「こんにちわァ、テディちゃでス!
りゅうせいぐんッ、かもーんッ!」
「がるる!ぐるぐるるぅ?」(←訳:虎です!晴れるかなぁ?)
こんにちは、ネーさです。
今年のしし座流星群のピークは17日深夜から18日朝……?
ううっ、寒そうだわねー!
「かんそくにィ、おでかけするのならっ!」
「がるぐるるー!」(←訳:厚着してねー!)
そうね、防寒モードON!
ついでに読書タイムのスイッチもON!
さあ、本日ご紹介いたします一冊は、こちらですよ~!

―― トマス・グラバーの生涯 ――
著者はマイケル・ガーデナさん、原著は2007年に、画像の日本語版は2012年6月に発行されました。
英原題は『AT THE EDGE OF EMPIRE The life of Thomas Blake Glover』、
『大英帝国の周縁にて』と日本語副題が付されています。
「ぐらばーさんッ?? それはァ~…」
「ぐるるーがるぐるるーがる?」(←訳:グラバー邸のグラバーさん)
はい、そうです。
私たち日本人には、グラバーという呼び名と、
住居であった長崎の御邸『グラバー邸』で知られる
トマス・ブレイク・グラバーさん(1838~1911)。
この御本は、グラバーさんの生涯を辿るノンフィクション――
それも、グラバーさんと同じくスコットランド出身の研究者さんによる、
よくぞここまで調べ上げた!と感嘆するほど、
詳細を極めた評伝なのです。
「ふむむゥ!
げきどうのォ、じだいィ、でスねッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:明治維新だもの!)
英語の発音では、
グラバーよりもグローヴァーの方が近いのでしょうが、
幕末の頃の日本人の耳には、グラバー、と聞こえたのでしょう。
十代後半のうちに故国を発ち、
神秘の地・東洋へ。
とはいっても、若きグラバー青年が求めたものに
ミステリアスな要素はありません。
狙うは、一攫千金!
「ふァ??」
「ぐるるっ??}(←訳:おカネっ??)
ギャンブル精神をビジネスに同化させ、
儲けよう!
商人になって、蓄財しよう!
そんな風に考えて東洋へやって来る若者が
当時は大勢いたのです。
ただ、グラバーさんは、他の一攫千金派とは
ちょっと違っていました。
お金を稼いでさっさと故国へ帰るのではなく、
ニホンという小さな島国に
留まることを選んだのです。
「ふしぎなァ、おじさんッ、でスねェッ!」
「ぐるがるがるるる?」(←訳:どうしてなのかな?)
明治の頃の、いわゆる“お雇い外国人”として
日本の地を踏んだ異人さんたちや、
旅行者、ジャーナリストとも
かけ離れた道を歩む、
商人・グラバーさんの人生は、
近代日本の黎明期にそっくり重なります。
激動、という表現がふさわしい時代に――
「あらしィのようなッ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:潮流の変わり目!)
歴史好きさん、
幕末史マニアさんに
ぜひ読んでいただきたい労作であり大作です!
著者・ガーデナさんにはもちろんのこと、
訳者である村里好俊さん、杉浦裕子さんにも、
ねぎらいの拍手を~!
りゅうせいぐんッ、かもーんッ!」
「がるる!ぐるぐるるぅ?」(←訳:虎です!晴れるかなぁ?)
こんにちは、ネーさです。
今年のしし座流星群のピークは17日深夜から18日朝……?
ううっ、寒そうだわねー!
「かんそくにィ、おでかけするのならっ!」
「がるぐるるー!」(←訳:厚着してねー!)
そうね、防寒モードON!
ついでに読書タイムのスイッチもON!
さあ、本日ご紹介いたします一冊は、こちらですよ~!

―― トマス・グラバーの生涯 ――
著者はマイケル・ガーデナさん、原著は2007年に、画像の日本語版は2012年6月に発行されました。
英原題は『AT THE EDGE OF EMPIRE The life of Thomas Blake Glover』、
『大英帝国の周縁にて』と日本語副題が付されています。
「ぐらばーさんッ?? それはァ~…」
「ぐるるーがるぐるるーがる?」(←訳:グラバー邸のグラバーさん)
はい、そうです。
私たち日本人には、グラバーという呼び名と、
住居であった長崎の御邸『グラバー邸』で知られる
トマス・ブレイク・グラバーさん(1838~1911)。
この御本は、グラバーさんの生涯を辿るノンフィクション――
それも、グラバーさんと同じくスコットランド出身の研究者さんによる、
よくぞここまで調べ上げた!と感嘆するほど、
詳細を極めた評伝なのです。
「ふむむゥ!
げきどうのォ、じだいィ、でスねッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:明治維新だもの!)
英語の発音では、
グラバーよりもグローヴァーの方が近いのでしょうが、
幕末の頃の日本人の耳には、グラバー、と聞こえたのでしょう。
十代後半のうちに故国を発ち、
神秘の地・東洋へ。
とはいっても、若きグラバー青年が求めたものに
ミステリアスな要素はありません。
狙うは、一攫千金!
「ふァ??」
「ぐるるっ??}(←訳:おカネっ??)
ギャンブル精神をビジネスに同化させ、
儲けよう!
商人になって、蓄財しよう!
そんな風に考えて東洋へやって来る若者が
当時は大勢いたのです。
ただ、グラバーさんは、他の一攫千金派とは
ちょっと違っていました。
お金を稼いでさっさと故国へ帰るのではなく、
ニホンという小さな島国に
留まることを選んだのです。
「ふしぎなァ、おじさんッ、でスねェッ!」
「ぐるがるがるるる?」(←訳:どうしてなのかな?)
明治の頃の、いわゆる“お雇い外国人”として
日本の地を踏んだ異人さんたちや、
旅行者、ジャーナリストとも
かけ離れた道を歩む、
商人・グラバーさんの人生は、
近代日本の黎明期にそっくり重なります。
激動、という表現がふさわしい時代に――
「あらしィのようなッ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:潮流の変わり目!)
歴史好きさん、
幕末史マニアさんに
ぜひ読んでいただきたい労作であり大作です!
著者・ガーデナさんにはもちろんのこと、
訳者である村里好俊さん、杉浦裕子さんにも、
ねぎらいの拍手を~!