新しい名刺を作成した。
無職になってから名刺は不必要だと思い持っていなかった。
しかし1昨年の12月に友人から、ある有名人であり偉人を紹介してもらった。
彼はカロッツェリアを経営する人物だ。
名刺交換になった。
私は名刺をいただいたが彼には私を覚えていて欲しかったにもかかわらず私からは渡すものがなくて困った。
無職でも名刺は必要なのだと実感した。
自分で無料の名刺作成ソフトをダウンロードして使い、少数しか作らず、何度でも作り替えようということにした。
「名刺に職業が無くてもいいじゃないかな」ということで
肩書きを 家訓は「遊」 として食堂で撮った私の写真も入れて作ってみた。
今いちピンとこないまま使っていた。
いざ渡してみると職業が書かれてないので相手から「で、何をされているのですか?」という結局は職業を聞かれる質問が出てしまい、この肩書きではだめだと思った。
次に肩書きを 愛妻家 として作ってみた。
これには妻が反対した。妻と一緒に居るときに愛妻家という名刺を渡されると恥ずかしくて仕方がないというのだ。
しかしこの 愛妻家 という肩書きは効果絶大であった。
「おお、こう書きますか」とか「ええ、こんなこと書くの、恥ずかしくもなく」などと一発で私を覚えてくれた。これは受け取った相手方が愛妻家であるかどうかという自問に矛先が向くため職業を聞かれることもなく話が進む。
今回作ったのは私の所有する車に乗っているところの写真を使おうと思っている。
めずらしいオープンカーなので話はそちらに向くと思われるが、金持ち風に見られたり、ただの自慢と勘違いされたら嫌なので、ひょっとしたら短命に終わるかもしれない。