「こんにちわッ、テディちゃでス!
……むむゥッ! ないッ! ないィでスゥ!」
「がるる!ぐるぐるーがるぐる?」(←訳:虎です!ないよねーどこにも?)
こんにちは、ネーさです。
プロ野球は読売ジャイアンツが優勝して……優勝、したんですよね?
なのに、おかしいわ??
優勝記念のセールって全く耳にしないんですけれど??
「つまんなァ~いッ!」
「ぐるがるるるぅ!」(←訳:つまんないよぅ!)
今からでもいい!全国で華やかにイベントやセールを!と願いながら、
さあ、週明けの今日も読書タイムですよ♪
本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/6f/5d73356dd98d1a83dc4ad6067c7328ea.jpg)
―― チューダー王朝弁護士 シャードレイク ――
著者はC・J・サンソムさん、原著は2003年に、日本語版は2012年8月に発行されました。
英原題は『DISSOLUTION』、
本国イギリスでは第五作まで刊行されている人気ミステリシリーズの
邦訳版第一作がこの御本です。
「ちゅーだァー??」
「ぐるがるる??」(←訳:弁護士さん??)
「じゃあッ、ほうていィみすてりッ??」
弁護士さんが出てくるミステリだからといって、
皆が皆、異議あり!と法廷で叫んじゃったりはしませんよ。
いえ、この御本の主人公である
マシュー・シャードレイクさんは
法廷でのお仕事も担当しているのですが、
他のお仕事も請け負っているんです。
トマス・クロムウェル卿。
英国王ヘンリー8世に仕える摂政宗務長官クロムウェル卿が、
シャードレイクさんの“上司”でした。
ヘンリー8世って、テディちゃ、虎くんも、聞いたことあるわよね?
「ふァいッ! ふとッちょッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:怖い王さまだよ!)
眼力&迫力、胴周りサイズもパワフルな、
英国王ヘンリー8世(1491~1547)。
そして、ヘンリー8世によって騎士(ナイト)の位を授けられ、
後に王の側近に上りつめるトマス・クロムウェル卿(1845~1540)。
シャードレイクさん、荒れた天気の中を
クロムウェル卿の急な命令に従い、
宮殿へとやって来ました。
「うゥ~むゥ! このおじさんもォ~」
「ぐるるるっ!」(←訳:なんか怖っ!)
怖いおじさん、あっと失礼、クロムウェル卿は
弁護士シャードレイクさんに新たな任務を下します――
或る修道院を解体に追い込め!
「うぎゃァッ!」
「がっるるっ!」(←やっぱ怖っ!)
実質は、解体に追い込むべく証拠を探せ、ということなのですが、
クロムウェル卿の狙いは同じです。
修道院なぞ何の役にも立たぬ。
潰してしまえ!
修道士たちの財産も土地も、
すべて没収するのだ!
――そう、当時の英国には、宗教改革の嵐が吹き荒れていたのです。
クロムウェル卿に仕えて間もなかった頃のシャードレイクさんでしたら
喜び勇んで仕事に取り掛かったことでしょう。
しかし、シャードレイクさんは最近、
疲れはてていました。
王と側近たちの政(まつりごと)は
強欲で、疑心に満ちている……
そんな気がしてならないのです。
でも、その思いを口に出したりしたら――
「つかまッちゃうゥのでスゥ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:投獄されるよ!)
暗澹たる心地で
指定された修道院へ向かうシャードレイクさん。
そこで起きている事件を解決し、
クロムウェル卿に吉報を送らねば、
明日の我が身はどうなることか……。
中世の修道院に於けるミステリ、と聞けば、
多くの活字マニアさんはウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』を
想い浮かべるでしょうね。
この御本では、『薔薇の名前』から約200年後という時代設定が採られています。
雪深いイタリアの修道院と違い、
チューダー王朝時代の弁護士探偵さんは……ハードボイルド?!?
「えッ? かたゆでッ??」
「ぐるがるる~…がるがるる!」(←訳:そういえば~…なんとなく!)
英国史マニアさんには
ぜひとも一読していただきたい歴史風味満載の重厚なミステリ、
BBCがドラマ化を予定しているそうですので、
予習の意味で海外ドラママニアさんも、ぜひ!
「でもォ、おうさまにはァ~」
「ぐるがるるるぐるぐるがるっ!」(←訳:近付かない方がいいみたいっ!)
