「こんにちわッ、テディちゃでス!
べるりんへェ、しゅッぱァ~つゥ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!街はCL一色!)
こんにちは、ネーさです。
ユヴェントス、そしてバルサの選手さん&スタッフさんたちも
決勝の地ベルリンへと出発しました。
今頃は、ホテルに到着して、記者会見の準備をしてるところ、かな?
運命の女神さまは、どちらのチムーに微笑みかけるのか……と、
どうにもそわそわしちゃうこんな日の読書タイムは、
思いっきりフィクショナルな、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
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―― 黄泉眠る森 ――
著者は長崎尚志(ながさき・たかし)さん、2015年3月に発行されました。
『醍醐真司の博覧推理ファイル』と副題が付されています。
「……ほひょッ? そのォおなまえェはァ~…?」
「ぐるるる?」(←訳:どこかで?)
記憶にひっかかる著者さんのお名前……
本棚へ目をやれば、
ああ、分かりましたよ。
浦沢直樹さんの漫画『MASTERキートン Reマスター』では
ストーリーを担当している共著者さん、
それが著者・長崎さんなのでした。
以前、長崎さんは出版社で浦沢さんの担当編集者をしてらした、と
聞いたことがありますが、
なぁるほどねえ。
「ふァいッ? なるほどォ、とはァ?」
「がるるるぐる?」(←訳:どういうこと?)
この小説で描かれているのは、出版界。
それも、マンガ雑誌の編集者さんたちが主人公です。
つまり、著者・長崎さんが最もよく知る世界……
にしては、ずいぶんと不穏なのですが。
ほぉら、ヒュルル~と吹いてくるのは――
「なまぬるいィ~かぜッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:この気配は?)
漫画雑誌《コミックホープ》の新人編集者・安田肇(やすだ・はじめ)さんは
困惑し切っていました。
安田さんが担当する漫画家・椋洸介(むく・こうすけ)さんが、
失踪してしまった?
奇妙なメールを送って寄越したきり、
連絡がまったく取れません。
家を訪ねてみると、そこは空っぽ……
引っ越したらしく、転居先も不明、って。
「それはッ、いわゆるゥ!」
「がるる!」(←訳:夜逃げ!)
でもない様子なので、解せないのです。
借金をしていたわけではないし、
お仕事は順調だったみたいだし、
先日会ったときも別に変わりはなくて。
いったい、何がどうしちゃったのか?
椋さんの消息を求めて、
安田さんが接触したのは
醍醐真司(だいご・しんじ)さんという、
もと編集者さん。
現在は会社を辞めてフリーになっている醍醐さんは、
椋さんの担当編集者だったといいますから、
彼に訊けば何か分かるかも、と期待して。
けれど、この醍醐さんていう御方が……
「くせものォ、なのでス!」
「ぐぅっるがる?」(←訳:ちょっと変人?)
クセのある、かつ切れ者とおぼしき醍醐さんに
突つかれるようにして、
安田さんは椋さんの捜索に本腰を入れます。
なぜ、気鋭のホラー漫画家はなぜ姿を消してしまったのか――
「えええェッ? ほらーッ???」
「がるぐるるがるぐるる!」(←訳:怖い予感が怖い確信に!)
変人編集者さんのお手並みやいかに?
4話から成る連作ミステリは
コミック好きな活字マニアさんにおすすめですよ。
シリーズ第一作『闇の伴走者』も、ぜひ♪
べるりんへェ、しゅッぱァ~つゥ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!街はCL一色!)
こんにちは、ネーさです。
ユヴェントス、そしてバルサの選手さん&スタッフさんたちも
決勝の地ベルリンへと出発しました。
今頃は、ホテルに到着して、記者会見の準備をしてるところ、かな?
運命の女神さまは、どちらのチムーに微笑みかけるのか……と、
どうにもそわそわしちゃうこんな日の読書タイムは、
思いっきりフィクショナルな、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― 黄泉眠る森 ――
著者は長崎尚志(ながさき・たかし)さん、2015年3月に発行されました。
『醍醐真司の博覧推理ファイル』と副題が付されています。
「……ほひょッ? そのォおなまえェはァ~…?」
「ぐるるる?」(←訳:どこかで?)
記憶にひっかかる著者さんのお名前……
本棚へ目をやれば、
ああ、分かりましたよ。
浦沢直樹さんの漫画『MASTERキートン Reマスター』では
ストーリーを担当している共著者さん、
それが著者・長崎さんなのでした。
以前、長崎さんは出版社で浦沢さんの担当編集者をしてらした、と
聞いたことがありますが、
なぁるほどねえ。
「ふァいッ? なるほどォ、とはァ?」
「がるるるぐる?」(←訳:どういうこと?)
この小説で描かれているのは、出版界。
それも、マンガ雑誌の編集者さんたちが主人公です。
つまり、著者・長崎さんが最もよく知る世界……
にしては、ずいぶんと不穏なのですが。
ほぉら、ヒュルル~と吹いてくるのは――
「なまぬるいィ~かぜッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:この気配は?)
漫画雑誌《コミックホープ》の新人編集者・安田肇(やすだ・はじめ)さんは
困惑し切っていました。
安田さんが担当する漫画家・椋洸介(むく・こうすけ)さんが、
失踪してしまった?
奇妙なメールを送って寄越したきり、
連絡がまったく取れません。
家を訪ねてみると、そこは空っぽ……
引っ越したらしく、転居先も不明、って。
「それはッ、いわゆるゥ!」
「がるる!」(←訳:夜逃げ!)
でもない様子なので、解せないのです。
借金をしていたわけではないし、
お仕事は順調だったみたいだし、
先日会ったときも別に変わりはなくて。
いったい、何がどうしちゃったのか?
椋さんの消息を求めて、
安田さんが接触したのは
醍醐真司(だいご・しんじ)さんという、
もと編集者さん。
現在は会社を辞めてフリーになっている醍醐さんは、
椋さんの担当編集者だったといいますから、
彼に訊けば何か分かるかも、と期待して。
けれど、この醍醐さんていう御方が……
「くせものォ、なのでス!」
「ぐぅっるがる?」(←訳:ちょっと変人?)
クセのある、かつ切れ者とおぼしき醍醐さんに
突つかれるようにして、
安田さんは椋さんの捜索に本腰を入れます。
なぜ、気鋭のホラー漫画家はなぜ姿を消してしまったのか――
「えええェッ? ほらーッ???」
「がるぐるるがるぐるる!」(←訳:怖い予感が怖い確信に!)
変人編集者さんのお手並みやいかに?
4話から成る連作ミステリは
コミック好きな活字マニアさんにおすすめですよ。
シリーズ第一作『闇の伴走者』も、ぜひ♪