家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

草刈り日和

2020-07-30 17:23:39 | Weblog
前回は5月17日だった。
この土地の今年2度目の草刈は、まさに草刈り日和とでもいうような日であった。
ずっと雨模様だったので湿度は高い。
しかし今日は曇りで気持ちの良い風が吹く。
秋に草刈りを終えてからの半年よりも、この2ヶ月のほうが植物の成長は早い。
草は前回よりも伸びていた。
だがチップソーを進めていくとサラサラと素直に切れていく。
とはいえ気温は5月よりは高いので水分補給は抜かりない。
カルピスと冷たい緑茶そして暑くてもホットコーヒーを妻が用意してくれた。
2時間にわたり草刈りとアジサイやモミジの選定をし通路に長く伸びた枝を切り隣家との間に伸びた枝を取り、つる性植物を剥ぎ取った。
二人共作業の終了を確認したあと美味しい昼食をとった。
天ぷら 刺身 煮魚 茶碗蒸し 里芋饅頭 味噌汁 ご飯 漬物 わらび餅
体を動かした後の空腹と、やり終えた満足感が料理をより美味しくしてくれる。
これまでは毎回同じような流れであるが今回はそれに日帰り温泉が加わった。
道具を春野に置いた帰りに寄った。
自宅から一番近い温泉だ。
まだ明るいうちから風呂に浸かる。
電気ぶろが気に入った。
パルスに応じて自分の筋肉が反応する。
「おおーっ」と出そうになる声を出さずに楽しむ。
疲れているはずの筋肉を電気が癒してくれる。
腕の筋肉が「ググーッ」と縮み、そして解放されるのが見える。
筋肉の癒しは、すぐに答えは出ないが心の癒しは、いとも簡単に出る。
また壺湯に入って足先と頭を冷やすと露天風呂の良さが倍増する。
サラサラした皮膚感覚のまま帰宅して体の内側をアルコールで癒す。
いつものシャワーの後のアルコールとはまた違った喜びがある。
私一人が作業して呑むわけではなく妻も一緒に作業をしたわけだから、その仲間としてのビールでありワインだ。
酔いが回り二人共ほぼ時間差なく眠くなった。
見たかったアメリカの病院ものドラマも見れず眠った。
次は10月末を予定しているがランチのみでなく温泉を加えることを知ったから、ぜひそうしようと思う。
作業と、その後の癒しはセットにすると次のやる気につながる。

ダニにやられた

2020-07-24 10:12:28 | Weblog
夕方シャワーから出てテレビを見ながらのんびりしていた。
左手の甲に3ミリほどの物を発見した。
痛くも痒くもないがダニであることは、すぐに分かった。
カメラを出して撮影してから毛抜きで除去した。
雑巾の上に置いて今度は動画を撮った。
モヨモヨと動く姿を録画した。
その後殺処分にした。
手の甲の上にどれだけ滞在し、どれだけ血を吸ったのかは分からない。
ダニの体が小さいし色も変わっていないから、まだほとんど血を吸ってはいなかったと想像する。
翌日少し痒みが出た。
と同時にむくみが生じてきた。
そのまた翌日は1時間ほどの距離を徒歩で移動しランチを摂った。
歩く際に左手を下げているとむくみがひどくなり、少し痛みも出るので、ほぼずっと肘から先を上げていた。
さてランチでは生ビールを飲みさらに純米吟醸という美味しい日本酒を飲んだ。
このアルコールが「よくないよ」と言われても止めないけどね。
手の甲は、むくみとほんのり赤い色づきが指先に向かって第三関節の辺りにまで進んだ。
手の甲全体がシワがなくなり光っている。
甲を指で押してみると押されたように指の跡が残り回復しない。
そんなことをしていると無性に痒くなってくる。
今は三日目だが急速に痒みが減りむくみも減った。
その分左手の指の曲げ伸ばしが楽になり、ほぼ意識しないようになった。
春野では長袖シャツ長ズボン首にはタオルそして地下足袋と帽子にはサラテクトという虫除けスプレーを噴霧してから作業を開始する。
これは「マダニにも効く」と書かれているし「虫除け成分最高濃度30%配合」という少し強力な物を使っている。
自宅では「さよならダニー」という友達との別れを惜しむかのような名前のダニ捕りシートを配置した。
今回は、どう考えても自宅にいたダニだ。
どこにでも潜んでいるから絶滅させようがないが、できるだけ減らそうと思う。
実は六月にも右足の指の間をダニに噛まれた。
ヤマビルもダニもアブもコバエすら私が好きでしかたないようだ。
隣にいる妻には近寄らない。
私には、やはり獣臭がするとしか思えない。


