「こんにちわッ、テディちゃでス!
いざッ、おーくしょんッかいしィ!」
「がるる!ぐるるるがる?」(←訳:虎です!おいくら万円?)
こんにちは、ネーさです。
ええ、本日の読書タイムも梅雨空に負けず
豪勢なフィクション作品で突っ走りましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~!
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―― 星読島に星は流れた ――
著者は久住四季(くずみ・しき)さん、2015年3月に発行されました。
文庫がメインのライトノベルの世界で活躍してきた著者・久住さんの、
この御本は単行本デビュー作なのだそうですよ♪
「わほゥ! めでたやッ♪」
「ぐるるぐるるっ」(←訳:それでそれでっ)
「どんなァおはなしィでスかっ??」
天文学マニアさんでなくても、
隕石、というものの存在は知っていますよね。
私たちに最も身近な、
“宇宙からの訪問者”である隕石は、
しかし、そんじょそこらに
ころころ落ちて来るわけではありません。
アメリカやロシアの宇宙研究機構は
地球に落下してきそうなデブリ(宇宙ゴミ)を常にマークしていて、
監視を怠っていないはずですけれど、
それでも、今日ここに隕石が落ちてくる!と
予言することは不可能らしい――
「がくしゃさんたちもォ~」
「がるるる!」(←訳:お手上げ!)
けれど、もしも。
数年に一度、
隕石が定期的に落ちてくる場所がある、としたら、
どうでしょう?
しかもね、隕石って、とってもお高いんですって!
「えッ? たかいィのでスかァ?」
「ぐるるる?」(←訳:石ころが?)
御本の文中には、こう書かれています。
《最低でも1グラム当たり2ドルぐらい》
「……えッとォ~??」
「がるるぅ?」(←訳:2ドルぅ?)
なぁんだ安いもんじゃん、と気を抜いてはいけません。
コレクター間で取引される隕石は、
それなりの大きさのものばかり。
石ころ程度の大きさで数十ドル、
ボーリング球ぐらいのものなら2~3万ドル。
また、組成や由来によっても値段は変わってきます。
火星に由来する隕石は1グラムあたり800ドル、
月由来の隕石は1万ドルを超えることもあるのです。
「ひょえッ! おたかいィ!」
「ぐるぐる!」(←訳:驚きです!)
定期的に隕石が落ちてくるというそこは、
孤島。
アメリカのボストン港沖合いに浮かぶ、
セントグレース島です。
個人が所有するこの島へ、
物語の語り手である日系米国人の
加藤盤(かとう・ばん)さんは招かれました。
いえ、加藤さんを含めて7人の男女が
孤島へと渡ります。
隕石の落下に立ち会えるかもしれない、
その隕石を、
もしかしたら譲ってもらえるかもしれない、と
それぞれに想い願う7人が……。
「それはァ、ひとはらんッ、ありますゥ!」
「がるるぅぐるるるる!」(←訳:タダじゃ済まないね!)
ミステリアスな孤島。
いわくありげな島の主。
外部と途絶した状況での、事件。
由緒正しい本格ミステリの“美味しいところ”、いえ、“旨み”を
ふんだんに取り込んだ小気味よいエンタ作品は
ミステリ好きさん&全活字マニアさんに
ぜひのおすすめです。
わくわくの読書タイムを、お楽しみあれ!
いざッ、おーくしょんッかいしィ!」
「がるる!ぐるるるがる?」(←訳:虎です!おいくら万円?)
こんにちは、ネーさです。
ええ、本日の読書タイムも梅雨空に負けず
豪勢なフィクション作品で突っ走りましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 星読島に星は流れた ――
著者は久住四季(くずみ・しき)さん、2015年3月に発行されました。
文庫がメインのライトノベルの世界で活躍してきた著者・久住さんの、
この御本は単行本デビュー作なのだそうですよ♪
「わほゥ! めでたやッ♪」
「ぐるるぐるるっ」(←訳:それでそれでっ)
「どんなァおはなしィでスかっ??」
天文学マニアさんでなくても、
隕石、というものの存在は知っていますよね。
私たちに最も身近な、
“宇宙からの訪問者”である隕石は、
しかし、そんじょそこらに
ころころ落ちて来るわけではありません。
アメリカやロシアの宇宙研究機構は
地球に落下してきそうなデブリ(宇宙ゴミ)を常にマークしていて、
監視を怠っていないはずですけれど、
それでも、今日ここに隕石が落ちてくる!と
予言することは不可能らしい――
「がくしゃさんたちもォ~」
「がるるる!」(←訳:お手上げ!)
けれど、もしも。
数年に一度、
隕石が定期的に落ちてくる場所がある、としたら、
どうでしょう?
しかもね、隕石って、とってもお高いんですって!
「えッ? たかいィのでスかァ?」
「ぐるるる?」(←訳:石ころが?)
御本の文中には、こう書かれています。
《最低でも1グラム当たり2ドルぐらい》
「……えッとォ~??」
「がるるぅ?」(←訳:2ドルぅ?)
なぁんだ安いもんじゃん、と気を抜いてはいけません。
コレクター間で取引される隕石は、
それなりの大きさのものばかり。
石ころ程度の大きさで数十ドル、
ボーリング球ぐらいのものなら2~3万ドル。
また、組成や由来によっても値段は変わってきます。
火星に由来する隕石は1グラムあたり800ドル、
月由来の隕石は1万ドルを超えることもあるのです。
「ひょえッ! おたかいィ!」
「ぐるぐる!」(←訳:驚きです!)
定期的に隕石が落ちてくるというそこは、
孤島。
アメリカのボストン港沖合いに浮かぶ、
セントグレース島です。
個人が所有するこの島へ、
物語の語り手である日系米国人の
加藤盤(かとう・ばん)さんは招かれました。
いえ、加藤さんを含めて7人の男女が
孤島へと渡ります。
隕石の落下に立ち会えるかもしれない、
その隕石を、
もしかしたら譲ってもらえるかもしれない、と
それぞれに想い願う7人が……。
「それはァ、ひとはらんッ、ありますゥ!」
「がるるぅぐるるるる!」(←訳:タダじゃ済まないね!)
ミステリアスな孤島。
いわくありげな島の主。
外部と途絶した状況での、事件。
由緒正しい本格ミステリの“美味しいところ”、いえ、“旨み”を
ふんだんに取り込んだ小気味よいエンタ作品は
ミステリ好きさん&全活字マニアさんに
ぜひのおすすめです。
わくわくの読書タイムを、お楽しみあれ!