家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

コンポストの移動

2012-02-22 15:04:24 | Weblog
薪用の棚を拡張するためコンポストを移動することにした。

まずは別のコンポストを適当な場所に埋設する。

宅地から離して花壇の脇にした。

コンポストを両手で掴み、そのままグリグリと左右に回すように動かして地面に輪を描いてみる。

線の着いた内側をスコップで掘る。

杉の根っこが出てきた。

「これを利用しよう」

斜面なので深く掘る部分と浅い部分とがある。

以前何者かにコンポストの周りを掘られたことがあった。

幸いひっくり返されることは無かったが今回は警戒しておく。

適度に掘れたら、そこにコンポストを埋ける。

杉の根っこが邪魔で動物が掘れないことを期待する。

浅い部分にはL字型の鉄の棒をコンポストの外枠の上から地中に30cmほど打ち込む。

それを2箇所やっておいた。

砂利で周りを固めて土をかけ、その上に大きな石を置いておく。

さて準備が整って以前のコンポストの内容物を移し替える。

何年前から設置されていたのか知らないが、ほとんど入っていない。

コンポストのフタをサルに開けられて中に入られたことがあった。

それからは良い匂いを発する物質は入れないことにしている。

以前のコンポストは、きれいに洗って別の所に設置した。

こちらは落ち葉だけを入れて腐葉土を作る予定だ。


薪用ラック

2012-02-20 10:29:11 | Weblog
薪がイッキに増えたことに因り薪用の棚を造る必要が出てきた。

今までも間伐材である杉材の薪をストックしておく棚を作った。

その薪を燃しているが燃すよりもストックの方が多くなったのだ。

コナラ林の中にも棚を造ってあるが今回は日当たりがよくストーブからなるべく近いほうが便利だということで宅地内に造ることにした。

まずはブロックを利用して簡単な基礎を造る。

ブロック自体の水平とブロック同士の水平を確認してコンクリートで固定する。

2×4材を使って棚を作る。

以前使った材料の残り物やら再利用の材料を積極的に使う。

物置の壁面に沿わせるので物置の屋根に棚の上部を固定すれば突風にも倒れない棚になるはずだ。

出来上がった一部分に実際に薪を置いてみた。

意外とストック量は少ない。

これじゃ全く棚が足りない。

ということでコンポストを移動させることになった。

コンポスト跡地に棚を増築する。

次から次にやるべきことが増えてゆく。

一つ一つをキッチリ仕上げておかないと余分な仕事を増やすことになる。

しばらく土建屋さんが続く。

力仕事が大好きになったので嬉しいことだ。



樫の木の薪

2012-02-13 16:56:42 | Weblog
樫の木に亀裂の入っていることをY爺さんが見つけた。

Y爺さんちの敷地の中で道路沿い。

近くに電線も通っている。

Y爺さんは電力会社に連絡して電線に掛かりそうな部分だけをすぐに切り落としてもらった。

まだ本体は残っているので「危険倒木の恐れ」という札を立てて切り倒す時期を見ている。

切り落とされた樫の木をもらえることになった。

薪として使うのだ。

樫の木の薪は高級品だ。

さっそくチェーンソーと薪割りを持って取りに行った。

枝の部分は適当な長さに切ってヴィッツに積み込み持ち帰る。

太い部分は持ってこられないので現場で薪にしてから車に積む。

樫の木は堅いことで有名だが切り立ては、まだ柔らかい。

チェーンソーでスイスイ切ることができる。

良い香りときれいなオガクズを出して樫が切れる。

太い部分に着いている苔は、まだ青々としていて自分が空中ではなく地上に降りたことを知らない。

玉切りした樫の木の幹を立てて薪割りをする。

1発で「パカッ」と割れると気持ちが良い。

だがさすがに樫の木。

振り下ろした斧が「コン」という音と共に撥ね返ってしまうこともある。

そういうイッコクモンは、たいてい何度振り下ろしても切れ込んでいかない。

それでも何度も何度も振り下ろし切れるというより割ってしまう。

中から節が出てきたりする。

節というのは木材なくせに金属に負けていない。

大したものだ。

ヴィッツで何往復しただろうか。

価格にして何万円分いただいたのだろうか。

カロリーは、どれほど消費したのだろうか。

全身が筋肉痛で特に肩と腰には疲れが出ている。

しかし風呂に入りアルコールを摂取すると疲れは帳消しになり楽しかった思い出に変わる。

「寝たら」

うたた寝をしている私に妻が言う。

まだ夜の早い時間だが寝てしまうキコリの生活。

警告のお酒

2012-02-04 08:08:45 | Weblog
「警告」Danger

と書かれた札が一升瓶に掛かっている。

志太泉の濁り酒だ。

今年は2本購入した。

1本目は封印を「メリッ」とはがし始めたトタン「ボン」と勢いよく栓が飛ばされ中身が噴出した。

あわてて上から指で押さえて台所に。

散水ホースの先端を押さえれば水は細くなり、より遠くに飛ぶ。

それと同じ現象を家の中で行った。

私の顔も妻の顔も冷蔵庫も天井も床もお神酒で清められた。

「警告」を無視したわけじゃあないが甘く見ていた。

驚きはしないし、ましてや腹立てることも無い。

この手の酒を好むからには当然着いて回ることなのだ。

さて酒屋さんにとりおきしてもらってあった2本目を受け取った。

その場で「噴水やりました」と笑い話をした。

「今日は風呂場で開けます」と言って店を出た。

さて本当に風呂場に持ち込んで開封をする。

まずは千枚通しで栓と封印の上から小さな穴を空けた。

「シュー」とガスの抜ける音がしてきた。

上澄みの下の白いカタマリから少しずつ千切れた綿のような物がビンの中で舞い始めた。

そのまま少し放っておいた。

しばらくして見に行くとビンの中は真っ白になっていた。

泡が立ち上がる様子もなく落ち着いたようだ。

「それじゃぁ開封するね」と言って封を少しずつめくる。

ほぼ開封し終わると同時に「ボン」という音と共に中身が吹き上がった。

間欠泉が突如空高く舞い上がるように。

しかし今回は「そんなこともあろう」と下にボールを敷いてあるのだ。

吹きこぼれた酒はボールの中に溜まる仕組みだ。

やっと落ち着いた時にはボールの中には4合程度の量が溜まっていた。

そして風呂場の天井には酒の勢いを示す跡が着いていた。

前回よりも多くの量が吐出してしまったが今回は、ちゃんと飲める。

妻がボールからオタマですくってグラスに入れるという形になった。

太刀魚と鯵の刺身の他に今起きたハプニングをつまみにして美味しく飲んだのである。