家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

姪の子

2008-02-26 14:12:55 | Weblog
実家に顔を出すと姪の子供が保育園を休んでいた。

風邪をひいたという。

軽いが、なかなか治らない。

姉がホットカーペットの上で世話をしていた。

私は彼の気を引こうといろいろ試してみた。

「保育園は何組かなー?」

答えないか答えても聞こえない。

おもちゃで遊ぶが釣れない。

絵本を読んでも身が入らない。

母が入ってきた。

彼はすぐに母のところに行った。

母が何か言うと母には食って掛かる。

動物的に強い弱いが分かってそうするのだろうか。

カメラを出してみた。

釣れた。

いきなり膝に入ってきた。

使い方の説明をきちんと聴いている。

こんな小さな子でもマンネリは嫌なのだろう。



ウナギな一日

2008-02-25 09:18:18 | Weblog
ロータスエクシージに乗る友人から誘いを受けた。

「うなぎの清水家」に立ち寄るという。

「行く行く」と返事をした。

ウナギの味はさすがだった。

ながーい順番待ちの時間は一味上げるのに役立っている。

これは店の巧妙な作戦ではないかと勘ぐった。

さて満腹になった後はオレンジロードを走った。

私は真っ赤なエクシージ2台を追いかける形になった。

2台は気持ち良さそうにカーブをすり抜けていく。

私もついていこうとスロットルを踏み込む。

「ウナギを喰っておいてよかったぜ」

エンジンの咆哮、タイヤのきしみ、舞い上がるほこり。

「よっしゃー」「おっとっと」

脳内物質が車の動きにも増して出まくる。

次の集合場所に集まり恒例の車文字に参加させてもらった。

色とりどりのロータスの中で地味色のモーガンが1台。

ウナギの文字のキの場所に。

今夜は赤いウナギ2匹を追いかける漁師の夢を見るに違いないと思った。

美術的一日

2008-02-23 17:53:13 | Weblog
午前中に妻の友達が作成した「つるし雛」を展示してある田舎の庄屋屋敷に行った。

かわいい雛がたくさんつるされていた。

午後から森町に行き友人の陶芸家の作陶展に行った。

いずれも素晴らしい出来の物が並んでいた。

そのあと少し足を延ばして掛川の資生堂アートハウスに行った。

今は「版画の楽しみ 木版・銅板・リトグラフ」を展示している。

それぞれの良さはあるが特に浮世絵の素晴らしさを感じた。

森町に戻り陶芸家の家に寄った。

ちょうど呑み会を開催するところで私達もちゃっかり参加して美について大いに語り合った。

朝から12時間あまり美術品めぐりをして最後に打ち上げ付きということになった。

今日も幸せな一日であった。

昔の写真

2008-02-19 09:51:56 | Weblog
天袋に上げてあったダンボールの中から目当ての物は見つかった。

だがその下から大量の写真が出てきた。

目当ての物そっちのけで見てみた。

昔乗っていたオートバイやら車。

「おお懐かしいな」と声を出した。

次の袋を開いた。

「おっ妻の若い頃だ」

いやあ美しいなと感じた。

当時の情景が瞬時にあれこれ浮かんできた。

いろいろ思い出している矢先妻が帰宅した。

妻に何も言わずに写真を見せた。

妻も私が感じたことと同様のことを思ったとその場で言った。

「オレもそう思ったのだよ実は」と私も正直に言った。

一緒になって31年経つのだから二人とも古くなった。

だがあのころの情熱がまだ新しいままで保存されていることをお互いが知る機会になった。

教え子のコンサート

2008-02-17 16:55:37 | Weblog
妻の教え子のコンサートに行った。

妻は彼女の小さいころピアノを教えたが声楽で芽が出てきた。

ドイツ歌曲やイタリアオペラのアリアを朗々と歌う彼女には自信がみなぎり聴衆を癒したい気持ちが感じられた。

子供の頃の優しい気持ちが今歌うことで生かされているなと感じた。

華やかな衣装をまとった彼女の姿は誇らしく思えた。

閉演後妻の後をノコノコとついて行った私に

「あっおじさん。相変わらずかっこいいじゃん」と言われて嬉しかった。


妻の細々と続けているピアノ教室で私が得した。

鷹と鷹匠

2008-02-14 10:03:06 | Weblog
灯油を買いに行く途中だった。

小さな川にかかる橋を渡る時のこと。

迷彩服の男が振り向くと彼の左腕に大きな鳥が止まっていた。

鷹だ。鷹匠だ。

灯油どころではなくなった。

車を空き地に止めた。

すると同じ空き地にワンボックスが止まっている。

いたいた。

そこにも鷹を持った男たち。

耳ピアスの兄ちゃんから腹の大きなおっさん全部で3人かと思ったら遠くにもう一人。

「写真を撮らせてもらってもいいですか?訓練ですか?何か狙わせるのですか?」

いろいろ質問したが必要最小限しか答えてくれない。

動物との訓練は主人の気が入っていないことは禁物だ。

邪魔してはいけないと思い写真だけ撮らせてもらった。

目の前で見る鷹はかわいい。

そして精悍だ。

深い眼をしていて羽はそれぞれの個性がありお洒落だ。

気高さ 威厳 自信 などを感じさせる美しさを見た。

吹き矢昇段試験