……むむゥッ! ないッ! ないィでスゥ!」
「がるる!ぐるぐるーがるぐる?」(←訳:虎です!ないよねーどこにも?)
こんにちは、ネーさです。
プロ野球は読売ジャイアンツが優勝して……優勝、したんですよね?
なのに、おかしいわ??
優勝記念のセールって全く耳にしないんですけれど??
「つまんなァ~いッ!」
「ぐるがるるるぅ!」(←訳:つまんないよぅ!)
今からでもいい!全国で華やかにイベントやセールを!と願いながら、
さあ、週明けの今日も読書タイムですよ♪
本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/6f/5d73356dd98d1a83dc4ad6067c7328ea.jpg)
―― チューダー王朝弁護士 シャードレイク ――
著者はC・J・サンソムさん、原著は2003年に、日本語版は2012年8月に発行されました。
英原題は『DISSOLUTION』、
本国イギリスでは第五作まで刊行されている人気ミステリシリーズの
邦訳版第一作がこの御本です。
「ちゅーだァー??」
「ぐるがるる??」(←訳:弁護士さん??)
「じゃあッ、ほうていィみすてりッ??」
弁護士さんが出てくるミステリだからといって、
皆が皆、異議あり!と法廷で叫んじゃったりはしませんよ。
いえ、この御本の主人公である
マシュー・シャードレイクさんは
法廷でのお仕事も担当しているのですが、
他のお仕事も請け負っているんです。
トマス・クロムウェル卿。
英国王ヘンリー8世に仕える摂政宗務長官クロムウェル卿が、
シャードレイクさんの“上司”でした。
ヘンリー8世って、テディちゃ、虎くんも、聞いたことあるわよね?
「ふァいッ! ふとッちょッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:怖い王さまだよ!)
眼力&迫力、胴周りサイズもパワフルな、
英国王ヘンリー8世(1491~1547)。
そして、ヘンリー8世によって騎士(ナイト)の位を授けられ、
後に王の側近に上りつめるトマス・クロムウェル卿(1845~1540)。
シャードレイクさん、荒れた天気の中を
クロムウェル卿の急な命令に従い、
宮殿へとやって来ました。
「うゥ~むゥ! このおじさんもォ~」
「ぐるるるっ!」(←訳:なんか怖っ!)
怖いおじさん、あっと失礼、クロムウェル卿は
弁護士シャードレイクさんに新たな任務を下します――
或る修道院を解体に追い込め!
「うぎゃァッ!」
「がっるるっ!」(←やっぱ怖っ!)
実質は、解体に追い込むべく証拠を探せ、ということなのですが、
クロムウェル卿の狙いは同じです。
修道院なぞ何の役にも立たぬ。
潰してしまえ!
修道士たちの財産も土地も、
すべて没収するのだ!
――そう、当時の英国には、宗教改革の嵐が吹き荒れていたのです。
クロムウェル卿に仕えて間もなかった頃のシャードレイクさんでしたら
喜び勇んで仕事に取り掛かったことでしょう。
しかし、シャードレイクさんは最近、
疲れはてていました。
王と側近たちの政(まつりごと)は
強欲で、疑心に満ちている……
そんな気がしてならないのです。
でも、その思いを口に出したりしたら――
「つかまッちゃうゥのでスゥ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:投獄されるよ!)
暗澹たる心地で
指定された修道院へ向かうシャードレイクさん。
そこで起きている事件を解決し、
クロムウェル卿に吉報を送らねば、
明日の我が身はどうなることか……。
中世の修道院に於けるミステリ、と聞けば、
多くの活字マニアさんはウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』を
想い浮かべるでしょうね。
この御本では、『薔薇の名前』から約200年後という時代設定が採られています。
雪深いイタリアの修道院と違い、
チューダー王朝時代の弁護士探偵さんは……ハードボイルド?!?
「えッ? かたゆでッ??」
「ぐるがるる~…がるがるる!」(←訳:そういえば~…なんとなく!)
英国史マニアさんには
ぜひとも一読していただきたい歴史風味満載の重厚なミステリ、
BBCがドラマ化を予定しているそうですので、
予習の意味で海外ドラママニアさんも、ぜひ!
「でもォ、おうさまにはァ~」
「ぐるがるるるぐるぐるがるっ!」(←訳:近付かない方がいいみたいっ!)