家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

花粉を付けて戻る

2015-06-26 07:27:17 | Weblog
我が家の日本ミツバチの現況は。

5月18日にお知らせしたようにゴッソリやってきてサァーと去っていった方は今も空っぽ。

少しだけ出入りしていた箱は定着したようだ。

少しずつ出入りの数が多くなってきた。

そして最近では戻ってくるミツバチの足に黄色い花粉の付いていることを確認した。

この花粉はミツバチの幼虫のエサになると聞いた。

この花粉をミツバチの巣の中の、あの六角形のひとつに入れて、そこに卵を産み落とし、その後そこにフタをする。

生まれ出た幼虫は、この花粉を喰って大きくなるという。

その後サナギを経てイッパシのミツバチとなって巣から出ると、そこに穴が開く。

それがハチミツを蓄える穴となるのだと教わった。

私がカメラを近づけて写真を撮ろうすると耳元で

「ムゥーン」という音を立てて「去れ」と言いに来る。

汗っぽい私の首元に軽く当たっていく奴もいる。

だが刺したりしない。

動画で撮ると花粉をつけたミツバチがはっきり写っているのだが写真となると難しい。

連写モードで挑んだが、はっきり映らなかった。

辛うじて入口の隅から入ろうとしているミツバチの足に黄色の花粉が見えている。

刺さないと分かっていてもなんだか落ち着かなくて急いでしまう。

「しつこく見ていたら、どこかに消えちゃった」という話も聞いているものだから。

箱の入口にしがみつき羽を高回転で動かし中に空気を送り込む役も見つけた。

陽は当たっていないが本日は30℃を超えたから中は暑いのだろう。

たぶん彼らは普通に役割を担当しているだけなのだろうが、とてつもなく健気に見える。

愛おしい。