家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

エアコン取り替え

2013-07-29 08:07:44 | Weblog
「何も38°Cもある日に壊れなくても」

妻が子供たちに教えているピアノ教室のエアコンが壊れた。

前日に「エアコンの風向きが調整できなくなった」と聞いた。

風向は一定でもいいということなので応急処置的にエアコンのダクトにゴムを挟んで固定させて、ついでにフィルターを掃除しておいた。

その日のうちに壊れた。

翌日電気店に駆け込んで注文した。

「工事は、いちばん早くてもこの日です」と言われて、それに従うしかなかった。

支払いを済ませて工事の日が来るのを待った。

幸い雨が降って気温が低かったり日程の移動をしたりでピアノ教室は混乱しなかった。

工事当日は工事人が来る前に室外機の周りをきれいにしたり部屋の中も脚立を持ち込めるように家具の移動をした。

工事人が来て「これとこれが追加工事になります」と当初の予算に追加料金の発生することが判明した。

さて工事が始まると思いきや「これ外したいですね」と室外機を取り巻くように設置してある木製の棚を外すことに。

私も手伝って意外と簡単に外れた。

私は隣の部屋で妻は2階で待機した。

「あのーすいません」と工事人。

外壁がレンガタイルなので工具を買いに行ってきますと言うや、お腹に巻いた工具ベルトを無造作に外して、その場に落としそのまま車で出かけた。

その間に壁に空いた穴を撮影した。

予定工事時間の2時間は優に超えて終了した。

工具を買いに行ったということは更に追加料金発生かと思っていたが、それはなかった。

エアコンは静かに稼動し始め部屋の中を快適な空間に変えていく。

温度と湿度で体感がガラリと変わる。

新しいエアコンは節電型になっているようだし空気清浄機も付いている。

締め切った室内では時折吹く気持ちよい風は感じられないが音が漏れないようにするためには仕方がない。

大幅に時間のロスをした工事人は昼食をとる間もなく次の現場に向かったのかもしれない。


講師は呉善花氏

2013-07-27 09:35:50 | Weblog
講師は呉善花(오선화)氏

「私は西新宿に住んでいますが、そこから富士山が見えます。

日本人にとって富士山の見える場所に価値があるようですが私は住んでみたら富士山が見える場所だった」

この言葉から始まった。

実は、この言葉がまとめの意味でもあった。

日本人はカラオケやアニメなど日本人にしか発想できない素晴らしいものを創りだす。

それは創ったものに魂を吹き込むからだという。

八百万(やおよろず)の神が存在すると思う日本人は、その精神性が世界でも特殊なのだと。

呉氏が来日して1年目には今まで学習してきたことと全く違うということを知って「素晴らしい」と感じた。

ところが2年目3年目になると習慣の違いや価値観の違いに「日本人は異常なのではないか」と思い始め打ちのめされてしまったという。

確かに大きな災害が起きたとき自分だけが助かろうとしないことは世界中が見ている。

その奇跡は日本人全体に息づいていて、とても人間とは思えない、とつながっていくようだ。

その日本人の本質を「受身形」の文法に見つけたようだ。

「泥棒に入られてしまった」という文がある。

私には普通に聞こえるが悪いのは泥棒であって被害者ではない。

泥棒が入って盗んだと言うのが常識だ。

しかし日本人は、そんなところにも自己責任をもちこみ反省しようとする。

泥棒に入られないように自分が注意しましょうとなる。

呉氏が、この受身形を使えるように訓練し自己責任を考えるようになったとき日本がとても住みやすい場所になっていた。

反省すると謝りたくなるのが日本人。

しかし謝ることと許すということは別であるし謝ったからこそ始まる賠償責任。

謝らない方が円滑であるという選択肢のない日本人。

日韓日中の問題で、ややこしくしているのは実は日本人自身であるようにも思えてきた。
「謝るべきだ」の一点張りでは相手を無視した態度なのだと感じた。

呉氏は安倍総理と夕食を共にしたという。

その記事が韓国の有名新聞に載って「売国奴」であるとか「安倍総理を手玉に取る」とか報道されて帰国の際に交通事故を起こされたという。

老木や巨石が神の宿る場所であるような気のする私は「謝らない」方法でしか助けられない人たちの方が世界には多いことをまだ実感できない。

熱中症か?

