「こんにちわッ、テディちゃでス!
うむむゥ……これはァ、みぎにィ!」
「がるる!ぐっるぐるがる!」(←訳:虎です!こっちのは左に!)
こんにちは、ネーさです。
右、左、と忙しいのは……ジグソーパズル?クロスワードパズル?
いえいえ、
本棚の模様替えです!
ふぅ~、脳ミソ全力回転の難解パズルですよ~!
「ぱふゥ~! つかれたァ~!」
「ぐるぐる!」(←訳:くたくた!)
では、熱いコーヒーなど淹れて……はい!
ひと休みを兼ねての、読書タイム!
本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/49/961da8e48c28de528d9b902dadc77bc0.jpg)
―― 冥闇 ――
著者はギリアン・フリンさん、原著は2009年に、日本語版は2012年10月に発行されました。
英原題は『DARK PLACES』、
日本語題名の『冥闇』には『めいあん』とルビがふられています。
2009年度のCWA賞にノミネートされた傑作ミステリですよ!
「むむッ!
けッこうゥ、ぶあついィぞッ!」
「がっるるるぐるる!」(←訳:どっしりの長編だ!)
厚みのある御本ですが、
S・キングさんの長編ほど厚くはありませんので、
安心してくださいね。
さあ、ゆっくり、
慌てず騒がず、ページを捲ってゆけば――
現代と、過去。
今と1985年を往き来する物語が始まりますよ。
「う~んとォ、むかしのようなァ??」
「がっるっるぐるるる?」(←訳:ちょっと昔のような?)
1985年、アメリカの或る州の、或る農場で、
《事件》は起きました。
訳者の中谷友紀子さんが、訳者あとがきで、
『カポーティの《冷血》を彷彿とさせる』と形容する、
悲惨な事件です。
物語の主人公は、
その《事件》のたったひとりの“生き残り”――
リビーさん。
「ええェッ? いきのこりィ??」
「がるる~…」(←訳:それは~…)
事件の生き残り……
そう聞いただけで、リビーさんがどのような状況に在るか、
推察できますね。
事件が起きた1985年から現代まで24年もの間、
周囲からの偏見に晒され、
物珍しがられたり、
噂の対象にされたり、
経済的にも苦境に立たされ……。
「けいざいィ、というとォ~…」
「ぐるがるる?」(←訳:お金ですか?)
ええ、リビーさんの手許にはもう僅かなお金しかありません。
これからどうしよう……?
お金を手にするために、私にできることは……。
苦境から脱出すべく、
リビーさんは或る申し出を受諾します。
「むむゥ~、それはァ、なにやらァ~…」
「ぐるぐるる!」(←訳:危険な気配!)
事件について研究している或る団体が、
当時のことを語ってくれたら謝礼を支払いましょう、と
提案してきたんです。
意を決し、
リビーさんはつらい記憶を掘りおこすことにしました。
7歳の、あの日。
わたしの家に、家族の身に、何が起きたのか――
「おもいィだせるのかなァ??」
「ぐるるがるがるぐるる?」(←訳:24年も昔だもんね?)
キレやすくて、わがままで、
付き合い難そうな性格のリビーさん。
強烈なキャラクターの彼女は、
しかし、ストーリーが進むにつれ、
意外なしぶとさ、強さを獲得してゆきます。
長い時間の隔たりを越え、
一歩一歩、真相へ迫り得る強さを。
「うむッ!
おうえんしたくゥ、なッてきたでス!」
「ぐるがるる!がるがる!」(←訳:掘り起こせ!どんどん!)
デビュー作ではCWA賞を受賞、
第二作目となるこの御本は映画化も予定されており、
今年発表した第三作目の長編は
全米でベストセラーになったという著者・フリンさん!
年末恒例のベスト文庫本リストにもランクインしそうなこの御本、
活字マニアさん、
ミステリ好きさんに、おすすめの一冊です!
