「こんにちわッ、テデイちゃでス!
あれもようゥでスよゥ!」
「がるる!ぐるるっ!」(←訳:虎です!嵐ですっ!)
こんにちは、ネーさです。
荒れております、コパ・アメリカが。
ブラジルのネイマールJrくん、レッドカードは駄目でしょう!
チリのビダルさん、酒酔い運転でフェラーリ潰したらいかんでしょう!
悪いことをすると、
こちらの御本の登場人物さんたちに怒られますよー!
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―― 修道士ファルコ ⑤ ――
著者は青池保子(あおいけ・やすこ)さん、2015年6月に発行されました。
ええ、本日の読書タイムはコミック、
それも、中世の修道院の修道士さんたちが主役!
という、珍しいテーマの作品です♪
「おぼうさまァ、でスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:清廉で清貧!)
清く、正しく、美しく。
それが修道士さんたちの生活であろうと思いきや、
ドイツのリリエンタール修道院で
日夜聖務に励むお坊さま方は、
時折り、いえ、非情にしばしば
サスペンスフルな騒動に巻き込まれます。
時代は、1370年前後、でしょうか。
カール四世がドイツを統治していた頃のお話です。
「そういわれてもォ~…」
「がるるるるる!」(←訳:分かりにくい!)
年代とか王様って言われても
イメージが湧かないなぁ?と言う御方は、
ウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』か、
同名の映画作品を想い浮かべてくださいね。
『薔薇の名前』は、
1327年の北イタリアを舞台にした物語でしたが、
こちらの『修道士ファルコ』も、
やはり冬には雪深く、
夏には緑濃い森の地の……
亡霊と陰謀と横領の物語!
「こッ、こわいィ~ッ!」
「ぐるるがるっる!」(←訳:危険だ中世って!)
④巻では、
廃墟となった湖上の城にまつわる怖ろしい噂と、
噂に隠された陰謀を突き止めようとする
修道士さんたちの果敢な行動が描かれました。
そして、この⑤巻は物語の後半部分、
陰謀を暴く修道士さんたちと
暴かせまいと足掻く“悪モノ”側の
攻防が目玉となります。
「……でもォ、めにィつくのはァ~…」
「がるぐるる!」(←訳:ツルピカ頭!)
ええ、そうなのよねえ。
ページのコマを埋めるのは、
トンスラ(剃髪)という、
現代ではとーっても珍奇な、ヘアスタイル。
私たち日本人には、
日本史の教科書に載っているあの画――
フランシスコ・ザビエルさんの肖像画でお馴染みですわ♪
「あたまのォ、てッぺんがァ~」
「ぐるるる??」(←訳:つるりん??)
つるりんは、自然な髪型ではないのです。
頭頂部を、わざと剃りあげる。
それが、中世のキリスト教における修道士さんたちの髪型だったのでした
(トンスラは1968年のバチカン公会議で廃止が決定されました)。
そんなトンスラスタイルに満ち満ちた修道院の中で、
唯一、俗世の者のような、
剃りあげナシ、のヘアスタイルをしているのが
我らが主人公・ファルコさん。
或る複雑な事情からトンスラを禁止されている彼は、
服装をちょこっと変えれば
修道士には見えない!という利点?のおかげで、
内外のトラブル解決のため、
修道院の平和を保つため、
何かにつけ酷使されることに。
「こんかいィもォ、ふんとうゥしてまス!」
「がるるぐるる!」(←訳:平和のために!)
準主役さん・脇役さんたちのキレ具合が冴えまくる⑤巻、
平凡な少女マンガ&少年マンガでは物足りないわ!
歴史モノが好き!という
活字マニアさん漫画マニアさんにおすすめです。
トンスラ溢れる“奇蹟”のコミックを愉しんでくださいね♪
あれもようゥでスよゥ!」
「がるる!ぐるるっ!」(←訳:虎です!嵐ですっ!)
こんにちは、ネーさです。
荒れております、コパ・アメリカが。
ブラジルのネイマールJrくん、レッドカードは駄目でしょう!
チリのビダルさん、酒酔い運転でフェラーリ潰したらいかんでしょう!
悪いことをすると、
こちらの御本の登場人物さんたちに怒られますよー!

―― 修道士ファルコ ⑤ ――
著者は青池保子(あおいけ・やすこ)さん、2015年6月に発行されました。
ええ、本日の読書タイムはコミック、
それも、中世の修道院の修道士さんたちが主役!
という、珍しいテーマの作品です♪
「おぼうさまァ、でスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:清廉で清貧!)
清く、正しく、美しく。
それが修道士さんたちの生活であろうと思いきや、
ドイツのリリエンタール修道院で
日夜聖務に励むお坊さま方は、
時折り、いえ、非情にしばしば
サスペンスフルな騒動に巻き込まれます。
時代は、1370年前後、でしょうか。
カール四世がドイツを統治していた頃のお話です。
「そういわれてもォ~…」
「がるるるるる!」(←訳:分かりにくい!)
年代とか王様って言われても
イメージが湧かないなぁ?と言う御方は、
ウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』か、
同名の映画作品を想い浮かべてくださいね。
『薔薇の名前』は、
1327年の北イタリアを舞台にした物語でしたが、
こちらの『修道士ファルコ』も、
やはり冬には雪深く、
夏には緑濃い森の地の……
亡霊と陰謀と横領の物語!
「こッ、こわいィ~ッ!」
「ぐるるがるっる!」(←訳:危険だ中世って!)
④巻では、
廃墟となった湖上の城にまつわる怖ろしい噂と、
噂に隠された陰謀を突き止めようとする
修道士さんたちの果敢な行動が描かれました。
そして、この⑤巻は物語の後半部分、
陰謀を暴く修道士さんたちと
暴かせまいと足掻く“悪モノ”側の
攻防が目玉となります。
「……でもォ、めにィつくのはァ~…」
「がるぐるる!」(←訳:ツルピカ頭!)
ええ、そうなのよねえ。
ページのコマを埋めるのは、
トンスラ(剃髪)という、
現代ではとーっても珍奇な、ヘアスタイル。
私たち日本人には、
日本史の教科書に載っているあの画――
フランシスコ・ザビエルさんの肖像画でお馴染みですわ♪
「あたまのォ、てッぺんがァ~」
「ぐるるる??」(←訳:つるりん??)
つるりんは、自然な髪型ではないのです。
頭頂部を、わざと剃りあげる。
それが、中世のキリスト教における修道士さんたちの髪型だったのでした
(トンスラは1968年のバチカン公会議で廃止が決定されました)。
そんなトンスラスタイルに満ち満ちた修道院の中で、
唯一、俗世の者のような、
剃りあげナシ、のヘアスタイルをしているのが
我らが主人公・ファルコさん。
或る複雑な事情からトンスラを禁止されている彼は、
服装をちょこっと変えれば
修道士には見えない!という利点?のおかげで、
内外のトラブル解決のため、
修道院の平和を保つため、
何かにつけ酷使されることに。
「こんかいィもォ、ふんとうゥしてまス!」
「がるるぐるる!」(←訳:平和のために!)
準主役さん・脇役さんたちのキレ具合が冴えまくる⑤巻、
平凡な少女マンガ&少年マンガでは物足りないわ!
歴史モノが好き!という
活字マニアさん漫画マニアさんにおすすめです。
トンスラ溢れる“奇蹟”のコミックを愉しんでくださいね♪