テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

転がる《♪》は。

2009-08-19 22:22:42 | ブックス
 サルスベリのお花がきれいな季節ですね~♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわァ、テディちゃで~スッ!
 あさがおォもォ、がんばッてまス!」

 季節の花々さんたちより華やかに、
 いえ、華々しく笑顔!な表紙画の、
 本日ご紹介いたします一冊は、はい、こちらです!
 皆さま、拍手でお迎え下さ~い!



          ―― のだめカンタービレ #22 ――



 著者は二ノ宮知子さん、’09年8月に発行されました。
 日本人のクラシック音楽への既成概念や先入観を
 すこーんと破壊してしまった名作コミックの最新話、
 第22巻の登場です!

「わんだほォー!! ぱちぱちぱちィ!!」

 極東の島国を飛び出た千秋くん&のだめちゃんのパリライフ、
 なんだか風雲急を告げる展開になってまいりましたね。
 シュトレーゼマンの弟子として活躍中の千秋くんと
 わが身を引き比べ、
 もうやだーっ!
 こんな学生生活っ!
 と、憑かれたように走り始めるのだめちゃん。
 
 なんと、今巻では英国の一流オーケストラと共演?!?
 衝撃デビュー?!?

「ひょわわッ!
 いきなりィ? でもォ、ぱちぱちィ!」

 私たち読み手の期待と不安を、
 そして自身の決意、覚悟をも背負い、
 若きピアニストは登壇します。
 演目は、
 『ショパン作 ピアノ協奏曲 第一番』。

 その反響や――いかに?

「どどど、どうなるゥのかなッ?
 しんぱいィでスよゥ~」

 反響は……なるほど~、今年らしいなァと思わせる描き方で
 のだめちゃんのもとに届きます。
 ネットで、動画で、TV映像で、
 シュトレーゼマンのロンドン公演の模様は
 広く知られる事態となったのですから。

 音楽家さんにとって、
 PCとネットの普及・拡大は複雑ですね。
 映像、音を、モニター上で何千何万回と再生させることは出来る、
 しかし、その音は、本物ではない――

 本物の音、
 本物の音楽は、
 観賞者の耳に響いているのか……?

 評判を得ることと、
 真の音楽に迫る演奏をすることは
 まったくの別もの。
 ここにこうしている私たちも、
 のだめちゃんのピアノの音に、
 ちゃんと耳を澄ませているのでしょうか……。

「むむむむむゥ~、
 じしんがァ、なくなッてェきましたでスゥ~」

 けれど、
 ショーマストゴーオン!
 ミルヒーの、千秋くんの、
 舞台の幕は上がるのです。
 のだめちゃんの次の幕は?

 次巻が、ますます待たれます!
 
「はくしゅのォ、じゅんびィしてェ、まッてまスからねッ!!」
コメント
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