家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ジャケットを染めた

2014-04-28 09:41:39 | Weblog
モーガンに乗るとき用のジャケットを染めた。

軍用のジャケットでポケットや背中の風抜きなど機能的だ。

しかし重いことと軍用の色であることがネックに感じる。

そこで重さは諦めて色だけでも染めることにした。

春野はポカポカ陽気で染めをするには最適だ。

安価な薪ストーブに火をおこし、いただき物の釜を乗せて湯を沸かす。

染色用の粉を溶き塩を混ぜて撹拌する。

ジャケットは、その間水に浸けておく。

さてジャケットを煮えている釜の中に投入して揉む。

手袋を二重にしないと火傷する。

それでも熱くなってきて時々手に水をかけて冷やす。

揉むこと15分間。

これが、けっこう長く感じる。

妻と交代で、というより妻を補佐する形で作業が進む。

揉みが終わり釜も火に戻し煮る。

その時かき混ぜて色むらを無くす。

火バサミを使って上から押し込んでいたら妻が来て

「時々出してひっくり返したほうがいいよ」と言ってジャケットを器用にひっくり返す。

そんなことをするのが25分間。

その後水洗いして次に色留め用に煮た。

やり慣れている妻と違い私は命令が来ないと動けない。

しかたなく草取りをして時間の経過を過ごした。

妻も空き時間には草取りをするので私は、まったく使えない奴だと感じることになった。

釜を移動するときは重いから私の出番。

火の加減も私のほうが適任だ。

薪だけでなく取り損なった枯葉も燃す。

染めをやっているというより庭の掃除をしている感のある私の作業。

全てを終えて染めたものをバケツに入れて自宅に持ち帰り脱水してから干す。

一夜明けて染め終えたジャケットを見てみた。

軍用の色が嫌で染め直したつもりだったが結果はムラに染まっただけだった。

それが、あたかも迷彩服のようになってしまったので軍服の域を出ていないこととなった。

「意味ないじゃん」とは思ったが着るときは限定されるので「ま、いいかっ」ということにした。

庭もきれいになったし。



SLとモーガン

2014-04-14 08:43:00 | Weblog
「SLとモーガン」と銘打ったツーリングに出かけた。

大井川鉄道の運営するSLを見て、そして一緒に走るという企画だ。

大井川沿いにある「お茶ぼっこ」で待ち合わせした。

そこでまずSLと我がモーガンの写真を撮る。

SLが通り過ぎると我々のスタートだ。

途中で吊り橋に乗ってSLの通過を待つ人たちと遭遇。

彼らはSLより一足先に通過する我々の車集団の通過を喜んでくれた。

道路際に停車して、今度はSLに追い越される瞬間を楽しむ。

「ボゥワー」とも「ギョワー」とも聞こえる警笛が大井川沿いの山々にこだまする。

吐き出す蒸気や黒い煙と共に私の頭の上をSLが通った。

体全体で身近にSLを感じられた。

次は川根の特産物であるお茶。

その広大な茶畑の真っ只中を走る。

右を見ても左を見ても茶茶茶。

私には、見慣れた風景だが、やはり初めて見る人も多くいる。

彼らは、その壮大さに感激し設置された霜よけ用の多くの扇風機に驚く。

我々だけではなく地元農民も見慣れない車列に驚きを持って見守ってくれた。

その後富士山静岡空港に進み新幹線が真下を走る第4パーキングに案内した。

この空港での出題用紙を持った爺さんたち。

滑走路の長さを問われて既に知っている答えであってもカウンターに座るお嬢さんたちに話しかける。

笑顔で答えてくれたお嬢さんたちを見ているだけで、ここがコースに入れてあったことを喜ばしく感じた。

ちっとも忙しい感じのない空港はストレスを感じさせない。

車で走るのに道路が広かったり歩行者がいなかったりという条件の整ったコースであったと思う。

最終的に御前崎に到着する。

川沿いと山あいを走り茶畑を抜けて海に流れ着く感覚。

絶えず打ち寄せる波や沖合を通る船を見ながら大風呂に入る。

実は私は地元民として、このコースを何度か確認しに来ている。

前日にも待ち合わせ場所とコースの確認に来た。

合計3日間モーガンに乗って走った。

全て終わって自宅で風呂に入るとき顔が日焼けしていることに気がついた。

去年も一昨年も雨に祟られたツーリングだったが今年は良い日だった。

雨は雨で記憶は楽しいものが残るのだが、できたらやはり晴れが良い。

