家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

薪の整頓

2020-10-31 10:12:00 | Weblog
薪の棚が崩れた。
7月の長雨の時にネコが、この薪の上で寛いでいるのを見た。
雨は防げるしカシ材の薪に寝転ぶのは気持ちがいいのだろう。
だが、そこに乗っかるために薪を少し落とすことがある。
ただし棚を崩すほどの量を落とすことはない。
だってそうなると自分のバランスが崩れる。
多分山の上から強い風が吹き下ろしたのだろう。
バラバラと下に散らばって落ちている。
また棚の裏側にも少し落ちている。
これは猫の仕業かもしれない。
この落ちている数の薪を拾い上げることは簡単だ。
問題は倒れ掛かった全体を戻すことだ。
でないと、薪は重さだけで再び崩れる。
薪の前面に当たるほどの大きさのベニヤを当てて押し戻す、と考えた。
だが、それだと重すぎてにっちもさっちもいかない。
思いっきり力を加えると、今度は裏側にバラバラと落ちかねない。
次に私が思いついたのは小槌で叩き戻すことだ。
大き目の小槌を持ち出して叩いてみると、ちょうどいいくらい奥に入り込む。
「これだ」
上側を崩さないように中ほど、そして下側を打つ。
徐々に形が整ってきた。
全体が傾いている時には気づかなかったが下側が正常な傾きになってくると上側がかなり出っ張っているのだと分かる。
最上部を少し並べ替えてさらに続ける。
たった15分で、ほぼ元通りに直した。

煙突掃除

2020-10-29 09:47:50 | Weblog
時期的に冬の準備をする必要がある。
煙突掃除をすることにした。
薪ストーブとカマドの両方だ。
まずは薪ストーブから。
薪ストーブから室内を直立する煙突は外して外で作業する。
室内から外に向かって出ている部分は室内からブラシを使ってガリガリとススをこすり落としエアーを吹き付けて外に待ち受けるゴミ袋の中に落とし込む。
外の煙突も90度上に曲がって屋根の上に上がっていく。
その部分はブラシの柄をゴミ袋の脇から入れて、その袋を外れないように手で押さえたままにして上に向かってガリガリ。
パラパラと黒いススが落ちてきてゴミ袋に溜まっていく。
コンプレッサーを部屋に近いところまで持ってきたり脚立を室内に入れたり外に出したりするが、それも込めて35分で終了した。
続いてカマドの煙突だ。
これは最も簡単だ。
屋根に上って煙突の先端を外してブラシを差し込んでガリガリ。
終わったと思って下に降りてカマドの所に行く。
ススはほとんど無かったがカマド自体にススがへばり付いている。
それらを柔らかい小さなホウキで履き落とす。
カマドの炊き口は二つあるので同じようにやる。
先日妻の染色に使った時の灰が残っている。
煙の通り道からハチの巣であろう物体が出てきた。
火の通った部分は黒焦げとなり火にさらされなかった部分は土色のままだ。
中のハチがどうなったのかは分からない。
火葬されなければいいなと思う。
作業が終わると手袋は使い物にならなくなっているし雑巾も同じだ。
それらを先ほどのゴミ袋に詰めて終了した。
帰宅したら妻に「煙突掃除したって顔しているよ」と言われた。
鏡を見る習慣がないので鼻の周りにススをつけて帰ってきたのだ。
怪しいジジイという風体だが帰路は誰にも会っていないから大丈夫。

ジュズダマ

2020-10-19 14:12:27 | Weblog
妻は子供にピアノを教えているが、どうしても集中力が続かない。
そこで妻は子供に「お手玉」を渡して集中力を養う訓練をしている。
子供は面白がることでないと乗ってこない。
お手玉は、わりあい乗ってくるようだ。
袋を手作りし、中身を小豆で代用していた。
「けっこう高くつくのよ」と聞いて、それならジュズダマを採ってこようと考えた。
散歩によく出かける私はジュズダマを探すのも散歩の目的とするようになった。
9月末の段階で、まだ薄い緑色の段階だったから写真を撮って位置を確認しておいた。
ジュズ玉は緑色から黒色に変わると理解していた。
だが白色に変わる物が多い。
これは毎年そうなのか、それとも今年だけの傾向なのかは分からない。
何日か前に通りかかった田んぼの横に多くのジュズダマがあることは承知していた。
だが稲刈りと同時にジュズダマも刈られてしまっていた。
堤防に生えているジュズダマも河川の改修工事で刈られてしまったものもある。
「おっ、これは急がないと刈られてしまうかもしれないな」と考えた。
ちょうどおあつらえのジュズダマのかたまりを見つけた。
元は田んぼだったが今はもう耕作しなくなっている。
それどころか一部に土砂が入れられているから、埋め立てて何かの建物ができるようだ。
また、そこは奥までコンクリートが張られているから長靴に履き替えなくても歩いて行ける。
現場に着くと白色と緑色、また薄茶色そして黒色が目立つ。
白色は発育不全のように考えていたが、そうでもないようだ。
ナップサックから持ってきた手袋とハサミを出しジュズダマの枝ごと切り米袋の中に入れる。
帰宅し籠を置き、そこに新聞紙を広げてジュズダマを出してみた。
結構な量を採ったものだ。
ジュズダマを茎から外し別の籠に入れていく。
茎や葉っぱは、ゴミ入れに。
単純な作業が続き腰や首筋が痛くなった。
籠に入れたジュズダマを天日に当てて完了だ。
お手玉にしたら何十も作れそうだが、あとは妻に任せる。