テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

走る?高速TOKYO劇場!

2013-01-07 23:05:28 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 はくびしーんッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるるるがるがるっ?」(←訳:虎です!ハクビシンどうなりましたかっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 昨年末、ご近所で騒ぎになった『ハクビシン屋根裏侵入事件』!
 騒ぎが大きくなり過ぎて、
 ハクビシン一家はビビり、いえ、警戒してしまったのでしょう、
 ここ数日、影も形もありません……。

「むむゥ!にげちゃッたのでスかッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:野生の勘だね!)

 本日の読書タイムで御紹介いたしますのも、
 野生のカンがキーポイントとなる
 クライム・サスペンス作品ですよ♪
 ハクビシンのように逃げたりせず、
 さあ! 真正面から、こちらを、どうぞ~!

  


 

              ―― ラスト・コード ――



 著者は堂場瞬一さん、2012年7月に発行されました。
 『THE LAST CODE』と英語題名が付されています。

「ふむむゥ? こーどッてェ、なにィでスかッ??」
「ぐ~るがるがる~!」(←訳:え~と辞書辞書~!)

 code――文脈によってさまざまな意味を持つ英単語ですが、
 この御本の本文中では、
 『符号』
 と、されています。

 『最後の符号(コード)』を見つけないと、方程式は解けない――というように。

「ほッ、ほうていしきィ~??」
「がるぐるぐるるっ?」(←訳:また物理ですかっ?)

 物理や数学の公式でしたら、
 教科書を探せばなんとかなるかもしれませんが、
 これは、そうもゆきません。
 
 解くべきは、事件の謎。
 謎の鍵を握っているのは、
 ひとりの少女。

 紙の上の数式ではなく、
 生きた人間さんなのですから。

「ほうていしきはァ、にんげんッ??」
「ぐるーがっるるる!」(←訳:フツーじゃないね!)

 事件の発端は、東京――代官山の閑静な住宅地でした。
 迅速に捜査が開始され、
 渋谷中央署に捜査本部が設置されます。
 捜査員さんたちは
 被害者の唯一の家族である少女が
 アメリカに留学していることを突き止め、
 彼女に連絡を取りました。
 
 LA発の航空機で
 羽田空港に降り立った少女を出迎えたのは……

 いきなりの銃撃戦とカーチェイス!

「えええェッ?? じゅうげきィ?!?」
「ぐるぐるるがる~!」(←訳:ここは日本ですよう~!)

 平和な現代日本、
 犯罪発生率の低いこの日本で、
 なぜ銃撃戦?
 どうしてカーチェイス??

 わずか14歳の少女―― 一柳美咲(いちやなぎ・みさき)さんと、
 彼女に付き添う刑事――筒井明良(つつい・あきら)さんは、
 否応なく事件の暗部に呑み込まれてゆきます。

「にげたりィ、もどッたりィ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:追いつ追われつ!)

 襲撃者たちの目的は?
 鍵となる符号(コード)とは?

 叩かれても、殴られてもメゲない!
 脅されたって引き下がらない!
 ファイティングスピリッツあふれる?スピーディなストーリーは
 ミステリ好きさんに、
 そして警察小説好きな御方にもおすすめですよ~♪
 お正月休み明け、シャキっ!としたい御方も、ぜひ!

「とうきょうじゅうをォ、おいかけッこォ!」
「ぐるがるぐるるるがるる!」(←訳:良い子は真似しないでね!)


コメント
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