「こんにちわッ、テディちゃでス!
……りッしゅうゥ~???」
「がるる!ぐるるるっがる?」(←訳:虎です!何ですかっそれ?)
こんにちは、ネーさです。
立秋……なんですけれど、今日も猛暑の東京・八王子市から、
さあ、読書タ~イム!
本日は、こちらを、どうぞ~!
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―― 蘇る変態 ――
著者は星野源(ほしの・げん)さん、2014年5月に発行されました。
音楽家・俳優・文筆家としての星野さんの活躍ぶりを
活字マニアの皆さまは御存知のことでしょうが、
「へッ? へんたいィ??」
「っるぐる?」(←訳:ってあの?)
ええ、御本の題名は誤植じゃありませんよ。
私ネーさのキーボート打ち間違えでもありません。
正真正銘の、変態、です。
著者・星野さんは日本変態協会の正会員さん、なのだそうです
(協会会長はタモリさん、副会長は笑福亭鶴瓶さん)。
そのせいなのかどうか、
この御本に収録されているエッセイが女性誌『GINZA』に
《銀座鉄道の夜》として連載されたときは、
編集部さんから、
そこまではちょっと……と泣かれて修正しちゃった箇所もありました。
でも!
書籍化に際して『丁寧に加筆』(←あとがきより)し、
過激度はスケールアップ!
忌憚なく、遠慮なく、
日々の細部を綴ったエッセイが光ります。
「おじィちゃんのォ、おはなしィ! いいねッ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:曲作りのお話も!)
「まんがッ♪ あにめッ♪」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:Mステ初出演のお話!)
けれど、この御本の中で比類ない光を放つのは。
御本の後半部分、
『生きる』
『生きる2』
『楽しい地獄だより』
の3編から成る、星野さんの闘病記です。
前回記事で御紹介した日本画家・平山郁夫さんと同じく、
星野さんもまた、
“病と闘った人”なのでした――
「びッくりィ、したのでスよゥ!」
「がるぐるるる!」(←訳:心配しました!)
くも膜化出血(脳動脈瘤破裂)。
2012年12月、
緊急入院と手術以降の出来事を、星野さんは
《ありのままを書こうと思う》
という一文から始めます。
自分の身体にいったい何が起こったのか。
病は自分をどこへ運び、どう変えてゆくのか。
信じ難いこの痛みが
癒えることなどあるのか。
いや、治る。
治すんだ。
その思いの丈、記憶を、
石に刻むように、
文章にしてゆく……。
「すごいィ~はくりょくゥ!」
「ぐるがるるる~…!」(←訳:怖いくらいだ~…!)
やや逆説的ではありますが、
こんなに“活き活き”とした闘病記は他に類を見ません。
地獄を見た日々。
そして、リハビリの日々、ゆっくり復活してゆく日々。
「ふッかつしてェ、よかッたァ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:安心したよぅ!)
星野さんのファンの方々はもちろん、
幅広~い活字マニアさんにおすすめの一冊です。
この夏のBEST本になるかもしれない傑作を、ぜひ!
……りッしゅうゥ~???」
「がるる!ぐるるるっがる?」(←訳:虎です!何ですかっそれ?)
こんにちは、ネーさです。
立秋……なんですけれど、今日も猛暑の東京・八王子市から、
さあ、読書タ~イム!
本日は、こちらを、どうぞ~!

―― 蘇る変態 ――
著者は星野源(ほしの・げん)さん、2014年5月に発行されました。
音楽家・俳優・文筆家としての星野さんの活躍ぶりを
活字マニアの皆さまは御存知のことでしょうが、
「へッ? へんたいィ??」
「っるぐる?」(←訳:ってあの?)
ええ、御本の題名は誤植じゃありませんよ。
私ネーさのキーボート打ち間違えでもありません。
正真正銘の、変態、です。
著者・星野さんは日本変態協会の正会員さん、なのだそうです
(協会会長はタモリさん、副会長は笑福亭鶴瓶さん)。
そのせいなのかどうか、
この御本に収録されているエッセイが女性誌『GINZA』に
《銀座鉄道の夜》として連載されたときは、
編集部さんから、
そこまではちょっと……と泣かれて修正しちゃった箇所もありました。
でも!
書籍化に際して『丁寧に加筆』(←あとがきより)し、
過激度はスケールアップ!
忌憚なく、遠慮なく、
日々の細部を綴ったエッセイが光ります。
「おじィちゃんのォ、おはなしィ! いいねッ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:曲作りのお話も!)
「まんがッ♪ あにめッ♪」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:Mステ初出演のお話!)
けれど、この御本の中で比類ない光を放つのは。
御本の後半部分、
『生きる』
『生きる2』
『楽しい地獄だより』
の3編から成る、星野さんの闘病記です。
前回記事で御紹介した日本画家・平山郁夫さんと同じく、
星野さんもまた、
“病と闘った人”なのでした――
「びッくりィ、したのでスよゥ!」
「がるぐるるる!」(←訳:心配しました!)
くも膜化出血(脳動脈瘤破裂)。
2012年12月、
緊急入院と手術以降の出来事を、星野さんは
《ありのままを書こうと思う》
という一文から始めます。
自分の身体にいったい何が起こったのか。
病は自分をどこへ運び、どう変えてゆくのか。
信じ難いこの痛みが
癒えることなどあるのか。
いや、治る。
治すんだ。
その思いの丈、記憶を、
石に刻むように、
文章にしてゆく……。
「すごいィ~はくりょくゥ!」
「ぐるがるるる~…!」(←訳:怖いくらいだ~…!)
やや逆説的ではありますが、
こんなに“活き活き”とした闘病記は他に類を見ません。
地獄を見た日々。
そして、リハビリの日々、ゆっくり復活してゆく日々。
「ふッかつしてェ、よかッたァ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:安心したよぅ!)
星野さんのファンの方々はもちろん、
幅広~い活字マニアさんにおすすめの一冊です。
この夏のBEST本になるかもしれない傑作を、ぜひ!