毎朝体重測定が終わってからラジオ体操が終わるまで、両手首と両足首に「おもり」を付ける。
片手に212gを足首に506gを付ける。
長男が中学生か高校生の時に使っていたものだ。
その格好で新聞を取りに行ったり食事の支度の補助をしたりする。
食事の最中には手首の「おもり」を外すがラジオ体操が始まれば、もう一度付ける。
最近妻の教え子の内バレエも習っている子に教わり腹筋のトレーニングもラジオ体操の後に行う。
両腕を左右に開き十字架の姿勢になって腕は広げたまま腰だけを左右に揺らす。
これを30秒も続けると腹筋はパンパンになる。
さらに両肩が痛くなる。
いったいどんだけ自分の腕が重いのかと思い知る。
自分全体の重さが、どれほど自分を疲れさせているのか、と「おもり」を外した時たった1436gのみ解放されたことで実感する。
先日徒歩で30分ほど離れた店にワインを買いに行った。
3L入った箱詰めのワインでバルブを開ければ「ジョー」とコップに注げる。
空気が混入しないので飲み切る必要がなく重宝している。
レジの後リュックサックに詰め込み帰路につく。
いつも遅い歩きの私だが、たかが3Kg背中に在るだけで、さらに遅くなった。
まだ自宅まで15分ほどの場所で両手に荷物を持ったおばあちゃんに抜かれた時には少し動揺した。
同年齢の男性との比較:平均未満
こう評してくれたのは最近腕に付けているスマートウォッチだ。
平均だなんて無意味な言葉に動揺するわけがない私だが、あきらかに私よりかなり年上であろう老女に追い越された時には「努力が足りないかな」と考えてしまう。