2008-02-12 16:09:32 | Weblog
スポーツ吹き矢の昇段試験を受けた。

今回の試験は初段の時とは別の目論見を持って臨んだ。

それは審査による自分自身の緊張を観察しそれを押さえ込むこと。

自分の番が近づくとどうしても心臓がバクバクしたり掌に汗をかいたりする。

でもそれらは当たり前のこと。

問題はそれらをコントロールすることだと思う。

それには、それまでに技術を磨いておくことが不可欠であった。

試験の基準は6回30矢吹いて150点以上出すこと。

つまり1回25点以上得点すればよい。

高得点よりも安定的に25点以上取ることを練習の念頭に置いた。

そして練習では「行けるな」という自信を持つまでに至った。

また師匠から言われている注意事項。

「悪い点数が出た後のカームダウンこそ次の矢を冷静に吹くための準備」

これは何事にも通じる心の鍛錬だと思い最も大切なこととした。

失敗の後の行動が自分自身であると思っている。

その結果を今から出すという強い思いで試験場に立った。

試験は全てがうまく行ったとは言い切れない。

しかし結果は自分の思いをほぼ満足させた。

試験場の好条件と先輩からのアドバイスが予想よりも良い点数を取らせてくれたことが自分の試練に花を添えてくれた。


ハイザー西高

2008-02-09 10:48:25 | Weblog
我が家の敷地の中で道路に枝がはみ出している木が何本かある。

1本目を倒した。

道幅を裕に越えてガードレールにザザーンという音と共に倒れた。

「車が来ないうちに片付けなくては」と急ぐがけっこう重い。

ズルズルと引きずって道幅の広いところで細かく切ってから空き場所に投げ込む。

2本目は小さかった。

それでも道を完全に塞ぐ。

そこに軽トラが来てしまった。

おじいさんとおばあさんが乗っていて私が片付けるまで笑いながら待っていてくれた。

道路はちょうどカーブになっているので見えないところに妻が見張りとして立っていた。

3本目を切っているときK爺さんが駆けつけて来た。

私のチェーンソーがうまく切れないのを見て

「どう。オレがやってみすか」と言って動き始めた。

兼帯(ケンタイ)と呼ばれるオノとノコギリのセットからそれぞれを駆使して倒してしまった。

真打登場

私がその木を小さく切って捨てると、もう次の木が倒れている。

見張り役の妻は何も言わないが、もう片方からも車が来ないうちにという焦りとK爺さんのハイペースに追われた。

「防戦」という言葉が頭に浮かんだ。

そして何故か高校時代の応援歌「ハイザー西高ハイザー西高フレーおーおー」
と口ずさんでいたのであった。

合計7本倒し、倒せないほど大きいものは枝だけを落とした。

「午後は小さい木を払って終わりにしましょう」K爺さんが勝手にし切って午前の部は終了した。

午後は1時間ほどで終わった。

道路は明るくなり大型車が枝に気をとられることもなくなった。

地域に貢献できたような気になれたし身体的疲労はそれを物語る証拠のような気がした。


地デジの威力

2008-02-07 10:04:48 | Weblog
テレビを買い替えて地デジを見るようになった。

我が家はケーブルテレビなので映りはどのチャンネルも良い。

ところが地デジは、それにも増してすごかった。

初めて見た時たまたま県知事が出演していたのだが鮮明にその顔がとても汚いことを露呈させた。

顔のシワやシミ、ヒゲなど「ここまで見させるか」と汚さが感動的ですらあった。

で、それからというもの地デジばかりを見るようになった。

そしてとうとうケーブルテレビ会社とデジタル契約をしてしまった。

これで今までの契約料を500円アップすることになるのだが、鮮明な画像と興味深いチャンネルの増加には替えられない。

ヒストリーチャンネル アニマルプラネット ナショナルジオグラフィックチャンネル 旅チャンネル ディスカバリーチャンネル 等々。

またBSデジタルも見逃せない。

今までほとんどテレビに頓着しなかったが積極的にテレビ番組を予習するようになった。

蛇口のコマ交換

2008-02-06 15:54:54 | Weblog
ガス給湯器を交換したついでに風呂用蛇口のパッキンを替えることにした。

ホームセンターには置いてなかったので部品専門店でTOTOから取り寄せしてもらった。

さて作業に取り掛かった。

ところがスピンドルという部分が外れない。

ガス屋の営業マンに相談してみた。

「そうですね。ここを外せばいいわけです」と軽く言ってやってみたがびくともしない。

そうこうしているうちに彼は電話で呼び出されて出て行った。

後日彼が再びやってきて今度は時間が有りますと言って取り掛かった。

ところがまたまた取れない。

「スピンドルが壊れるかもしれない」といってこの日は中止を余儀なくされた。

そのまた後日取り寄せしたスピンドルを持ってやってきた。

スパナの取っ手にパイプをつなげて長くし、それを思いっきり押した。

「パキッ」という音と共にやっと外れた。

彼と笑顔で顔を見合わせた。

外れさえすれば、あとは簡単。

新しいコマを入れて戻すだけ。

20年も空けずにいると、こんなにも固くなってしまうものらしい。

私も55年空けてないところが在るのだろうから、それはもう空かないだろうな。