新旧体重体組成計

2020-07-19 10:38:55 | Weblog
毎日乗っている体重体組成計だが、このところ挙動が怪しくなってきた。
スイッチを押すとゼロ表示になり別のスイッチを押し私の記録が呼び出されOKするとゼロになり乗っかる、という順序だ。
ところが私の記録がなかなか表示されなくなった。
何回も裸のままでスイッチを押すことになる。
で、やっと表示されたかと思うと、まだ乗っていないにもかかわらず5.4だの3.8だのという数字が現れて次第に数字は小さくなりやっとこさゼロになり乗る。
まあ面倒なだけで機械が古くなってきたから、いろいろ儀式が多くなってきたかなと思っていた。
10日ほど前、昨夜63Kgあった体重が翌朝57.6Kgになっていた。
さすがにひと晩寝て起きたら5.4Kg減っていたらおかしいと思う。
いったいいつから疑問の残る精度だったのかは分からない。
けど買い替え時期であることは確かだ。
この機器のガラスを使ったデザインが気に入っていたが同じものはなかった。
電気屋に行ってみると比較的安価でいろんな機器が並べられていた。
できたら今までと同じ体組成が分かるものにしたかった。
まずは体重と年齢と性別を記録させて測れるものは 体重 体脂肪 水分量 基礎代謝量 骨量だ。
新しく購入した物は以前と同じ会社のものだが外見は全く違う。
とても小さくなり軽くなった。
測れる内容は、ほぼ同じだ。
今までの項目にプラスして肥満指数BMIと内臓脂肪が測れるようになった。
私にすれば全く気にならないことなので余分というイメージだ。
さらに体重も小数点以下二位まで、つまり何十グラムまで測れるというわけだ。
これも、そこまで気にしていないのでヨブンだ。
さて実際に乗ってみると測定時間が、かなり短い。
あっという間に測り終わり、まだ乗っているうちに表示が始まる。
大急ぎで降りて書き留める。
時間の充分にある私にとっては、この方式も時短も要らない。
また書き留める、その表も項目を増やすことになった。
まだ慣れないせいか、ちょっと面倒だなという感覚の中でやっている。
慣れるとBMIがどうのこうの、何十グラム増えたの減ったの言っているかもしれないけど。


