SRXで山の中を走っていた時突然ガス欠症状でエンジンが止まってしまった。
ケータイを見ると 「圏外」。
突き放された気分になり良くないことは同時に起こるものだと感じた。
何とかケータイの通じる所まで行かなくてはと思った。
タンク内を確認するとガソリンは充分に入っている。
どうしたのだろうと思いながらセルモーターを回してみると少しの間があり、ちゃんとかかった。
「良かった。でも何だったのだろう」と思いながら走り始めた。
しばらく走行すると再びエンジンストール。
急坂を下っていたので冷や汗が出た。
安全な所にオートバイを止めタンクキャップにキーを差込み開ける。
そしてエンジンをかける。
セルモーターの乾いた音が少し疲れてきた頃に「ドドーン」とかかる。
かかってしまえば回転はスムーズに上がる。
たぶんガソリンタンクキャップのエアー取り入れ口が詰まっているのだろうと推測した。
しばらく走って再びストール。そしてエンジン始動。
その繰り返しで自宅まで辿り着いた。
タンクキャップを開き見えている部分をきれいにした。
けっこう汚れているものだ。
続いてコンプレッサーからの圧力のあるエアーを吹いた。
それらしいところ全てにエアーを吹きつけた。
試運転してみた。
15分走ってみても異常なしということで直ったとみなした。
針の穴ほどのちっちゃなものでも全体に及ぼす影響は大であると痛感した。