家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

「クラフトフェアまつもと」に行って来た

2012-05-29 14:26:07 | Weblog
松本市に到着した後ホテル花月に車を預けて会場である「あがたの森」に向かった。

狭い道なのに自転車が突っ込んでくる。

広い道の横断歩道で立っていても車は止まってくれない。

また逆走してきたおばあちゃんに対して普通に自転車で走ってきたオヤジが何か怒鳴ったと同時に、その自転車を蹴り飛ばしたのを目撃した。

そんな話を友人である静岡文化芸術大学の山本教授夫婦とした。

彼から興味深い話を聞いた。

ここでは右折車輌優先という暗黙のルールがあるようですよと。

なるほど少し市内を走ってみただけで、その話を裏付ける市民の行動があった。

私が右折しようとしていたら左側から走ってきた人が止まってくれた。

何のことか分からない私は、その人が通り過ぎるのを待った。

すると頭を下げて走り去っていったのだ。

その後右折優先の姿は至るところで確認できた。

さてクラフトの方はというと。

今回は山本教授の紹介もあって、このフェアを今までとは違う角度で見ることが出来た。

自らも出品し主催者側としても活躍している伊藤氏(http://jiyuseki.com/)の話を聞くことができた。

技とセンスそして売れるかどうか。

それらが時代と共に流れているらしい。

また出品されていた山本教授の後輩である「きたのまりこ(http://kitanomariko.com/)」さん夫婦とも話が出来て嬉しかった。

銀製ドングリのピンを購入し帰宅してから空けてみて驚いた。

桐の箱にもドングリの絵が描かれているし箱の中の布にもドングリが描かれていた。

またその布も開いてみれば袋状になっている。

とにかく凝っている。

麻布大学のGOTOU(強盗ではない)教授夫妻と出会えたことも嬉しかったし静岡文化芸術大学の学生達と一緒に飲んだり町を散歩できたことも楽しかった。

源智の井戸で汲んだ生水を飲んでみた。

馬肉も食したしイナゴや蜂の子の佃煮も食した。

明日への活力となったのは、やはり人脈かな。

男手

2012-05-20 09:18:25 | Weblog
帰宅すると「変更。今日は飲まない日だけど飲みます」と妻が言う。

「了解!」即答した。

妻の通う藍染め教室から連絡が入り「コウナゴが入る」ということで妻の友人が取りに行ってきてくれたのだ。

まだ港に付く前の舟の中から連絡が来るのだから「新鮮」といったらこの上ない。

そのコウナゴ料理が出てきて缶ビールのフタを「パシュッ」と言わせたいと思っていると。

「ちょっとおすそ分けに行って来るね」と妻が出て行った。

近所の1人暮らしをしている老人宅に行ったのだ。

週に3回のゴミ捨てと回覧板回しは定期的に行い、たまに老人の好きそうな料理が出来ると届けに行っている。

なかなか戻ってこない妻を夕刊を読み直しては待った。

玄関の開く音がして「いよいよパシュだ」と思うと。

「ちょっと見に来て。お湯が出なくなっちゃったらしいの」と言う。

「ええ?オレで分かるのかなぁ」と不安を持ちながらついていった。

老人宅の裏に回ってボイラーを見た。

灯油式の物だった。

隣に置かれた灯油タンクのメーターは満タンになっている。

室内のリモコンに電源を入れて水道をひねっても、お湯は確かに出てこない。

リモコンには「エラー発生」と表示される。

古い機種のため説明書はないと言う。

もう一度タンクに本当に灯油が入っているか、そしてボイラー本体に遮断スイッチのようなものが作動していないか確認した。

老人に聞けば灯油を使い切ってしまってから注ぎ足したという。

じゃあ灯油が流れるパイプの中に空気が入り、それでボイラーが着かないのだと仮の結論を出した。

ボイラーがちゃんと点火するまで何度も同じことを繰り返してみようと思った。

2度目の試行ですぐにお湯が出た。

「良かったね。じゃあね」と言ってパシュの席に急ぐ私。

妻は、もう少し世話をして戻ってきた。

「どこかに電話で連絡したらしいんだけど断られたらしいの。だから嬉しくて涙目になっていたよ」と教えてくれた。

道具もお金もかからずに直る嬉しさ。

先日も雨戸が動かなくなって出動した私。

発想と力の差で簡単に解決する便利な男手。



薪割り3代

2012-05-09 07:50:42 | Weblog
春野に行って驚いた。

Y爺さんの管理するカシの木が倒れていた。

Y爺さんが午前中に庭の手入れをして昼食に自宅に戻っていた間に倒れたという。

ちょうどY爺さんが手入れをしていた当たりに落下したらしい。

Y爺さん親子が通路をふさぎ中途半端に倒れている木をチェーンソーで切って片付けた。

私は急に忙しくなった。

このカシの木を薪にするのだ。

まずは枝の部分をY爺さんの軽トラを借りて運び込んだ。

それを適度な長さに切りそろえ太い物は薪割りで割って薪用棚に並べる。

それが済むと次の段階に進む。

太い枝を現場で玉切りし、その場で薪割りで叩き割る。

ちょうど長男が帰省していたので日ごろの運動不足を解消させる意味もあって手伝ってもらった。

私は杉から始まってカシの木の薪割りは二度目だ。

