今年の初めからシイタケ場フェンスの拡張は決めてあった。
いろいろあって最近になって、やっと形になった。
取り外したワイヤーメッシュは、そのまま上にずらして利用し、足りなくなる分を10枚カインズホームで購入して運び込んだ。
縦方向に伸びて足りなくなったワイヤーメッシュを継ぎ足し、角を力づくで曲げて次に繋ぐ。
一周ワイヤーメッシュで囲うことができて終了だ。
「まぁ簡単なこと」言葉の上ではね。
実際には繋いだワイヤーメッシュを外した時にケガをしたし血が死ぬなんてことは当たり前に起きた。
坂からずり落ちることも複数回。
スパイクの付いた地下足袋で作業していても滑り落ちる。
動物のフンに囲まれての世界で行っているわけだから音は常に気になるし気配を感じながらの作業だ。
何度か通る道は獣道のように私道ができる。
在ったはずのフンが無いのは私が地下足袋で踏み固めて土に返ったからだろう。
ワイヤーメッシュをまとめて8枚上に持ち上げる時も滑車とロープで行った。
1枚1枚手で抱えて遠い登り口を登るなんて効率が悪すぎる。
だが所詮効率の悪いことをやっているのだ。
あきらめて効率の悪さは体中についた脂肪を落とすためだと割り切る。
疲労困憊して帰宅して、そのまま寝たいという状態に3回くらいなった。
風呂とビールと睡眠が翌朝普通に活動できる元であると確信する。
これをやってもシカをある程度防げるだけでサルは打つ手なしだしハクビシンやウサギは、ネットのすき間からすんなり入れる。
ジムで安全に汗を流すのではなく実際に役に立つ作業をして汗をかくのが気持ちいい。