「わわゥ!
ネーさッ、へりこぷたーがァ、ぶんぶんッでスゥ!」
そうなのよ、テディちゃ。
首相さんの演説がある、というのでヘリコプターが飛びまくった
東京・八王子から、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
さあ、ぶんぶんヘリさんは去ったようですし、
本日の御本の用意も出来ました。
みなさま、こちらを、どうぞ~!
―― 喋々喃々 ――
著者は小川糸さん、’09年2月に発行されました。
『喋々喃々』は『ちょうちょうなんなん』と読みます。
「ひょうしのォ、ちょうちょゥはァ、ちょうちょゥちがいッ!」
以前に御紹介しました小川さんのデビュー作品
『食堂かたつむり』は非常に印象に残る御本でした。
人里はなれた小さな食堂、
森の女王のような豚のエルメスちゃん……
2作目となるこちらの『喋々喃々』は、
おや? 舞台は東京、ですね。
「ひるずゥ、でスかッ?
それともォ、みッどたうんッ??」
いえいえ、ミッドタウンからはだいぶ歩かないと行き着けない、
その場所は――
谷中、という町。
昔の趣きが生きるその一帯を、
東京っ子は《下町》と呼んだりするのです。
アンティークきもののお店
『ひめまつ屋』さんは、谷中にあります。
物語の主人公、
栞(しおり)さんは、『ひめまつ屋』さんの若き店主。
新年とともに、栞さんのもとへやって来たのは、春~♪
「むッ?
しんねんはァ、しんしゅんッでスよゥ~!
はるゥ、でスよゥ~!」
あの、そっちの春ではなくて、
つまりその、こころの春、と申しますか、
恋愛、の方の、春、なんです。
「おおおッ! はるッ!」(←驚き!)
月日とともに、
ゆるゆると歩みを進める、栞さんの恋。
その恋の行方を、
ここでバラしちゃうのは野暮、というものですね。
栞さんの周辺の人びと、
そして私たち読み手も、
静かに見守ることしかできません……。
《恋愛》を独特なリズムで描くこの物語、
前作『食堂かたつむり』が
週ジャン的パワフル少年コミックとすれば、
こちらは、
昭和前期の古風な少女小説、でしょうか。
「ふわァ??
しゅうかんじゃんぷゥ~?」
いい味を出している脇役さんたちにも注目です!
『食堂かたつむり』で小川さんのファンになった御方は、
こちらも、ぜひ!
ネーさッ、へりこぷたーがァ、ぶんぶんッでスゥ!」
そうなのよ、テディちゃ。
首相さんの演説がある、というのでヘリコプターが飛びまくった
東京・八王子から、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
さあ、ぶんぶんヘリさんは去ったようですし、
本日の御本の用意も出来ました。
みなさま、こちらを、どうぞ~!
―― 喋々喃々 ――
著者は小川糸さん、’09年2月に発行されました。
『喋々喃々』は『ちょうちょうなんなん』と読みます。
「ひょうしのォ、ちょうちょゥはァ、ちょうちょゥちがいッ!」
以前に御紹介しました小川さんのデビュー作品
『食堂かたつむり』は非常に印象に残る御本でした。
人里はなれた小さな食堂、
森の女王のような豚のエルメスちゃん……
2作目となるこちらの『喋々喃々』は、
おや? 舞台は東京、ですね。
「ひるずゥ、でスかッ?
それともォ、みッどたうんッ??」
いえいえ、ミッドタウンからはだいぶ歩かないと行き着けない、
その場所は――
谷中、という町。
昔の趣きが生きるその一帯を、
東京っ子は《下町》と呼んだりするのです。
アンティークきもののお店
『ひめまつ屋』さんは、谷中にあります。
物語の主人公、
栞(しおり)さんは、『ひめまつ屋』さんの若き店主。
新年とともに、栞さんのもとへやって来たのは、春~♪
「むッ?
しんねんはァ、しんしゅんッでスよゥ~!
はるゥ、でスよゥ~!」
あの、そっちの春ではなくて、
つまりその、こころの春、と申しますか、
恋愛、の方の、春、なんです。
「おおおッ! はるッ!」(←驚き!)
月日とともに、
ゆるゆると歩みを進める、栞さんの恋。
その恋の行方を、
ここでバラしちゃうのは野暮、というものですね。
栞さんの周辺の人びと、
そして私たち読み手も、
静かに見守ることしかできません……。
《恋愛》を独特なリズムで描くこの物語、
前作『食堂かたつむり』が
週ジャン的パワフル少年コミックとすれば、
こちらは、
昭和前期の古風な少女小説、でしょうか。
「ふわァ??
しゅうかんじゃんぷゥ~?」
いい味を出している脇役さんたちにも注目です!
『食堂かたつむり』で小川さんのファンになった御方は、
こちらも、ぜひ!