家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

30周年記念旅行 その2

2006-10-31 09:15:07 | Weblog
露天風呂付きコッテージに宿泊した。
しとしとと雨の降る林の中の露天風呂。
樹木の香りに包まれて湯に浸かる。
静かに冷え込む闇の中、暖まる二人。
人生そのもの。


翌朝は一転して快晴。
アウトレットに行った。
買い物に興味のない私は訪れていた犬たちを楽しんだ。
虎縞の秋田犬、ダックスフンド、柴犬、セントバーナード、シュナウザー、などなど。
中でも5頭のチャウチャウは、ひときわ目立っていた。
全部頭を撫でたが1頭ずつ感触が違っていた。
幸せだった。

30周年記念旅行

2006-10-30 09:53:17 | Weblog
結婚して30年になる。
妻方の両親も送り出した。
心の区切りとして小旅行をした。

富士山を一周して清里に1泊する。
紅葉を見て秋を旅する。
自分たちの人生も今は秋。

出発前にタイヤのパンク発見。
ところが釘を抜き金属片も取り除いたがパンクしていなかった。
不運な予感が一転して幸運な気分に。

天気もよく富士山裾野の広大なススキと清里の紅の紅葉は見事だった。
自分たちも、こんなに輝いているだろうか。


優先順位

2006-10-27 20:36:47 | Weblog
友人と酒を飲んだ。
友人は最近交通事故に遭ったという。

自転車で出勤する途中のこと。
彼は歩道を走っていた。
左折で駐車場に入る車があったので一旦停止した。
車が止まってくれたので走り始めた。
彼が車の前に差し掛かったとき、その車にノーブレーキで追突した車があり、その反動で止まっていた車が前に押し出されて彼を撥ねた。
彼は飛ばされて大きな看板を粉々に壊し自転車は廃車になってしまったという。
幸い打撲と擦り傷程度で済んだ。

ぶつかった瞬間 「足や腕が折れてもいいから頭を守らなくては」   と考えたそうだ。
瞬時に優先順位を決めることができた彼の仕事は救命救急センターの医師。

サースガ。

追突したのは病院事務の女性職員。追突されたのは女性看護師。駐車場は病院用。
内内の間で起きた事故だったらしい。

その後、追突した本人がパニック症状を起こし被害者の二人が救急車の到着するまでの間面倒を見たという逆な現象が起きていたという。

あっち

2006-10-24 08:51:54 | Weblog
義母の亡くなった病院を訪れた。

椅子に腰掛けていたおばあさんに挨拶した。

「ああ。こんにちは。誰だっけ?」と言うので

「鷹端キクヱの娘夫婦です」と答えた。

我々を忘れていたが患者であった義母は覚えていた。

「ああ。キクヱさんは、もうあっちへ行ったら?」と右手の人差し指を上に向けた。

「あっち」というのは勿論「あの世」のことである。

このおばあさんは死ぬことを「あっちに行く」と言っている。

あっちが身近な場所であることが分かった。

私には、まだ遠い先のように思えるが53歳の今からでも「あっち」という気軽な気分でいたいと思う。

死は怖くない。

しかし生きるぞ。まだまだ。

北海道旅行5日目最終日

2006-10-21 06:07:26 | Weblog
結局傘を差さずに済んだ旅行であった。
女満別空港から帰路に。
往路でも感じたが航空券を発券するとき既に窓側の席は埋まっている。
しかたなく通路側の席に。
ところが窓側に座った人達は外を見るどころか2時間全て眠っていた。
そこで気が付いた。
窓側の席を取るのは眠るためだ。通路側に座っていると隣の人のトイレに席を立たなくてはいけなくなるからだと。

眠りたい人用の席が在ると便利なのだけどね。

客室乗務員も眠っている人に気を使っていたからね。


北海道旅行4日目

2006-10-20 09:11:36 | Weblog
釧路湿原で鮭が遡上している場面を見た。
正に必死。
身体は傷だらけ。
遺体が漂っている横で勢いよく昇っていく鮭たち。
彼らを気の毒に思うというよりも自分は真剣に生きているのかと自問した。


霧の全くかからない摩周湖を見た。
360度視界は開けている。

運を使いすぎているかのように感じた。

北海道旅行3日目

2006-10-19 08:57:10 | Weblog
釧路駅前のビル1階は空きテナント募集していた。駅から延びる、その通りに歩いている人は我々2人を含めて5人だった。かつての繁栄はない。

夜幣米橋の上でサンマ漁船に乗って三重県からやって来ている漁師と出会った。
その日漁場での事故で彼の兄は巻き上げ機械に左腕を巻き込まれ今は病院に入院中だという。
「バキバキッと言ったからね。あと2秒遅かったら死んでいた。もう肩まで巻き込まれていたから」
漁船は釧路川両岸に3列になってズラリと停泊している。
そんな中一つ一つに、やはりドラマがあるのだと感じた。


北海道旅行2日目

2006-10-18 08:49:24 | Weblog
朝6時から散歩。
ホテルから程近い所にエゾシカが2頭草を食べていた。
昨日のキタキツネに続いて北海道固有の野生動物と出会った。

知床峠からは国後島が納沙布岬から水晶島がはっきりと見えた。

北方領土のことを真剣に考えた。

納沙布岬の食堂で妻が
「船長が帰ってきて良かったですね」と言った。

しかし返って来た言葉は衝撃であった。


北海道旅行1日目

2006-10-17 09:38:15 | Weblog
昨日10/8までは北海道を大型低気圧が襲っていた。 
今日は曇りらしい。こちらは晴天だ。

ETCカードを利用して通勤割引でセントレアまで行こうと思った。
浜松インターを無事通過。
さて間違いなく名古屋方面に向かってと。
これで一安心。
だがゲートを通過し名古屋方面に入った直後ETCの機械からアラームが。
カードを入れなおしてみると再びアラーム。

嫌な予感がした。

案の定豊川検札所でゲートが開かない。

真後ろに付けたトラックは、たけり狂ったようにクラクションを鳴らす。

そんな出発でした。

河口の爺さんたち

2006-10-16 13:24:15 | Weblog
休日に天竜川の堤防を走る機会があった。
そこは男の世界、特に爺さんたちの楽しみの場と化していた。

河口付近では

◎つり大会   
ジムニーを初め小型の四輪駆動車を駆って多くの爺さんたちが集まっていた。


◎モーターパラグライダー   
数台のパラグライダー用のエンジン一式が置かれていて代わる代わる大空に舞い上がっていた。

◎ラジコン飛行機   
若者も参加していたが、やはり腕前は爺さんのほうが上。

◎ジェットスキー  
河口を縦横に走り回っている。その中に爺さんを確認していないが、きっといると思う。

暇と金があるからな、なんて高をくくってはいけないと思う。
もちろん暇と金は必要だが、それ以上に好奇心だとか、やる気が欲しいのだと思う。
暇と金があっても粗大生ゴミの爺さんは多い。