2013-07-24 08:06:27 | Weblog
天候は曇で気温は30°前後。

時折陽がさすが木陰に入っていれば涼しい風も吹く。

昼食後予定していた作業に取り掛かった。

車を入れる場所の石垣をコンクリートで埋めるのだ。

石垣は既に高圧洗浄し深く掘れた穴には石や砂利を詰めてある。

コンクリートを練るためのプラスチック製の舟を農業用2輪車に乗せて木陰に移動する。

セメントを入れて砂を入れて砂利を入れる。

ジョレンでかき混ぜながら水を入れる。

水を注意深く入れないと、すぐにユルユルの水分の多すぎるコンクリートになってしまう。

頃合の良いところで石垣まで舟を運び石垣の間にコンクリートを詰める。

練り始めてから詰め終わるのに、だいたい30分かかる。

全部で5回通り作業したら、ほぼ終了しセメントも尽きた。

13時から始めて15:40ころ道具を洗浄して終わった。

その帰り道信号機に付いている交差点名が読みにくいことに気がついた。

「あれ?」と思って前の車のナンバープレートを見ると、それも何か変だ。

右目の中に「チカチカ」黒く点滅する物も感じた。

「やばいなぁ」と安全運転に気をつけているうちに正常になった。

時間にして20分くらいか。

帰宅してすぐにシャワーに入った。

出てから体重計に乗ると朝計った時より1.4キロも落ちていた。

勿論水分も十分に摂っていたし昼食も摂った。

汗がそんなに多く出ていたとは思いもよらなかった。

パソコンを見てのんびりしていると軽い頭痛がしてきた。

どうも熱のこもったような痛みだ。

保冷剤で頭部や額を冷やすと気持ちよくなり頭痛も減った。

「これが熱中症というやつか」と実感した。

今年の2月に眼科を受診してあるので目の異常は心配していない。

同じような症状だったので今後も同じようなことになる可能性はある。

水分を補給してから車に乗り込み運転を始めたし勿論クーラーをかけて走っている。

ただそのクーラーの風が原因で左肩を傷めてしまった。

今後は目が落ち着くまで車を停めて休むようにしようと思う。

なにより作業そのものに気をつけて、そして水分補給を怠り無く。

石垣の仕上がりを見て気持ちよくなったことが救いだ。

暑さも厳しいが

2013-07-12 07:03:52 | Weblog
部屋の中でも34℃を示す。

安普請の家の中にいるより木陰にいるほうがずっと涼しい。

居やすい場所を求めて移動する。

そんな時に見つけた。

今年のモリアオガエルの卵。

今までのように水の中に落ちるかどうか分からないということはない。

絶対に水の中に落ちる。

ただ、その水の中にはメダカや金魚がいる。

彼らが落下してきた小さなオタマジャクシを食べるかもしれない。

「そんなことは、どこの水でもあるよ」とモリアオガエルの両親は言うかもしれない。

しかし何も知らずに落下するオタマジャクシは・・・・。

シイタケのホダ木の下で何かが動いた。

目を凝らしてみるとハチが1匹。

その下にはナナフシ。

ナナフシは大きさから、たぶん大人だ。

武器を持たず逃げ足の遅い彼らが生き残っていることが信じられない。

ただただ擬態で敵の目をごまかして生き延びてきたのだろうか。

私には分からないがニオイや体温なども消しているのかもしれない。

今はハチに上から乗られて喰われている。

ハチは自分より何倍もの大きさのナナフシを仕留めようと必死だ。

ナナフシは、もがく。

生きたまま喰われる。

ハチはアリにバレる前に連れ去らなければならない。

出てくる汗が気温のせいか見たもののせいかは分からない。

知り合いの出る演奏会

2013-07-10 06:56:59 | Weblog
知り合いから頼まれて行く演奏会に付き合った。

アマチュアの合唱団だ。

のんびり会場に行く。

2階席に座った。

最近老眼の度が進み舞台までかなり距離があるが裸眼では少しボケて見えるようになった。

試しに遠近両用めがねを掛けてみると「くっきり」見えた。

ガッカリだが仕方がない。

おばさんたちが二人私たちの前を通って隣に座った。

ところが椅子が跳ね上がり転びそうになった。

「サッ」と椅子を下ろした。

「ありがとうございます」と感謝された。

幕が開くと、そのおばさんたちは自分たちの知り合いを探す。

「奥から2番目の右から何番目」

ありがちな会話が始まった。

