テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

鍵を握るは?

2014-08-15 21:43:02 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 さてと、今日の読書タイムは、少々お硬い御本で行きますよ。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 れきしィけんきゅうゥ、でスかッ?」
「がるる!ぐるぐる?」(←訳:虎です!哲学とか?)

 御紹介するのは、
 お硬くて、でも、意外や、誰にでも分かるノンフィクションです。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



             ―― 警視庁科学捜査最前線 ――



 著者は今井亮(いまい・りょう)さん、2014年6月に発行されました。
 前回記事では、とてもユニークなミステリ小説――フィクションとして、
 すてきな警察官さんたちが登場する作品を取り上げましたが、
 こちらの御本はフィクションじゃありません。
 ガチでリアル!と表現したらいいのかしら?

「ほんもののォ、そうさかつどうゥ??」
「ぐるるー!」(←訳:現実だー!)

 今日8月15日は、
 平和について考えさせられる日です。

 でも、平和な世界とは似て異なるのが、
 安全な世界。

 安全な世界って、難しいもの、なんですよね。
 オーウェルさんのSFのような
 行動や思想を縛る管理社会ではなく、
 犯罪のない、人災のない世界……。

「みんながァ、のんびりィ~」
「がるるるぐる!」(←訳:暮らせる世界!)

 日々のんびり~…どころではないのは、
 法の番人さんたち。

 犯罪を起こす犯罪者たちに対して
 日本の警察ではどのような科学的手法を
 捜査に取り入れているのでしょうか。

 この御本では、本当にごく最近に発生した事件を例に、
 最前線=現場で用いられている技術、捜査方法が
 驚くほど詳しく著されています。

 防犯カメラによる追跡、
 鑑識の科学捜査、
 ビッグデータの応用、
 警察官さんたちの最新ツール……。

「えいがァ、みたいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:ドラマだ!)
「どんどんッすごくゥなるゥ??」

 昔ながらの、人間による捜査。
 人間の捜査を補佐する、技術の精密化。

 分析力を上げるのは悪くないことだわ。
 未来永劫正確無比の鑑定結果で、
 冤罪なんて完全になくしてしまおう!

 それに、振り込め詐欺や、
 IT技術を悪用した犯罪も払底させたい~!

 また、司法の在りかたも、
 戦争中の時代と、
 現代とでは大きく変わりました。

「けいさつかんさんもォ、へんしんッ!」
「がるるる!」(←訳:昔とは別!)

 より善き世界を創る鍵。

 科学捜査こそ、
 その鍵であってほしいですね。

「せかいじゅうゥ、へいわにィ、なれェ!」
「ぐるるがっるーる!」(←訳:みんなハッピーに!)

 いやあ、いつになく堅苦しい文章?になっちゃいましたが、
 ミステリ好きさん、
 警察小説好きさんにおすすめの新書です。
 映画好きな御方も、
 ハイテク好きな理系の方々も
 ぜひ一読してみてくださいね!
 
 


コメント
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