見て、まだ妻の順番は来ないことを確かめて座った。

すると女性が同じベンチにドスンと座った。

私はベンチの真ん中に座っていたわけではないが隅にずれて座り直した。

女は「あ、落としちゃった」と言って勢いよくパンフレットを投げ捨てる。

その声の抑揚のなさから少し変だなと感じた。

続いて「あ、落ちちゃった」を繰り返し始めバッサバッサと捨てる。

ベンチの隣にあるパンフレット用棚からパンフレットを取り出してはチラけていることが分かった。

私はつい「何だこのやろう」と口ずさみ席を立った。

大声ではないが当人には当然聞こえていたはずだ。

私は少し離れて立ち止まり様子を見ていた。

すると、その女も立ち上がって急ぎ足で別の売り場方面に去った。

私は、このことを、このショッピングモールの従業員に伝えたほうが良いと判断して、この売り場のレジを探した。

レジは見つけたがオバちゃんばかりなので男の従業員を探すと運良く近くを歩いていた。

私は首に名札をつけて歩いている男の従業員に今の出来事を告げた。

「どちらですか、それは」と聞かれたので案内した。

するとベンチの周りは思っていた以上にパンフレットがまかれていた。

彼は座ってパンフレットを拾い始めた。

私も手伝おうとすると「いや、結構です。私がやります」と言って続けた。

パンフレットを棚に全部戻し終えると「どんな方でした?」と聞かれた。

「特徴が無いのですよね」と答えた。

「警備に伝えておきます」という彼に女性という情報しか伝えられなかった。

それでも警備に電話している彼の後ろ姿を見た。

自分が恥ずかしかった。

大したことが起きないで欲しいと願った。

ビールは涼しい所で

2019-08-05 11:28:22 | Weblog
明日の早朝道造りという奉仕作業のため春野に宿泊した。

前日のお昼ころ家に到着して雨戸を開ける。

ムンムンしているので窓を開け放して車で5分林道を登る。

小さな川に何本もの沢が流れ込む。

道路には枯れ枝やら山から落下した大小の石が散乱する。

目的地は日陰で家からは2度や3度気温が低いであろう。

車のリアゲートを上げて座り持ってきたおにぎりを食べた。

冷房もないし、きれいなお皿もない。

だが沢から吹く風が、そしてザーザーという沢音が心地よい。

キュウリとモヤシの漬物と一緒に、いつもよりひとつ多くおにぎりを食べた。

車は1台も通らずオートバイが2台通り過ぎていった。

おにぎりを食べた手を山から落ちてくる水で洗った。

極度の冷水で驚く。

続いて近所のお風呂に行く。

ほぼ独り占めの湯船だから、この入湯料の200円は安い。

家に戻りしばらくして夕食の準備をした。

といっても七輪に火を起こすだけだ。

ビールを飲みながらの作業だ。

ビールを飲んでも汗は出ない。

暑くて汗をかいて飲むビールよりも冷房に入って機械的に涼しくした中で飲むビールよりも美味しく感じた。

野外の開放感や木々を通ってくる風がビールの味を変えているのかもしれない。

私の造った屋根の下にクロネコが潜んでいるのは知っていた。

久しぶりに猫のいる生活という感じがして嬉しかった。

偶然落としたソーセージを、ソーっと猫に持っていった。

暗闇の中のクロネコが姿を隠す。

違った場所から姿を確認しようとしたら逃げていってしまった。

「セセセセセセー」とヒグラシの大合唱。

時おり七輪から炎が登る。

肉から滴り落ちる油に引火するのだ。

ススで黒くなったピーマンが美味しい。

この家の周囲の山林には野菜や肉を焼く匂いで充満していたであろう。

だがその夜泊まっても獣の近づく音はしなかった。

翌朝置いておいたソーセージを見に行くと、まだそこにあった。




炎天下の草刈り

2019-08-01 16:42:28 | Weblog
炎天下で草刈りをすることになった。

刈る面積は100坪くらいか。

たいして広くはないし平らだしヘビは居なさそうだ。

ましてやマムシなど毒ヘビは居ない。

またヤマビルも居ないしスズメバチも居ないだろう。

考慮すべきは炎天下ということと住宅地であるということくらいだ。

住宅地内なので早朝から始めるわけにはいかない。

平日なので皆さんが出勤してからということになる。

9時46分にお茶を飲むことから始めた。

長袖を着て首にタオルを巻き帽子をかぶってズボンの裾を地下足袋に入れただけで汗が出てきた。

炎天下にくり出す。

向こうの端まで刈り進み、ターンしてこちら側まで戻ってきたら、もう休憩だ。

30分毎に休もうと決めていたが妻が早めに休憩を決めた。

刈り払い機を体から外し手袋を脱ぎ日陰に座って冷えたお茶を飲む。

たった23分前に飲んだ水分は、もう体外に排出され新たな水分がもう新鮮に感じられた。

約10分休んでもう一度刈り始める。

地面に石やレンガが多く転がっているし花壇と思われる中に植えた花と草の境が見分けにくいので手間取ってしまう。

向こうの端に近づくと海からの風が吹いて気持ち良い。

クマゼミが私の脚に留まった。

そっと外して木に付けてやった。

するとまた飛び上がり私のところにやってきた。

自分は獣臭がするとは思っていたが樹木臭までするとは。

そうこうしているうちに次の休憩だ。

今度はまだ15分しか経過していない。

妻も細かな部分をハサミで刈っているので都合があるのだろう。

アイスクリームが出てきた。

冷たくて美味しい。

体を冷やし水分やら糖分を補給してくれる。

最後の草刈りは28分間だった。

その後剪定バサミに持ち替えてアジサイやモミジを整えて終了した。

ビショ濡れになった洋服を冷房の効いた部屋で全て着替えて無事任務を完了した。