テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

これが、黄金時代!

2015-06-22 21:50:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うききッ♪ きょうはァ、げじげじのひィ!」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!違います夏至です!)

 こんにちは、ネーさです。
 夏至の夕暮れも冬至の深夜も、
 いつもながらの読書タイム!
 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



            ―― 魅惑という名の衣裳 ―― 



 著者は川本恵子(かわもと・けいこ)さん、1993年5月に発行されました。
 ↑画像は、初版(旧版)時のもので、
 現在は新装版が刊行されています。

 実は、私ネーさ、最近、
 リタ・ヘイワースさんに凝っていまして……

「むゥ? そのォおなまえェはァ~…」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:聞いたことあるよ!)

 リタ・ヘイワースさん(1918~1987)は、
 1940年代のハリウッドを代表する女優さんです。
 代表作品の筆頭に挙げられるのは
 『ギルダ』(1946年)でしょうか。
 オーソン・ウエルズさんと結婚したこと
 (リタさんにとっては2番目の夫でした)などでも知られますが、
 或る日、
 私ネーさが驚いちゃったのは――

 すごい!
 アステアさんと並んで踊っても見劣りなし!

「あッ、ほんとォだァ~♪」
「がるる!」(←訳:上手だ!)

 上手なんてもんじゃないエクセレントなタップダンスの動画が
 You Tube上に数々ありまして、
 中でも『The Shorty George』の素晴らしいこと!

「あしィ、ながィッ!」
「ぐるる~!」(←訳:脚線美~!)

 これは、あらためて
 リタ・ヘイワースさんを知らねば!
 と思い立った、んですけれど。

 ない、んですね。

 リタ・ヘイワースさんの自伝、伝記作品って、
 少なくとも日本では出版されていないらしい、のです。
 米国では何冊かあるようなんですけどね、
 それもけっこう昔の御本みたいで。

「むむゥ~、ざんねんッでスゥ!」
「がるる……」(←訳:寂しい……)

 半ばヤケになって、
 リタさん関係の(日本語の)書籍は何かないのかっ?と
 調べて、探し当てたのが、
 こちらの『魅惑という名の衣裳』です。

 この御本は、題名からもお分かりのように
 《衣裳》がテーマになっていて
 リタさんについての文章はごく僅かなページに過ぎません。
 
 なぜって、とにかく“星の数”ほどのスターさんたちが
 20世紀のハリウッドでは輝いていたのですから。

「おうごんじだいィ、でスゥ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:今よりキラキラ!)

 そんな黄金期の映画の都のエピソードには、
 映像マニアさんならずとも
 きっと魅了されることでしょう。

 最盛期の映画会社の、
 衣装の予算に上限なんてない!
 世界中から集められる最上級の素材、宝石!
 女優さんを誰よりも美しく見せるために
 最高の仕事をしてみせるプロフェッショナルたち、
 また作られたその衣裳を
 重かろうと苦しかろうと完璧に着こなしてみせる
 こちらもプロフェッショナルな女優さんたち――

「かっこいいでスねッ!」
「がる!」(←訳:粋だ!)

 女優魂、デザイナー魂に陶然とさせられる、
 まさに“魅惑”の一冊。

 クラシックな映画大好き!な活字マニアは、
 ぜひ御覧になってくださいな。
 21世紀生まれの若き映画好きさんも、必読!ですよ♪~♪
 
 


コメント
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