テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

まだまだ、食べきれませーん!

2014-08-05 21:45:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 つづきィ~でスよゥ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!前回からの続き!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日8月5日の関東一帯の“外に出ちゃいけない暑さ”を乗り切った皆さん、
 ホッとひと息つきながらの読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



 
              ―― 英国一家、ますます日本を食べる ――



 著者はマイケリ・ブースさん、2014年3月に発行されました。
 前回記事で御紹介しました『英国一家、日本を食べる』の続編……と
 言いたいところですが、ちょっと違います。

「むゥ? どうゥちがうのでスかァ~?」
「ぐるがるー!」(←訳:説明してー!)

 実は、『英国一家、日本を食べる』は、
 ブースさんの原著『Sushi and Beyond : What the Japanese know about Cooking』の
 抄訳版、であって、
 完訳版、ではなかったのです。

 原著作品に掲載されていたけれど
 ページ数の都合で日本語版には収録出来なかった文章がある、ということは
 かねてから密かな話題になっていました。

 それが、こちらの『ますます食べる』編で、初訳出!になりました~♪♪

「わほほっ♪ なにをォ、ますますゥたべたッ、のでスかッ?」
「がるるぐるるる??」(←訳:どこで食べたの??)

 前作『日本を食べる』編で食通を自称する著者・ブースさんが訪れたのは、
 比較的メジャーな“食の聖地”でした。
 東京、北海道、京都、大阪、福岡や沖縄の、
 英語版ガイドブックに載っているお店、
 それらとは正反対の、
 ブースさんを感服させた“誰も知らない”名店……。

 一方こちらの、『ますます食べる』編では、
 ジャーナリストさんらしい観点から
 日本の《食》のツボを巡ります。

 まずは、観光客さんに大評判!
 世界最大の魚市場といったら――

「つきじィ!!」
「ぐるぐる!」(←訳:築地市場!)

 食品添加物と《うま味》の真実を探りに――

「おおッ? あじのもとォ??」
「がるるぐるがる?」(←訳:味の素本社さん?)

 本物のワサビに会いたくて、天城山へ。
 
 精進料理を知りたくて、高野山へ。

 世界一の醤油はどこだ?と香川県へ。

 さらに、松坂牛にうっとり、
 下関ではフグに冷や汗、
 料理サークルに参加して、
 この御本のために書き下ろされた番外編では
 城崎温泉へも♪

「ふァ~、だいりょこうゥ、でス!」
「ぐるがるっるる!」(←訳:食べまくったね!)

 著者であるパパさんのブースさん、
 ブース夫人であるリスンさん、
 アスガーくんエミルくんのチビっ子兄弟、
 一家四人の日本縦断紀行は、
 私たち日本人でも羨ましくなっちゃう
 食べ放題&興味の赴くままに突撃し放題の日々。
 ああ、こんな旅行、してみたい~…。

「まんぷくゥ!」
「がるぅ!」(←訳:口福ぅ!)

 《食》(と笑い?)を究める傑作フードジャーナル本、
 未読の方々は今夏に、ぜひ!!ですよ♪
 



コメント
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