薪の棚が崩れた。
7月の長雨の時にネコが、この薪の上で寛いでいるのを見た。
雨は防げるしカシ材の薪に寝転ぶのは気持ちがいいのだろう。
だが、そこに乗っかるために薪を少し落とすことがある。
ただし棚を崩すほどの量を落とすことはない。
だってそうなると自分のバランスが崩れる。
多分山の上から強い風が吹き下ろしたのだろう。
バラバラと下に散らばって落ちている。
また棚の裏側にも少し落ちている。
これは猫の仕業かもしれない。
この落ちている数の薪を拾い上げることは簡単だ。
問題は倒れ掛かった全体を戻すことだ。
でないと、薪は重さだけで再び崩れる。
薪の前面に当たるほどの大きさのベニヤを当てて押し戻す、と考えた。
だが、それだと重すぎてにっちもさっちもいかない。
思いっきり力を加えると、今度は裏側にバラバラと落ちかねない。
次に私が思いついたのは小槌で叩き戻すことだ。
大き目の小槌を持ち出して叩いてみると、ちょうどいいくらい奥に入り込む。
「これだ」
上側を崩さないように中ほど、そして下側を打つ。
徐々に形が整ってきた。
全体が傾いている時には気づかなかったが下側が正常な傾きになってくると上側がかなり出っ張っているのだと分かる。
最上部を少し並べ替えてさらに続ける。
たった15分で、ほぼ元通りに直した。
7月の長雨の時にネコが、この薪の上で寛いでいるのを見た。
雨は防げるしカシ材の薪に寝転ぶのは気持ちがいいのだろう。
だが、そこに乗っかるために薪を少し落とすことがある。
ただし棚を崩すほどの量を落とすことはない。
だってそうなると自分のバランスが崩れる。
多分山の上から強い風が吹き下ろしたのだろう。
バラバラと下に散らばって落ちている。
また棚の裏側にも少し落ちている。
これは猫の仕業かもしれない。
この落ちている数の薪を拾い上げることは簡単だ。
問題は倒れ掛かった全体を戻すことだ。
でないと、薪は重さだけで再び崩れる。
薪の前面に当たるほどの大きさのベニヤを当てて押し戻す、と考えた。
だが、それだと重すぎてにっちもさっちもいかない。
思いっきり力を加えると、今度は裏側にバラバラと落ちかねない。
次に私が思いついたのは小槌で叩き戻すことだ。
大き目の小槌を持ち出して叩いてみると、ちょうどいいくらい奥に入り込む。
「これだ」
上側を崩さないように中ほど、そして下側を打つ。
徐々に形が整ってきた。
全体が傾いている時には気づかなかったが下側が正常な傾きになってくると上側がかなり出っ張っているのだと分かる。
最上部を少し並べ替えてさらに続ける。
たった15分で、ほぼ元通りに直した。