シイタケ場の遮光ネット

2020-07-17 09:51:20 | Weblog
去年の12月も押し迫ってから1本のコナラを伐り倒した。

我が家に隣接する道路は年末になると凍結が原因で一部通行止めになる。

開通は翌年だ。

すると必然的に、その間は地元民だけが通行するようになる。

それを利用して道路脇に立っていたコナラを伐った。

コナラはカミキリムシが卵を産み付けるために幹の一周に定位置にドリルで空けられたかのような傷を残していた。

道路に倒れてからでは遅いため、まだ細いけど伐った。

それで一安心していたが年が明けて暖かくなってくると、そのコナラが無くなったせいで陽がまともに当たってしまうようになった。

伐ったコナラはシイタケ場の南の端にあったのだ。

幹は細くても枝葉の量は多く、それらが陽の光を遮っていたことを痛感した。

直射に長時間当たりシイタケのホダ木は乾燥して次第に枯れていく。

伐ったコナラには新しい枝がたくさん出てきているが、それらが茂り、あたりを日陰にするには長い年月を要する。

しかたなく遮光ネットを張ることにした。

遮光ネットは2m幅だ。

必要な長さを測ってみると8mある。

敷地の中で8mの長さの遮光ネットを広げうる場所は、庭以外にほとんどない。

庭には枯れた杉の葉などが転がっていて遮光ネットに刺さり邪魔だった。

シイタケの置いてある場所の周りのコナラの木に農業用のビニール紐で一周結んだ。

そこに遮光ネットを結びつける。

ただし遮光ネットをそのまま結ぶと結んだ所だけに力がかかり、そこからほころび始める気がするから遮光ネットの端に農業用支柱を差し込むことにした。

8m×8mの遮光ネットの端に農業用支柱を差し込み終えて、いよいよシイタケ場に張る。

高い方は脚立に2段ほど乗っかり農業用のビニール紐にタイラップで留めていく。

低い方も同じ要領で留める。

できてみたらまあまあ良い出来ではないか。

これで直射が当たらないようになったはずだ。

雨ばかりで確認できていない。


恐怖の強風

2020-07-14 15:02:31 | Weblog
先日強風でミツバチ箱が傾いた。

箱の傾きは修正したが、その後また強風が吹いたらしい。

家の隣にあるブナの枝が2本折れて落ちていたから気がついた。

「ひょっとして他にも」と思い敷地の上の方まで見に行ってみた。

やはり倒れていた。

近づいていくと驚いたことに根ごと倒れ込んだのではなく木の途中で千切れていた。

千切れた部分から先端方向を見ると杉の木々が立ち並ぶ中、間隙を縫うようにして、狭い範囲内にどの杉の木とも接触せず倒れていた。

根は強風と緩んだ土に耐え忍ぶが枝葉を持つ幹が耐えられなくなって千切れてしまったのだ。

元の杉の木を探してみた。

またまた驚いたことには根の部分が近くになかった。

ウラジロの繁茂する中では見つけられないので諦めた。

だが5メートル以上探したのだから、それ以外の場所から飛ばされてきたのだ。

その幹をへし折る力も相当なものだなと感じるが、折れた部分を飛ばす力というのも想像を絶している。

我が家から下に向かう道路は通行止めになった。

オレンジ色と黒に塗られた通行止めのウマには「崩土が原因」だと書かれた役場の紙が貼られていた。

降雨量が多いこの地域だが、ほとんど放送されることのない突風もまた恐怖を感じざるを得ないものだ。



雨との和解

2020-07-13 14:30:51 | Weblog
子供の頃から雨が嫌いだった。

それは今でも続いている。

だが最近は少しマシになった。

カッパの上下を着て長靴を履けば怖いもんなしだ。

雨の日に草取りをするようになった。

草は「スコッ ボコッ」と抜けてくる。

45リットルのゴミ袋にイッパイなんてすぐに採れる。

ただし体中自分の汗でビッショリになる。

だからってカッパなしでは風邪をひく。

自宅から少し離れたところに草取りに行くときにはジャイロという屋根付き3輪車を使う。

ドロで汚れたままで運転しても水洗いすればジャイロは、ちゃんと元通りキレイに戻る。

また植物の植え替えをするのも、この季節の良いところだ。

堤防の下にガウラの咲いているのが見えた。

堤防の土に咲くのではなく階段のコンクリート上の、ほんの少しだけある土に咲いている。

これなら堤防に穴を開けることにはならない。

袋を持って行って引っこ抜いてきた。

それを自宅で鉢植えした。

元気に生きているようだ。

シモツケ アカメガシも挿し木した。

それらも元気に経過している。

シモツケなどは短く切って土に挿してあるのに短いまま、もう花をつけた。

驚きの生命力だ。

雨で生き生きしている植物の姿を見ると私も嬉しくなる。

だが良いことは、それくらいだ。

長引く雨で自宅の雨漏りはひどいし各地に水害をもたらしている。

まだまだ雨とは和解できそうにない。

「もういい加減に雨降らすのやめろよ」とこの時期は皆と意見が一致する。



ミツバチ箱固定

2020-07-04 14:42:06 | Weblog
早朝電話が鳴った。

春野でお世話になっている知人だった。

私のミツバチ箱が道路側に倒れ掛かっている。45度傾いている、ということだった。

午前中は用事があったため早めの昼食を済ませて駆けつけた。

現場は言われたとおりであった。

コンクリートのU字溝を基礎にして、その上に3階建て、そしてその上に大きめの屋根を葺いてある。

それがU字溝ごと持ち上がっている。

降り続く雨でU字溝の周りの土がゆるくなり、そこに突風が吹き屋根を直撃したようだ。

どの程度の突風かというと、その惨状を見ると想像以上にひどかったと想像する。

幹周り150cmほどの杉の木の上部がボッキり折れて飛ばされている。

そしてその折れて飛ばされた木に当たった別の杉の木が根こそぎ倒れている。

また5mほどのカラスザンショウの幹が、根元からねじり切れていた。

それらがごく狭い範囲の風の道になっていたから、その他の木は何ともないのだ。

さてとりあえずミツバチ箱を起こす必要がある。

道路から3m上にあるため怖くてガケ側からは起こせない。

試しに屋根を引っ張ってみたがビクともしない。

すると数匹のミツバチがやって来て私を攻撃する。

「待てよ。オレは助けに来たんだよ」と言ってみても無意味だ。

それからは防護服を着て作業した。

ロープと滑車を使って引き上げることにした。

見事に起き上がってくれたが勢い余って今度は敷地側に倒れてしまった。

こちら側からは楽に起こすことができる。

だが地面が安定しないのでロープ3本と小石の袋を前後において応急処置をした。

帰り道あれこれ策を考えた。

このミツバチ箱を移動させることも考えると土台をコンクリートで大きくしないほうが良いだろうと思った。

結局単管パイプを地面に打ち込み、それと箱を木で繋ぐことにした。

箱に木を留めるときビスを打ち込んでいる音に紛れてミツバチたちの唸り音が聞こえた。

「ザザー」と全員で羽を震わせて抗議しているのだ。