すかさず右ひじでおばさんの肩を小さくを突いた。

「すみません」と素直に謝った。

なおも話を続けるその隣のおばさんに口では言わず数字を指で教えたりしていた。

初めが肝心だと確認した。

指揮者がノッシノッシと登場して始まった。

合唱団は楽しそうに唄っている。

第二部ではプロの歌手がノッシノッシと登場した。

ピアノ伴奏者は細い女性だった。

「素人とは違うなぁ」と関心する。

おしゃべりも上手でコチラを飽きさせない。

歌手とピアニストは同級生だと紹介したらピアニストが不機嫌な顔をした。

そこにケータイが鳴る。

「ケータイが鳴っていますよ。出てください。私はおしゃべりしていますから」とユーモアで私たちの心を救ってくれた。

再び唄が始まると今度は鈴の音が。

どこかに座るおばあちゃんが財布を取り出しているに違いない。

知り合いから頼まれて行く演奏会に来ている。

舞台では楽しそうに合唱をしている。

私は「この後どこで呑むかな」と考えることにした。



講師は永井龍之介氏

2013-07-09 07:24:29 | Weblog
「開運!なんでも鑑定団」の絵画鑑定士永井龍之介氏の話を聞いた。

このTV番組なんでも鑑定団の良い影響として日本人が日本の良さを見直すきっかけになっていると言う。

西洋一辺倒の日本だったが番組に持ち込まれる骨董品を見て、その良さや作る人のすごさを知った。

物を値段で判断するという少し筋違いの場面も出てくるが、そこがまた面白いところでもあったりする。

永井氏も「金額が下がると面白いですよね」と言って笑いを取った。

押しなべて日本中に「眼からウロコ」的な価値を教えたことも事実らしい。

永井氏自身が番組用の旅をして、その地にある「良い物」を見て驚くようだ。

「日本は文化の国だなぁ」と感心すると言う。

ヨーロッパは貴族文化であるが日本は一般の人が床の間に掛け軸をかけたり花を生けたりして楽しむ。

確かに身近に美術品といえるようなものが多いことに気づく。

私も「なるほど」と感心して日本に生まれてよかったと感じた。

さて永井氏の商売である美術市場については意外と低い金額で低迷しているようだ。

絵画は画家が無名であるということを前提に見てくださいと言う。

有名であることを知ると先入観で見る眼が変わってしまうから。

一般的に同じ値段なら無名より有名を買ってしまうと思われる。

画家の実力と評価が一致しないのは常らしい。

後輩は先輩よりも高い値段を付けられないというし絵の大きさである号数で値段を付けるという納得しがたいもので決まるようだ。

評価が後追いであることを利用すれば今の無名な絵描きの作品を購入することも良いという。

数千円で購入したが有名になったとたんに数十万円で取引されると言うこともあるようだ。

だが本来の「好き」であるとか「癒される」という意味での購入が好ましいのではないだろうか。

アドヴァイスとしては文学や音楽と同じように「対話が出来る」「遊べる」ものを購入したらよいと言った。

「よけい難しくなった」と感じた。

「予算としては・・・・・・」とまたまた私には納得できない話をした。

何事も「分不相応」な暮らしが板についてしまっているからだろう。

雨用屋根

2013-07-04 07:11:52 | Weblog
雨用の屋根というのは、あまりにも当たり前のことだがモーガン用となると、ちょっと違う。

モーガンにも純正の屋根がある。

車体に屋根用の3本の骨がたたまれていて、それを起こして配置してから、その骨に幌を被せる。

それだとオープンカーから普通の車に激変してしまう。

あくまで雨でもオープンカーの醍醐味を残そうとした。

以前からフロントガラスからロールバーまでの長さだけの屋根を使用していた。

今回は、その屋根に雨用の布を貼り付けてみた。

布はブラックウォッチという英国特有の柄でタータンチェックのひとつだ。

上品な色合いで私の車のコナートグリーンにもよく合う。

布の裏には、あらかじめナイロンが貼り付けてある。

白い帆布で作った屋根を土台にすることにした。

スプレー式ノリを撒布して上から貼り付けていく。

表面が出来たら次は裏側そして側面という順で進めた。

モーガンに取り付けてみたが「良い感じ」だ。

ただまだ走行試験をしていないし、まして雨の日に試していない。

高速道路でも試してみなければ。

以前使用していた布製の屋根でも雨の日には走行していれば濡れなかった。

