家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

無理やり菌打ち

2017-01-30 09:48:01 | Weblog
シイタケの菌打ちは忘れた頃やっていた。

ホダ木が何年か持つからだ。

つまり何年か経過するとホダ木は新しくする。

その時にしか菌打ちしない。

去年がその年で1000個以上菌打ちした。

だから今年はやらないつもりだったがホダ木を売ることを優先して切ったコナラだったが、やはり売れない物も残る。

少しでも細いコナラは引き取ってくれないし太くても傷があったりすると同様だ。

それらに菌打ちしたわけだ。

菌は500個購入しておいた。

太い物から打ち込み、それが終了したら細い物に菌打ちする。

まずはドリルに専用のビットを取り付けて穴あけし、そこに菌の塗りこんであるコマを差し込み木槌でコンコンと叩き込む。

次に丸太の向きを変えて穴あけ打ち込みをする。

太い物は、かなり重くて向きを変えるだけでも大変だった。

丸太を運んだ時のような疲れはないが、その場に居て、屈んで作業する疲れがあった。

細いものは妻が参戦してくれた。

私が穴あけしたホダ木に妻が菌打ちする。

これでも効率がかなり上がったが、その後も高効率は目を見張るほどだ。

丸太の下に入り込んでしまったネットを引き出すような場合丸太を持ち上げている時に、もうひとりがネットを引っ張る。

これをひとりでやるとなると、かなり大変だ。

時間が短縮され、何より疲れが激減した。

500個の菌を打ち終えるのは大変だった。

かなり細いものにも打ち込んだし太い物に更に穴あけして打ち込んだりした。

全ての菌を打ち終えてホダ木は伏せ込みという状態に移る。

菌がホダ木の中にまんべんなく活着し増殖していくように静かに寝ていただく。

作業が全部終わって道具の片付けも二人だと早い。

1プラス1が2ではなく3にも4にもなることを実感する。






腐葉土作り

2017-01-26 08:38:46 | Weblog
枯葉は余るほどある。

今まで集めて近所に配り畑で使用してもらうか捨てていた。

これからは違う。

枯葉を集めて腐葉土を作るのだ。

コンポストは4つほど使っているが枯葉は毎年大量に出るから、それでは無理だ。

その場所を決めるのに時間はかからなかった。

宅地の延長上にあり農業用2輪車の入る場所で放っておいても邪魔にならない所。

1箇所しかない。

元々あった石垣を利用して片側は波板で仕切る。

思ったように作ってみたら枯葉を入れるのに難しいから仕切りの向きを変えた。

上からブルーシートをかけて雨を防ぐ。

強風で飛ばされないように石垣にストッパーをネジ込み、それに固定した。

また枯葉の下には、たぶん虫の類が卵を産んだりしにくるはずだ。

それをまた食いに来る動物もいるだろう。

それらの動物を入らせないために鉄のメッシュを置いた。

もちろん取り外し可能で倒れないようにしてある。

いよいよ枯葉を集めて入れてみる。

みるみるイッパイになる。

しばらくそのままにしておいた。

別のことで忙しかったのだ。

米ぬかを混ぜると発酵しやすいと知って米ぬかを購入してきた。

50円だった。

どの程度撒くかわからなかったが50円分しか売っていなかった。

枯葉に米ぬかを撒き撹拌して水をかける。

ところが蛇口をひねっても水が出ない。

途中凍っているのか。

じゃあバケツでかけるか。

やってみたがバケツじゃあラチがあかない。

ホースは20メートルで3本繋いである。

そのジョイント部分を外していく。

全てOKだ。

ということは最後のホースがおかしい。

たどっていくと捻っている箇所が二つ。

それらを真っ直ぐに治すと「出たぁ」。

冬場の水遊びは楽しくない。

これで放っておくと腐葉土が出来上がる。

いらない物を溜めておくだけで必要なものになる。

美味しい話。

ちょっとだけ疲れて冷たいのは丁度いい疲労だ。







コナラを売った

2017-01-19 08:31:21 | Weblog
ずいぶん時間がかかったがシイタケのホダ木としてコナラを売った。

11月の末に切り倒し12月の中旬以降に玉切りした。

買い取ってくれる椎茸屋の社長が見に来て「素性の良いコナラだね」とお墨付きをくれた。

だが買取の単価は厳しい。

初めての取引なのだから仕方の無いところであろう。

Y爺さんも、いずれは自分のコナラを売るのであろうから私を手伝うことは無駄ではないはずだ。

椎茸屋はコナラの入荷が集中するらしく来年の中旬にして欲しいということで、この時期になった。