初めての長男は力の入れ具合と振り下ろす位置に戸惑っていた。

涼しい場所で作業したが大汗をかいていた。

なんとか太い枝の玉切りまで終えてしまったが、まだ直径60センチもある幹は手付かずのままだ。

私の小さなチェーンソーでは玉切りも出来ない。

幸い長いバーのチェーンソーは借りられるようになったので前には進みそうだ。

だが薪割りは困ったものだ。

Y爺さんの息子さんが薪割り機を持っていると聞いて借用を申し込んだが業務用の大きな物で200ボルトが必要なため使えない。

Y爺さんは「薪割りでやりゃいいじゃん」とこともなげに言う。

上京した長男からメールが届いた。

全身筋肉痛で悶え、生きていることの実感をしているそうだ。

長男は100Kg前後。

私は60Kg前後。

Y爺さんは推定50Kg前後。

筋肉量と若さでは、とうてい測りきれない筋肉痛と仕事量。

私は、この先の薪割りの毎日を考えるとゾッとする。


道路のワナ

2012-05-03 09:36:11 | Weblog
もう5年間も同じ道を通っていると警察による速度超過の取締り(通称ネズミ捕り)が行われる場所が分かっている。

それは民家の多いところでの40Km/h制限から50Km/hになり曲がりくねっていた道路も直線が増え始める。

気分的に速度超過してみたくなる箇所である。

毎回そこを通過するときにはスピードメーターの50Km/h確認する。

私の前は、いちばん前に大きなトラックで、その後は3~4台の乗用車だった。

例の取り締まり箇所にさしかかろうとするとトラックがウインカーを出して左側に止まった。

「ええ?こんなところで止まるの?」と思うが抜かなければ進まないから前の車から順次トラックを追い越す形となった。

イエローラインだから本来は追い越し禁止区域なのだ。

追い越して元に戻ろうとすると今度は後の車が私の右横にはみ出しているのを右側バックミラーで確認した。

「もっとスピードを上げろ」と言わんばかりのプレッシャーだ。

しばらく無視していたがズーッと続けるので思い切り左に車を寄せて
「追い越せよ」という意思表示をした。

しばらくして後の車は私の後に大人しく戻った。

すると今日は警察による速度超過の取締りが行われていた。

スピードガンの横にいた警察官を見たら私と目が合った。

後を見ると例のトラックがちゃんと付いてきているではないか。

「なんで、あそこで追い越させたのだ?」

ひょっとしたらトラックを追い越させた勢いでスピードを超過し警察に捕まることを期待していたのかな?と勘ぐらざるを得なかった。

また私の直後の車も、あれ以来私から車何台分もの距離をとり近寄らない。

「さては、こいつも後ろめたい気持ちが有るな?」と考えた。

私は以前この場所で他県のアウディー氏が私を追い越してゴヨウになったのを見ている。

それからは私はセンターラインいっぱい右側を走り後続車両が追い越したくならないように気を使って走るようにしている。

だが今日の2台は、その逆だ。

官製のワナには慣れているが速度超過させようとするヤカラのワナは経験があるにはあるが滅多にない。

しかも今回は二重のワナだった。

他人の不幸を喜ぶようなヤカラにシアワセは訪れないと信じて豊かな気持ちで腹を立てたのだった。

入居とオメデタ

2012-05-02 14:31:38 | Weblog
私が作ったワンルームに募集を掛けたのが去年の3月3日だった。

ヤマガラ限定ではないが当時ヤマガラが毎日来ていたので当然入居はヤマガラだと思っていた。

最近何とシジュウカラが入居して、すでにヒナも誕生していたことに気がついた。

以前シジュウカラが苔を巣に持ち込むところを見かけた。

だがそれっきり見ていなかった。

エサ場にはヤマガラもシジュウカラも来ていた。

このところ相変わらずヤマガラも現われるがシジュウカラに気を使っているように見える
ようになった。

というのは同じエサ場にヒマワリの種を置いているのだが明らかにエサの取り方が変わった。

3箇所のエサ場の内1箇所には近寄らなくなったのだ。

以前はシジュウカラが近づくとヤマガラが追い払っている姿がよく見られた。

だが今はお互いに共存しているようでヤマガラの独り占めはなくなった。

1箇所のエサ場に近いところにシジュウカラの巣がありヤマガラが近づくとシジュウカラに追い払われる。

場所限定で立場が逆転している。

立場が逆転するほどシジュウカラが強くなったのは巣を作りヒナが生まれたからだろうと想像していた。

部屋の中で着替えをしていたらアオムシをくわえて来たシジュウカラを見つけた。

着替えを途中でやめて観察していた。

あたりを警戒したあと巣の前にとまり中のヒナにエサを与えてから飛び去っていった。

再び飛来するのを待ってドキドキしながら写真を撮った。

「やっぱり巣にしたのだ。ヒナまで生まれてる」

私が巣の下を通るとチーチーと鳴くヒナの、か弱い声が聞こえる。

ワンルームのオーナーとして、そしてヒナのおじいちゃんにでもなったかのように嬉しくなる。

ヒナの旅立ちまではジイサンとしてヘビやカラスにやられないように気をつけたいと思っている。

だがカラスも道路下の杉の木に巣を作ったらしく活発に動き回っている。

ヘビも頻繁に見るようになってきた。

シジュウカラだけを応援するのは自然の法則に反するのだろうか。