テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 百花の苑 ~

2015-06-23 21:41:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 おとめェごころッ、ぜんかいィッ!」
「がるる!ぐ~る!」(←訳:虎です!甘~い!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日の読書タイムでは、
 一般の書評ではあまり取り上げられない?タイプの、
 ちょこっと変わりダネな一冊を御紹介いたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



            ―― バラの名園50選  ――



 GEIBUN MOOKSのNo.999、2015年5月に発行されました。
 花樹や庭園の情報を中心とする雑誌『BISES(ビズ)』から生まれた
 《バラの本》には『―バラ大国日本―』と副題が付されています。

「わほォ~♪
 ばらのォおはながァ~、いィ~ッぱいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:花また花!)

 関東圏では、バラの花がいちばん美しく咲くのは、
 気候・地形にもよりますが、
 5月上旬~6月中旬か下旬、でしょうか。

「そろそろォ、おわりィ、でスかァ?」
「がるぐるぅ!」(←訳:残念だよぅ!)

 もう今年のバラのシーズンは終わり……というと、
 そんなことはないいようです。

 御本の副題にもありますように、
 日本って『バラ大国』らしくて、
 それはそれは美麗なバラ園が各地にある!のです。

 北海道や信州の高原では、
 7月、8月まできれいなバラが咲くバラ園があり、
 9月、10月になれば
 関東でも秋冬期のバラがまた咲き始めるので――

「いちねんじゅゥ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:日本のどこかでバラが!)

 バラ、と聞くと、
 ああ英国の花だよね、
 と連想してしまいがちなんですけれど、
 原産地は昔むかしのペルシャ、
 現在のイランのあたりです。

 その花が、大陸を西へ、東へ、と伝えられ、
 今は世界中で愛されていて、
 日本でも“名園”と称する二相応しいバラ園が
 軽く50越え!だというのですから、
 バラって、万人に訴える何かを持っている、んでしょうね。

「あのかたちィ!」
「がる!」(←訳:香り!)

 バラなんて少女趣味なもんは俺は好かんぞ!
 とお思いの男性諸氏には、
 いえいえ、それは誤解です!と申し上げたい。

 実際には、
 造園家(ガーデンデザイナー)さん、バラの育種家さん、
 バラに係わった植物学者さん、歴史家さんたちの多くが
 男性なのです。
 昔から、バラを育てること、
 新たな種類のバラの花を育て上げることは、むしろ
 “男子一生の仕事”だったのでした。

「いだいなァ、おしごとでス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:荒れ野を花園に!)

 この御本では
 北海道から鹿児島まで、
 日本全国のバラ園50ヶ所が紹介されています。

 既に有名なところ、
 あまり知られていないところ、
 公営の公園で入場無料、
 私設のバラ園なので入場料が必要なところ、
 英国風、
 フランス風、と
 それぞれ個性豊かな《花の国》を、
 まずは写真で、お楽しみください♪

 そして、お気に入りのバラを見つけたら……

「おでかけェ、でスねッ♪」
「がるるぐるるる~♪」(←訳:どこがいいかな~♪)

 写真集としてもおすすめのこの御本、
 花を眺めてリラックスしたい御方も、ぜひ。
 


コメント
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