「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ~ぞろめッ!」
「がるる!ぐるぐるぐるぐるる!」(←訳:虎です!1並びの11月11日!)
こんにちは、ネーさです。
震災から20箇月……
今日は可愛い七五三の御詣り姿のチビっ子たちを見かけましたよ。
東北のチビっ子たちに、
世界中のチビっ子たちに、幸あれ!
「みんなァ、げんきにィ!」
「ぐるぐるる!」(←訳:すくすくと!)
では、東北産の美味しいリンゴ(3Lサイズ!)をかじりながら、
本日も読書タ~イム!
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ce/bd011d23ff900fd3d7dffd70918353d5.jpg)
―― 月を見つけたチャウラ ――
著者はルジ・ピランデッロさん、画像の日本語版は2012年10月に発行されました。
『ピランデッロ短篇集』と副題にありますように、
イタリア生まれの作家・戯曲家・詩人として知られる
ルイジ・ピランデッロさん(1867~1936)の短編小説作品集です。
以前に『カオス・シチリア物語―ピランデッロ短篇集』を御紹介いたしましたが、
ピランデッロさんの作品集がまた一冊!日本で出版されるとは、
私ネーさ、感激です~!!
「いたりあァではッ、きょしょうさんッ、なのでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:だよねっ!)
色々と事情があって、
日本ではメジャーになりきれないピランデッロさん、
1934年にはノーベル文学賞も受賞している大文豪さんなんですよ♪
この御本には、
表題作品の『月を見つけたチャウラ』を始め、
初心者さんにも親しみやすい、
ピランデッロさんの短編小説15作品が収録されています。
特に、
『月を見つけたチャウラ』は、
宮崎駿さん監督作品『天空の城ラピュタ』の
アナザーサイドストーリーじゃないかしら?と想わせる掌編です。
「むむゥ? らぴゅたッ??」
「ぐるるがっるるがる??」(←訳:どこがラピュタなの??)
パズーが働いていた鉱山と
よく似た採掘鉱山が、
主人公チャウラの生活の場でした。
ただ、環境の点ではチャウラの鉱山の方がはるかに劣悪です。
機械や工具、トロッコなどはありません。
ツルハシで硫黄鉱石を採掘し、
人力で外へ運び出す。
重労働なのに、賃金はスズメの涙。
つらく苦しい労働が続く或る日、
暗い坑道でチャウラが見出したのは――
「どうわッ、みたいィなのでス!」
「ぐるがるるるぐるるる!」(←訳:小川未明さんみたいな!)
この御本の中で最も有名なのは、
『甕(かめ)』という作品でしょうか。
ピランデッロさんの代表作のひとつであり、
映画化もされ、
演劇を勉強している学生さんならばきっと御存知の戯曲『甕』。
ここでは1909年発表の小説版が
訳出されていますよ!
演劇青少年さんは、必読!の傑作です。
「ぶたいィはァ、しちりあッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:地中海の島だね!)
ピランデッロさんが生まれ、育った地シチリア島は、
数千年をさかのぼれば、
水と緑に恵まれた豊かな土地でした。
しかし、樹木が伐採され尽くした後、
水脈は涸れ、
土地は荒れて細り、
強国の支配、
貴族&地主階級の専横、と災厄に見舞われます。
ピランデッロさんは裕福な家の出身でしたが、
その目線、思いは常に、
運命に翻弄される人びと、
苛酷な定めに喘ぐ人の側にありました。
関口英子さんによる流麗な訳文で、
ゆったり、
じっくり、
ピランデッロさんの世界を覗いてみてくださいな~!
「えいがもォ、おすすめッ、なのでスゥ!」
「がるがるる!」(←訳:名作ですよ!)
きょうはァ~ぞろめッ!」
「がるる!ぐるぐるぐるぐるる!」(←訳:虎です!1並びの11月11日!)
こんにちは、ネーさです。
震災から20箇月……
今日は可愛い七五三の御詣り姿のチビっ子たちを見かけましたよ。
東北のチビっ子たちに、
世界中のチビっ子たちに、幸あれ!
「みんなァ、げんきにィ!」
「ぐるぐるる!」(←訳:すくすくと!)
では、東北産の美味しいリンゴ(3Lサイズ!)をかじりながら、
本日も読書タ~イム!
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ce/bd011d23ff900fd3d7dffd70918353d5.jpg)
―― 月を見つけたチャウラ ――
著者はルジ・ピランデッロさん、画像の日本語版は2012年10月に発行されました。
『ピランデッロ短篇集』と副題にありますように、
イタリア生まれの作家・戯曲家・詩人として知られる
ルイジ・ピランデッロさん(1867~1936)の短編小説作品集です。
以前に『カオス・シチリア物語―ピランデッロ短篇集』を御紹介いたしましたが、
ピランデッロさんの作品集がまた一冊!日本で出版されるとは、
私ネーさ、感激です~!!
「いたりあァではッ、きょしょうさんッ、なのでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:だよねっ!)
色々と事情があって、
日本ではメジャーになりきれないピランデッロさん、
1934年にはノーベル文学賞も受賞している大文豪さんなんですよ♪
この御本には、
表題作品の『月を見つけたチャウラ』を始め、
初心者さんにも親しみやすい、
ピランデッロさんの短編小説15作品が収録されています。
特に、
『月を見つけたチャウラ』は、
宮崎駿さん監督作品『天空の城ラピュタ』の
アナザーサイドストーリーじゃないかしら?と想わせる掌編です。
「むむゥ? らぴゅたッ??」
「ぐるるがっるるがる??」(←訳:どこがラピュタなの??)
パズーが働いていた鉱山と
よく似た採掘鉱山が、
主人公チャウラの生活の場でした。
ただ、環境の点ではチャウラの鉱山の方がはるかに劣悪です。
機械や工具、トロッコなどはありません。
ツルハシで硫黄鉱石を採掘し、
人力で外へ運び出す。
重労働なのに、賃金はスズメの涙。
つらく苦しい労働が続く或る日、
暗い坑道でチャウラが見出したのは――
「どうわッ、みたいィなのでス!」
「ぐるがるるるぐるるる!」(←訳:小川未明さんみたいな!)
この御本の中で最も有名なのは、
『甕(かめ)』という作品でしょうか。
ピランデッロさんの代表作のひとつであり、
映画化もされ、
演劇を勉強している学生さんならばきっと御存知の戯曲『甕』。
ここでは1909年発表の小説版が
訳出されていますよ!
演劇青少年さんは、必読!の傑作です。
「ぶたいィはァ、しちりあッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:地中海の島だね!)
ピランデッロさんが生まれ、育った地シチリア島は、
数千年をさかのぼれば、
水と緑に恵まれた豊かな土地でした。
しかし、樹木が伐採され尽くした後、
水脈は涸れ、
土地は荒れて細り、
強国の支配、
貴族&地主階級の専横、と災厄に見舞われます。
ピランデッロさんは裕福な家の出身でしたが、
その目線、思いは常に、
運命に翻弄される人びと、
苛酷な定めに喘ぐ人の側にありました。
関口英子さんによる流麗な訳文で、
ゆったり、
じっくり、
ピランデッロさんの世界を覗いてみてくださいな~!
「えいがもォ、おすすめッ、なのでスゥ!」
「がるがるる!」(←訳:名作ですよ!)