針葉樹林の中に広葉樹を見つけると嬉しくなる。
ただまっすぐに聳え立つ杉や檜の只中にあって孤立しているどころか堂々としているようにさえ見える。
かつて杉や檜が高値だったころは何度か切られてしまいそうになったに違いない。
幹に耳を当てて樹の鼓動を聞いてみたくなる。
樹上ハウスを造って、そこに寝転んだら、さぞかし気持ち良いだろうなと想像をしてみる。
この樹は誰にも誉められることなく、ただ一途に生き延びてきたんだろうなと思う。
「それでいいんだよな。俺が今誉めるよ」と独り言を言って幹を撫でた。
ただまっすぐに聳え立つ杉や檜の只中にあって孤立しているどころか堂々としているようにさえ見える。
かつて杉や檜が高値だったころは何度か切られてしまいそうになったに違いない。
幹に耳を当てて樹の鼓動を聞いてみたくなる。
樹上ハウスを造って、そこに寝転んだら、さぞかし気持ち良いだろうなと想像をしてみる。
この樹は誰にも誉められることなく、ただ一途に生き延びてきたんだろうなと思う。
「それでいいんだよな。俺が今誉めるよ」と独り言を言って幹を撫でた。