「こんにちわッ、テディちゃでス!
うむむッ!じょしさッかーもォ、はじまりまスぞッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!カナダでW杯!)
こんにちは、ネーさです。
そうですね、CL決勝の後には女子サッカーW杯も開幕♪
ならば、本日の読書タイムも
女性が主役の小説作品を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~!
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―― 太宰治の辞書 ――
著者は北村薫(きたむら・かおる)さん、2015年3月に発行されました。
ああ、高野文子さんによる表紙画が麗しい!
長いこと、この御本を待っていた方々も多いんじゃないかしら?
「ねッきょうてきなァ、あいどくしゃさんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:待望の一冊!)
主人公にして語り手である《私》が最初に登場したのは、
著者・北村さんのデビュー作品『空飛ぶ馬』。
そのとき、《私》は大学生さんでしたけれど、
この御本でシリーズの愛読者さんたちを
「ひえええェッ!」
「がるるるぅ!」(←訳:ホントにぃ!)
と、驚かせちゃったのは、
時を経て、
《私》が一人前の編集者さんになり、
結婚をして、
中学生の息子さんもいる、
と、彼女を巡る状況の激変ぶり、でしょうか。
「べつじんッ、みたいィでス!」
「ぐるぅ~…」(←訳:でもぉ~…)
ええ、そう、《でも》なんです。
時を経ても、《私》の中身は変わっていません。
お仕事の上でも
プライヴェートでも、
本が欠かせない毎日。
いま、《私》が手にしているのは
芥川龍之介さんの『舞踏会』、
三島由紀夫さんの全集、座談会の記録、
ピエール・ロチさんの『日本印象記』、
そして、太宰治さんの『女生徒』――
これらの御本の中に、
《私》はどのような“謎”、というか、
或る“秘密”を見出すのですが……
「じけんッ、でスかッ??」
「がるるるるぐる?」(←訳:文学史上の事件?)
収録されているのは、順に、
『花火』
『女生徒』
『太宰治の辞書』
の3編。
『花火』と『女生徒』の2作品で素地を整え、
そして、
『太宰治の辞書』で一気に疾走!
「やくどうかんッ、ありまスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:大跳躍!)
パッと見は地味、のようでいて、
少しずつ謎を読み解いてゆく愉悦、
知識を突き詰めてゆく過程を疑似体験する歓びは、
実になんとも華々しいものです。
著者・北村さんの本領ここにあり!ですね。
「ほかのォだれにもォ~」
「がるぐるるがるるる!」(←訳:このお話は書けない!)
たぶん、ミステリに属する?作品ですから、
これ以上のお喋りは控えましょう。
けれど、じっくり読めば読むほど唸らされるこの御本、
全活字マニアさんにおすすめです!
ぜひとも、
慌てず騒がず、
時間をかけて読破してくださいますよう~♪
うむむッ!じょしさッかーもォ、はじまりまスぞッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!カナダでW杯!)
こんにちは、ネーさです。
そうですね、CL決勝の後には女子サッカーW杯も開幕♪
ならば、本日の読書タイムも
女性が主役の小説作品を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 太宰治の辞書 ――
著者は北村薫(きたむら・かおる)さん、2015年3月に発行されました。
ああ、高野文子さんによる表紙画が麗しい!
長いこと、この御本を待っていた方々も多いんじゃないかしら?
「ねッきょうてきなァ、あいどくしゃさんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:待望の一冊!)
主人公にして語り手である《私》が最初に登場したのは、
著者・北村さんのデビュー作品『空飛ぶ馬』。
そのとき、《私》は大学生さんでしたけれど、
この御本でシリーズの愛読者さんたちを
「ひえええェッ!」
「がるるるぅ!」(←訳:ホントにぃ!)
と、驚かせちゃったのは、
時を経て、
《私》が一人前の編集者さんになり、
結婚をして、
中学生の息子さんもいる、
と、彼女を巡る状況の激変ぶり、でしょうか。
「べつじんッ、みたいィでス!」
「ぐるぅ~…」(←訳:でもぉ~…)
ええ、そう、《でも》なんです。
時を経ても、《私》の中身は変わっていません。
お仕事の上でも
プライヴェートでも、
本が欠かせない毎日。
いま、《私》が手にしているのは
芥川龍之介さんの『舞踏会』、
三島由紀夫さんの全集、座談会の記録、
ピエール・ロチさんの『日本印象記』、
そして、太宰治さんの『女生徒』――
これらの御本の中に、
《私》はどのような“謎”、というか、
或る“秘密”を見出すのですが……
「じけんッ、でスかッ??」
「がるるるるぐる?」(←訳:文学史上の事件?)
収録されているのは、順に、
『花火』
『女生徒』
『太宰治の辞書』
の3編。
『花火』と『女生徒』の2作品で素地を整え、
そして、
『太宰治の辞書』で一気に疾走!
「やくどうかんッ、ありまスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:大跳躍!)
パッと見は地味、のようでいて、
少しずつ謎を読み解いてゆく愉悦、
知識を突き詰めてゆく過程を疑似体験する歓びは、
実になんとも華々しいものです。
著者・北村さんの本領ここにあり!ですね。
「ほかのォだれにもォ~」
「がるぐるるがるるる!」(←訳:このお話は書けない!)
たぶん、ミステリに属する?作品ですから、
これ以上のお喋りは控えましょう。
けれど、じっくり読めば読むほど唸らされるこの御本、
全活字マニアさんにおすすめです!
ぜひとも、
慌てず騒がず、
時間をかけて読破してくださいますよう~♪