「第3回都市・自治体連合アジア太平洋支部コングレス2010浜松」
というのが正式名称らしい。
浜松市長や静岡県知事も出るし、またソウル市の隣の城南市長も来るしオーストラリアから全豪地方自治体協会長も来る。
もう1人地元の経済界から鈴木修氏も出る。
それが入場無料で聴くことができるのだから私としては是非とも見聞を広めたいという思いで、のぞいてみたくなったのだ。
一般参加の受付で予めいただいた参加許可書を提出して資料と同時通訳機を受け取る。
ホール中央あたりで通路の角の席を確保した。
まわりは男も女も暗い色のスーツを着た人たちばかりだ。
私は、いつものようなジーンズに黄色のボタンダウンにジャンパー姿だ。
むしろ目立つ。
外国語でのスピーチを翻訳機を通した同時通訳で聴くということが目新しいことだった。
TVで二ヶ国語放送を左右のスピーカーを別言語で鳴らしているようだった。
内容は「お役所的」で片付けられそうなものだった。
時間的制約の中では、それしかないかとも思う。
私の隣は韓国のおねえちゃんだった。
隣に座った課長(カジャンニム)と喋っている。
英語で通訳を聞きメモを取っていた。
「チラッ」と見てみた。
「わけわからん」
読めるが人のメモなど見ても内容が分かるわけがなかった。
かわいい顔をしているのだが私に肘が当たっても平気だし遅刻はしてくるし課長は途中で出て行くし。
出入りの度に私は荷物を持って短い足を引っ込める。
だがその際何も言わない。
「カムサハムニダ」くらい言ってみろってんだ。
「はいね」って日本語で言うから。
川勝平太静岡県知事の話は面白かった。
原稿ナシなので同時通訳が訳し易いように、ゆっくりしゃべった。
内容は分かり易いうえに説得力にあふれ時間ピッタリに終わった。
「さすがー」と言いたくなった。
新聞では悪く書かれていたが鈴木修氏の話も面白かった。
ただ世界的な話ではなかったが。
こういう会は内容よりも集まることのほうが大切なのかもしれないと感じた。
外国の人たちがスピーチ中に歩いて写真を撮っているし出て行ってしまうし。
肌の色 着ている服 着けている香水 喋っている言語
目から耳から鼻まで、おまけにイラつく感覚まで外国を感じたから今日の出席は意義があった。