ぜひ!
うむむゥ……これはァ、みぎにィ!」
「がるる!ぐっるぐるがる!」(←訳:虎です!こっちのは左に!)
こんにちは、ネーさです。
右、左、と忙しいのは……ジグソーパズル?クロスワードパズル?
いえいえ、
本棚の模様替えです!
ふぅ~、脳ミソ全力回転の難解パズルですよ~!
「ぱふゥ~! つかれたァ~!」
「ぐるぐる!」(←訳:くたくた!)
では、熱いコーヒーなど淹れて……はい!
ひと休みを兼ねての、読書タイム!
本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/49/961da8e48c28de528d9b902dadc77bc0.jpg)
―― 冥闇 ――
著者はギリアン・フリンさん、原著は2009年に、日本語版は2012年10月に発行されました。
英原題は『DARK PLACES』、
日本語題名の『冥闇』には『めいあん』とルビがふられています。
2009年度のCWA賞にノミネートされた傑作ミステリですよ!
「むむッ!
けッこうゥ、ぶあついィぞッ!」
「がっるるるぐるる!」(←訳:どっしりの長編だ!)
厚みのある御本ですが、
S・キングさんの長編ほど厚くはありませんので、
安心してくださいね。
さあ、ゆっくり、
慌てず騒がず、ページを捲ってゆけば――
現代と、過去。
今と1985年を往き来する物語が始まりますよ。
「う~んとォ、むかしのようなァ??」
「がっるっるぐるるる?」(←訳:ちょっと昔のような?)
1985年、アメリカの或る州の、或る農場で、
《事件》は起きました。
訳者の中谷友紀子さんが、訳者あとがきで、
『カポーティの《冷血》を彷彿とさせる』と形容する、
悲惨な事件です。
物語の主人公は、
その《事件》のたったひとりの“生き残り”――
リビーさん。
「ええェッ? いきのこりィ??」
「がるる~…」(←訳:それは~…)
事件の生き残り……
そう聞いただけで、リビーさんがどのような状況に在るか、
推察できますね。
事件が起きた1985年から現代まで24年もの間、
周囲からの偏見に晒され、
物珍しがられたり、
噂の対象にされたり、
経済的にも苦境に立たされ……。
「けいざいィ、というとォ~…」
「ぐるがるる?」(←訳:お金ですか?)
ええ、リビーさんの手許にはもう僅かなお金しかありません。
これからどうしよう……?
お金を手にするために、私にできることは……。
苦境から脱出すべく、
リビーさんは或る申し出を受諾します。
「むむゥ~、それはァ、なにやらァ~…」
「ぐるぐるる!」(←訳:危険な気配!)
事件について研究している或る団体が、
当時のことを語ってくれたら謝礼を支払いましょう、と
提案してきたんです。
意を決し、
リビーさんはつらい記憶を掘りおこすことにしました。
7歳の、あの日。
わたしの家に、家族の身に、何が起きたのか――
「おもいィだせるのかなァ??」
「ぐるるがるがるぐるる?」(←訳:24年も昔だもんね?)
キレやすくて、わがままで、
付き合い難そうな性格のリビーさん。
強烈なキャラクターの彼女は、
しかし、ストーリーが進むにつれ、
意外なしぶとさ、強さを獲得してゆきます。
長い時間の隔たりを越え、
一歩一歩、真相へ迫り得る強さを。
「うむッ!
おうえんしたくゥ、なッてきたでス!」
「ぐるがるる!がるがる!」(←訳:掘り起こせ!どんどん!)
デビュー作ではCWA賞を受賞、
第二作目となるこの御本は映画化も予定されており、
今年発表した第三作目の長編は
全米でベストセラーになったという著者・フリンさん!
年末恒例のベスト文庫本リストにもランクインしそうなこの御本、
活字マニアさん、
ミステリ好きさんに、おすすめの一冊です!
ぜひ!