一度も屋根を張る心配をすることなくオープンで出て、そのまま帰宅した。

この日焼けが快適さの証拠だ。



スミレの花咲く頃

2014-04-10 07:04:45 | Weblog
我が春野の家の周りは今スミレの花が咲き誇っている。

植えたわけではない。

溝と道路の舗装の隙間や駐車場のコンクリートの割れ目から生えている。

紫色が暖かくなった陽の光に輝いている。

新緑の緑色と紫色が、こんなに似合うなんて。

宝塚歌劇団の演出家でスミレの花咲く頃を作詞した白井鐵造氏は春野出身で白井鐵造記念館が我が家と気田川を挟んだ対岸にある。

彼の脳裏には今のこの季節のスミレがあったのだと感じる。

また最近白井鐵造記念館の敷地内にある春野文化センターでスミレ展が催されたばかりだ。

植えてもいないスミレが春野には勝手に至るところに生えているのだから、いかに多くのスミレが生えているのかが知れる。

白井鐵造氏と同じ幸せを感じられてありがたく思う。

きっと澄んだ空気の中の、この暖かい陽光も浴びていたに違いない。




スズメバチトラップ

2014-04-08 08:01:48 | Weblog
スズメバチトラップを設置した。

スズメバチがミツバチの巣を襲うことも考慮したが、それだけではない。

我が家の山にはコナラが多く植えてある。

その樹液を吸いに来る。

吸いに来るのは様々な昆虫たち。

彼らの中にも序列があるらしく、その頂点にスズメバチがいる。

後から来て先にいたものを排除し良い場所を独り占めして譲らない。

それはいいのだが、知らずに近くを通ると威嚇される。

またコナラ林にいなくても通りかかったスズメバチに何度も威嚇されたことがある。

もちろん引き下がるのだが執拗に威嚇されて、とうとう払い落としたことがある。

家の上下にあるコナラ林が彼らを呼んでいるのだから仕方がない。

スズメバチトラップは空いたペットボトルで作る。

その中に酒と酢と砂糖を入れて混ぜる。

その発酵の香りが彼らを誘い、一旦入り込めば、もう抜けられない仕組みになっている。

それを3個作った。

設置場所がイチバン難問だった。

だってスズメバチを誘うのだからイッパイ集まってしまう。

私が通らない場所で、しかも効果が見える所が適している。

春に入るスズメバチのほとんどが女王蜂だという。

というのは越冬するのは女王蜂だけだから。

だから、その女王蜂を捕獲するということは巣を1つ取ることと同じ効果なのだ。

この夏にはスズメバチに遭遇しないしミツバチの巣も襲われないことを希望している。






道路標識の変更

2014-04-06 09:19:51 | Weblog
最近近所の交差点の標識が変わった。

十字路の交差点で、それぞれ4箇所に一旦停止の赤い標識があったのだが太い道路側の一旦停止標識が撤去された。

私は細い道路を走ってきて停止線で一旦停止した。

ゆっくり発進して交差点内に入り、そのまま左折しようとした。

右側から大型スクーターがやってきた。

当然「彼は一旦停止する」と思い込んでいる私はユルユルと曲がろうとした。

ところが一旦停止しないで元のスピードのまま私を無理やり止めておいて目の前を走り去った。

「ん?」

なにか違和感を感じた。

後日今度は太い道路側を走ってみて先日の違和感を理解できた。

「あっ。やはり一旦停止の標識がない」

しかし先日のスクーターの彼とは違って元のスピードのままで走り去ることはできなかった。

いつでも止まれる速度に落として通過した。

このように標識が変わった交差点は私の経験では、この数年で3箇所目だ。

毎回怖い思いをするのは太い道路側を走っていて、その交差点に差し掛かると今まで通り一旦停止をする人がいることだ。

「速度は落として、そのまま通り過ぎて欲しい」

前の車が止まると私も止まらなくてはいけない。

すると私が追突されそうになる。

また一旦停止の標識が着いた交差点を止まらずに、そのまま突っ切る人が、いまだにいることもあるのだ。

すでに数年が経過しているのにもかかわらず。

それを見て「ヒャー」となる。

今までの止まった経験や止まらなかった経験だけで走行している人が、いかに多いか。

標識を見ても考えずに行動するのか。

または見えていないのか。

余談ではあるが、今回変更のあったこの交差点は警察官やパトカーが一旦停止義務違反をしょっちゅう張り込みをしていたものだ。

だが標識の変更後は全くいない。

今のこの時期こそ見張りをしてもらわないと危険だと思うのだが。