お暑い秋でございますね。こんにちは、ネーさです。
「むゥッ?
ネーさ、ちがうゥでスゥ! いまはァ、なつゥでスよッ!」
テディちゃ、暦の上では立秋を過ぎました。
ですから今は、秋!なんです。
「えェ~???」(←疑いの眼差し)
ファッション雑誌ではブーツの特集が組まれ、
デパートには秋冬ものの服やバッグが入荷する今日この頃。
そう、つまり!
私たちが心待ちにしていたこの御本の季節となったのです。
さあ、胸躍らせつつ、こちらを、どうぞ~!
―― 秋のおしゃれ ――
著者は池田重子さん、’09年7月に発行されました。
副題に『池田重子流きものコーディネート』とあります。
池田さんによるきものコーディネートの御本も、
『冬のおしゃれ』『春のおしゃれ』『夏のおしゃれ』を経て、
この『秋のおしゃれ』で
一年の美が締めくくられることとなりました。
「いよいよォ、ふぁいなるすてーじィ!」
秋のきものの美――
『夏のおしゃれ』では、夏らしい色調の美が印象的でしたが、
秋の美は、色彩により深みが加わります。
御本の表紙となっているのは
『赤姫の裾模様』と池田さんが名付けたコーディネート。
明治時代末期の作、
紅色(もみいろ)の二枚襲(にまいがさね)の振袖です。
帯は紅葉をモチーフに、
帯揚げ、しごき、丸くげ紐も、また紅の色。
半襟にも、あざやかな紅色の刺繍が。
「ふァゥ~、はくりょくゥ~!」
秋は婚礼のシーズンでもありますから、
格調高い振袖のコーディネートが
他にも多数掲載されています。
帯が、なんともすてきですね!
これほどの御品、
もう現代では作られていないかもしれません……。
さらに、読み手の眼をぐっと惹きつけるのは……
帯留!
『春のおしゃれ』では可愛いツクシンボ、
あら失礼、愛らしい土筆の帯留が、
『夏のおしゃれ』では繊細な団扇やトンボの帯留に
うっとりさせられました。
では、この『秋のおしゃれ』で登場する帯留は、
「ふむふむッ、
くりかなッ?
りんごォ、かもッ?」
はい、栗、あります。
リンゴや、柿、ブドウをかたどった帯留もありますよ。
ですが、なんといっても『秋』らしいのは、
菊の花!
工芸/装飾品の域を超えた、
宝飾品と呼ぶにふさわしい菊花は
正調な《秋の美》の象徴のようです。
「しんじゅのォおはながァ、きれいィでスゥ~……!」
変幻自在な色、素材、そして主題。
秋のきものが創り出す華やかな一場面を
アート好きさんは何を措いてもぜひ!
歴史好きさんにも、おすすめです!
残暑を忘れさせてくれる一冊ですよ♪
「きせつはァ、え~とォ、
……なつだけどォ、もうあきィ!」
「むゥッ?
ネーさ、ちがうゥでスゥ! いまはァ、なつゥでスよッ!」
テディちゃ、暦の上では立秋を過ぎました。
ですから今は、秋!なんです。
「えェ~???」(←疑いの眼差し)
ファッション雑誌ではブーツの特集が組まれ、
デパートには秋冬ものの服やバッグが入荷する今日この頃。
そう、つまり!
私たちが心待ちにしていたこの御本の季節となったのです。
さあ、胸躍らせつつ、こちらを、どうぞ~!
―― 秋のおしゃれ ――
著者は池田重子さん、’09年7月に発行されました。
副題に『池田重子流きものコーディネート』とあります。
池田さんによるきものコーディネートの御本も、
『冬のおしゃれ』『春のおしゃれ』『夏のおしゃれ』を経て、
この『秋のおしゃれ』で
一年の美が締めくくられることとなりました。
「いよいよォ、ふぁいなるすてーじィ!」
秋のきものの美――
『夏のおしゃれ』では、夏らしい色調の美が印象的でしたが、
秋の美は、色彩により深みが加わります。
御本の表紙となっているのは
『赤姫の裾模様』と池田さんが名付けたコーディネート。
明治時代末期の作、
紅色(もみいろ)の二枚襲(にまいがさね)の振袖です。
帯は紅葉をモチーフに、
帯揚げ、しごき、丸くげ紐も、また紅の色。
半襟にも、あざやかな紅色の刺繍が。
「ふァゥ~、はくりょくゥ~!」
秋は婚礼のシーズンでもありますから、
格調高い振袖のコーディネートが
他にも多数掲載されています。
帯が、なんともすてきですね!
これほどの御品、
もう現代では作られていないかもしれません……。
さらに、読み手の眼をぐっと惹きつけるのは……
帯留!
『春のおしゃれ』では可愛いツクシンボ、
あら失礼、愛らしい土筆の帯留が、
『夏のおしゃれ』では繊細な団扇やトンボの帯留に
うっとりさせられました。
では、この『秋のおしゃれ』で登場する帯留は、
「ふむふむッ、
くりかなッ?
りんごォ、かもッ?」
はい、栗、あります。
リンゴや、柿、ブドウをかたどった帯留もありますよ。
ですが、なんといっても『秋』らしいのは、
菊の花!
工芸/装飾品の域を超えた、
宝飾品と呼ぶにふさわしい菊花は
正調な《秋の美》の象徴のようです。
「しんじゅのォおはながァ、きれいィでスゥ~……!」
変幻自在な色、素材、そして主題。
秋のきものが創り出す華やかな一場面を
アート好きさんは何を措いてもぜひ!
歴史好きさんにも、おすすめです!
残暑を忘れさせてくれる一冊ですよ♪
「きせつはァ、え~とォ、
……なつだけどォ、もうあきィ!」