家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

枯葉集め

2017-10-31 09:19:50 | Weblog
今年から枯葉を集めて腐葉土を作ることにした。

ブロアーで取りやすい場所に集めて、そこから腐葉土を作る場所まで運んでいく。

ブロアーは数年前から使っていたが吹き飛ばす機能だけではなく、その逆の機能もある。

つまり排気利用の吹き飛ばしに対して吸い込む力を利用して枯葉を集めるのだ。

購入してから何年も経っているが、やっと試してみた。

「ボソッボソッ」という音とともに布製の袋に枯葉が集まる。

これは便利だなと感じた瞬間ブロアーの音が変わり吸い込まなくなってしまった。

取り付けも取り外しも厄介なアタッチメントを外すと、やはり枯葉が詰まっていた。

太めの針金で枯葉を引っ張り出すと再びエンジンは良い音で回り始める。

だが再び詰まる。

何度か繰り返すと、せっかく軽快に集めても枯葉取り出し作業に時間を食ってしまい、却ってこれならホウキでミに集めたほうが早いと気づく。

この詰まりに関しては、いくつかの要因があると感じた。

まず集める袋が布で作られていることに問題がある。

吹き出す空気の抜けが悪く、枯葉が中で停滞してしまうのだ。

帰宅後100円ショップに出かけて洗濯用のメッシュの袋を購入してきた。

純正の袋が45cm×75cmなのに対して60cm×60cmだ。

少し小さいと思ったが、これが最大の物であった。

翌日試した。

空気の抜けは抜群で回転数を上げても袋が膨らむことはない。

だが相変わらず枯葉は詰まる。

だがメッシュなので針金を突っ込むには取り外す必要は無くメッシュの目の間から自在に入り操作できる。

袋のジッパーを外して枯葉を取り出す行為は純正と同じだ。

思い切って枯葉の詰まるパイプの部分にあるプラスチックを切り取ることにした。

これは多分吹き出しを利用するときの空気の整流に使うものだから吸い込みには問題なかろう。

小さなノコギリで切り取りヤスリで面を整えた。

その結果は「バンザーイ」であった。

これで今までは何かが潜んでいそうな場所の枯葉も取り出せる。

大きな柿の枯葉も難なく吸い込むから、その他の枯葉は楽々だ。

妻に「もうホウキで掃かなくてもよさそう」とメールした。




冬になりかけ

2017-10-06 17:02:36 | Weblog
老猫19歳のマロ君のために部屋の冷房を24時間かけっぱなしにしていたのが、つい先日だった気がする。

冷房のおかげで食欲を取り戻し、更にカロリー2倍という猫用フードのおかげで夏痩せすることもなく元気に過ごした。

時おり気がふれたように部屋中を全力疾走するのを見るのは本当に嬉しい。

驚いたことに押入れの上にある天袋にジャンプした。

以前は垂直跳びのように、その場で飛び上がったものだが今回は助走をつけてジャンプした。

ところが、もう天袋には飛び上がらないだろうと思って天袋の扉を閉めておいた。

だが、さすがに猫である。

サッと向きを変えて何事もなかったかのようにストっと床に降りた。

「今日は寒くなりそうだからストーブと灯油の準備を頼むね」と妻が言ったのは正解だ。

午前中にストーブを出し灯油を購入しておいた。

今日は陽が出ないので屋上に行く階段を登っても温度は変わらない。

暑くてぐったりしていた老猫のマロ君が今日は「寒い寒い」と言いに来る。

早速ストーブを着けた。

ご長寿なマロ君はストーブを忘れていたが、暖かさを感じて、すぐに思い出してストーブの前に敷いた座布団に寝転がった。

行動的なマロ君を見るのも好きだが、のんびりくつろぐ姿を見るのも好きだ。

春野も薪ストーブの煙突掃除をした。

屋根に上って煙突の上から下にブラシを上下させてススを落とす。

ここで別の作業が必要になった。

屋根にかけたはしごの位置にモミジが伸びていて上がれない。

まずはモミジを切り捨てた。

煙突掃除を終えても別のモミジが煙突に掛かろうとしているので、それも切り捨てた。

次から次へと本来の仕事以外がうまれてくる。

終了してみるとススは拳2個分程度取れた。

これで安心して火が燃せる。

揺らめく炎と木材の燃える音、漏れ出す煙と香ばしさ。

この室内でコーヒーを味わいながら本を読み尚且つ綺麗な音楽を掛けておけば、もうこの上ない幸せ感が訪れる。

その季節が始まった。