信号待ちや駐車中には濡れるし時間が経てば屋根に雨が溜まってくる。

今回の物も同様になることと思う。

しかし運転席に布から滲み出した雫が滴り落ちるということはなくなることと思う。

屋根に溜まった雨を手で弾き飛ばしてから座席につくことになる。

そこまでしてでもオープンで乗りたい魅力がある。

「車に乗る時用のレインウエアーを下さい」とキザったらしく言ってみるか。

実際には雨がどこからか侵入してズボンまでビッショリになる車なのだが。


縦に使用するものを横に

2013-07-03 06:42:14 | Weblog
正式にはAdjustable Rear View Rod Mirror アジャスタブル リアビュー ロッドミラーというらしい。

オープンカーのフロイントガラスにとりつけるルームミラーだ。

ロッドに沿って上下に移動させることができるという鏡。

これはフロントガラスを使用している時にしか使えない。

モーガンはフロントガラスを倒してレーシングスクリーンでも走れるのだ。

その際フロントガラスに取り付けてあるミラーはフロントガラスと一緒に倒れてしまうことになる。

そこで何とかレーシングスクリーン時でも使用できないものかと考えた。

レーシングスクリーン取り付け用のステーに横向きにロッドを配し、そこにミラーを取り付けることにした。

今度は横向きにスライドできることになる。

幸いステー用のボルトは6ミリの普通のボルトでいける。

各部を締めて試運転してみた。

揺れてしまって使い物にならない。

ステーとロッドの間に振動を抑えるゴムを入れてみた。

差し当たりゴムパッキンとして頭に浮かんだ水道の蛇口用のゴムパッキンの穴を少し大きくしてやってみた。

格段と良くなった。

ゴムパッキンでステーからロッドを浮かせた状態で使用することは間違っていないようだ。

ゴムパッキンの上下をワッシャーではさみ使用してみる。

ほとんどOKだが一部の回転数では共振してしまって後ろの景色がぼんやりとしか見えない。

それが時速40Kmあたりなので、いちばん使いたいところだ。

それ以下の速度でも、それ以上でもOKなのだが。

これからはパッキンの材質や厚さなどを替えて試行錯誤していく。

ただしモーガンのラッゲージラックにトランクを乗せていると、そのトランクしか見えないからルームミラー自体をあまり見ないのだけど。





石垣の攻防

2013-07-02 09:52:45 | Weblog
石垣の中にマムシが居る。

もうこれで3匹目だ。

マムシが石垣を好むことは知っていた。

しかしこうも多くのマムシが生息していたとは驚きだ。

都合の悪いことに老眼鏡をかけて探さないと彼らの姿が見えない。

暗いし狭いし彼らの本物はカモフラージュなのだから仕方ない。

「見えないならいいじゃん」

という問題ではなく石垣に生える草を取ろうとした時に噛まれる可能性がある。

この石垣に繋がる南側は既にモルタルで埋めた。

北側も同じく。

ここだけが陽のあたる心地よい居住地として残ったというわけだ。

「ここも埋めるしかない」決心した。

「昨日ここにいた奴を逃しちゃったんだよ」と妻に教えた。

「居た」

今日も石垣の穴で日光浴をしている。

しかし昨日棒でつついたので今日は警戒していて、顔をこちらに向けている。

そして、すぐに奥に入ってしまった。

一応トーチで強い炎を送り込んだが奴の生死は不明だ。

昨日棒で突いたとき、その棒が50センチほど奥にハマリ込んだ。

石垣の穴の奥行の長さには驚いた。

恐る恐る石垣に生えているイワヒバを外しベゴニアを取り草をむしり、そこに石を詰めた。

初日は時間が来てここまでだ。

翌日朝早くからコンクリートを練り石垣の穴に詰めていく。

当然奴の居た場所から始めた。

曇りだったから絶好の作業日和だった。

ところが午前中に雨が降り出し作業は中止せざるを得なくなった。

そのまた翌日作業を再開した。

今日は炎天下での作業だ。

小さなカエルが出てきたし名前を知らない昆虫も出てきた。

ハチやトカゲが「入れない」と塞がれた穴の周りで立ち往生する。

植物も引っこ抜いてしまった。

皆の快適な住居を奪っていることは承知している。

だがこちらの言い分を、どうしても通してもらう。

やり終えて、これで安心だという満足感があった。

しかし少なからず私の良心が後味の悪さを感じさせる。