玉切りは結局一人でこなした。

Y爺さんは半日仕事だというが私は何日もかかった。

倒木されたコナラは太い部分は売り物だが細い枝部分は薪にするしかない。

それがかなりの量ある。

友達に来てもらって少し持って行ってもらった。

だから去年の大晦日は春野で作業していた。

持ち込む日の少し前に売る分のコナラを全部敷地内に下ろした。

100本くらいあるようだ。

ある程度の太さのものは肩に担いで階段を降りていく。

軽いものだったら両肩に乗せるし、もっと軽いものは複数肩に乗せて行く。

複数の場合は首を傾けてコナラを留めるのでコナラのザラザラとした肌が首に刺さるような感覚があった。

肩峰という肩にある骨の突起が筋肉に乗せたはずのコナラが、どうしても当たっていたらしく触ると飛び上がるほど痛くなっていた。

また何事も腰が中心であるから腰が折れそうな感覚がした。

さていよいよ運び込む当日。

Y爺さんと約束した時刻前に到着し準備していたところに軽トラで現れた。

積み方からロープで縛るところまでY爺さん指導で行われた。

椎茸屋さんに到着すると社長と工場長が待っていてくれた。

下ろすのは簡単だった。

これでコナラの件が終わると思うと嬉しかった。

ハンドウインチは購入したし現代版背負子も購入した。

チェーンソーにはお金はかからなかったので何とか赤字にはならなかった。

来年からは、もう少し手取りが増えるはずだ。




曼珠沙華のバイタリティー

2017-01-12 08:33:30 | Weblog
直径50センチはあろうかというコンポストのフタを開けて驚いた。

植物の茎らしき物体が水中で流れている水草のようにひしめき合っていた。

それらが生き生きしているから、怪物なわけないけどちょっと気持ち悪い。

思いだしたことがある。

このコンポストには捨てた物があったのだ。

曼珠沙華だ。

ラッキョを植えた時に同じような球根である曼珠沙華が混入してはいけないので抜いてコンポストに捨てたのだ。

でもそれはずいぶん前のことだ。

以前別の場所で曼珠沙華を抜いて放っておいたら、いつまでも枯れなかったからだ。

土から掘り出して炎天下に置いておいても枯れない。

そしてコンポストに放り込み水も太陽も当たらないのに生き延びている。

この物体は葉なのだろう。

地上で普通に生えている曼珠沙華の葉の長さがせいぜい30センチ程度だと思うが、これらはその何倍も長い。

束で掴み、引っ張り上げてみた。

その根元には、やはり球根があった。

紛れもなく私の捨てた曼珠沙華だ。

放っておいてもダメ、コンポストに入れてもダメ。

じゃあどうする?

はたと思いだした。

また別の場所で曼珠沙華を抜き球根を潰しておいたのだ。

見に行ってまたまた驚いた。

皆生き生きとしている。

2ヶ月ほど前に球根を石で叩いて潰し炎天下に放置したが枯れていない。

球根を潰すとき、これは毒だと聞いているので汁に触らないように注意した。

でもちゃんと潰したのだ。

なんという生命力なのだろう。

曼珠沙華の球根を枯らす方法をネットで探していたら、当たり前だが曼珠沙華を植える方法が出てくるし、さらに「死なないようにヒガンバナを食べてみた」という結果報告も出ている。

飢饉の時に食したという歴史も知っているには知っているが人間も、結構な生命力だなぁと思う。






64歳の誕生日を迎えて

2017-01-09 10:09:01 | Weblog
64歳の誕生日を迎えた。

現在健康そのものとはいえ昨年末は眼科と耳鼻咽喉科を受診した。

少しだけ日常生活に支障があったからだ。

しかし受診後は「全て年齢相応」というお墨付きをもらった。

また寒い間中胃腸科に通った。

これもオリゴ糖をコーヒーに混ぜて摂取することで今のところ問題なしだ。

去年は驚く程多くの友人知人を失くした。

もう病死であろうと事故死であろうと「そうだよな」と納得する年齢に達したということを痛感した。

結婚後41年目に入った。

妻とゆったり過ごす心地よさは良い相手を選んだだけでなくお互いが良い方向に進めた結果だと思う。

日常生活の中で少し私の担当が少ないことを実感している。

去年から灯油ストーブの灯油の入れ替えは私が担当することに決めた。

まあまあ満足できたと思う。

ストーブの前に敷いた座布団の上でデレーっと長く寝そべるマロ君を見ると「よかった」と自己満足する。

マロ君は今年19歳。

もう一緒に過ごす時間が息子よりも多くなる。

眠る時間が極端に増えた。

二人と一匹の生活のぬくもりが気に入っている。

ただ二人と一匹に何が起きても不思議はないことも承知している。