「こんにちわッ、テディちゃでス!
こぱあめりかァ、はじまりましたでス!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!開催国はチリ!)
こんにちは、ネーさです。
メッシさんやネイマールさんたちトップスターズが
母国のために戦うコパ・アメリカ。
優勝候補はブラジル?アルゼンチン?もしやコロンビア?
遠くここ日本から見守りつつ、
読書タイムも忘れずに、さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― イタリア建築紀行 ――
著者は渡辺真弓(わたなべ・まゆみ)さん、2015年3月に発行されました。
『ゲーテと旅する7つの都市』と日本語副題が、
『con Goethe,ma non troppo』と伊語題名が付されています。
「げーてさんッ、というとォ~…」
「ぐるがーるるる?」(←訳:あのゲーテさん?)
はい、あのゲーテさんです。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテさん(1749~1832)、
『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』他の作品で
現代でも“文豪”とされる、あの御方です。
ゲーテさんはまた、
ヴァイマール公国の大臣さんでもありました。
「ほほゥ! せいじかさんッ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:大臣なんてすごい!)
すごい!んですが、
はたして、ゲーテさん本人はどう感じていたのか――
頑張ってお仕事をしても目に見える成果はなくて、
外交政策の助言をしても無視されたり、
農地の改良も進まない。
……あ~あ、なんだか疲れちゃった。
もう宮廷に行くの、やだ。
「ふァ? あッ、あのゥ??」
「ぐるるるがっるる!」(←訳:おじさんしっかり!)
1785年、ゲーテさん37歳の夏。
いざ、出奔!
ていうか、ほとんど家出!
「えええェ~ッ??」
「がるぅ??」(←訳:家出ぇ??)
行政職を辞し、保養地カールスバートに滞在していたゲーテさんは
ヴァイマール公国のカール・アウグスト公と知人に手紙を残し、
偽名を使って郵便馬車に乗り込みます。
行く先は、南!
ずっとずっと憧れていたイタリアへの旅に
よぉし、出発だ~♪♪
「おしごとをォ、ほうりだしてッ??」
「ぐるるるる!?!」(←訳:イタリアへ!?!)
これが、のちに『イタリア紀行』として御本になる旅の、始まり始まり。
そして、
21世紀の現代、著者・渡辺さんは
ゲーテさんの旅程をもとに、
イタリアの7つの都市を巡ります。
ヴィチェンツァ、パドヴァ、ヴェネツィア、
アッシージ、ローマ、ナポリ、パレルモ。
幸いなことに、
世界遺産だらけの国・イタリアには、
200年以上も昔にゲーテさんが訪ねた建物、庭園、街並みが、
ほぼそっくり残っています。
「にほんじんにィとッてはァ~」
「がるるる!」(←訳:羨ましい!)
実を申しますと、私ネーさ、
少々怖気づいておりました。
なんだか難しそうな御本だなぁ、と。
ですが!
思いの外に楽しく読めたのです!
ゲーテさん、《再生》の旅。
見るもの、聞くもの、味わうもの、
すべてが彼の細胞に生気を注ぎ込む。
この旅がなければ、
『ファウスト』も『ヴィルヘルム・マイスタージンガー』も
数々の詩集も、生まれることはなかった――
「けッかァ、よければッ」
「ぐるがる!」(←訳:旅もよし!)
終章『旅の余韻』で描かれる、
旅のあとのゲーテさんの日々が、
読み手のこころをさらにギュッとつかみます。
家族三代、
ゲーテさんのお父さんが、
ゲーテさんが、
そしてゲーテさんの息子さんが、
イタリア旅行で得たものは……?
「きみしるやァ、みなみのくにィ♪」
「がるるるるぐるるがるる♪」(←訳:レモンの花咲くところ♪)
皆さまもぜひ、旅の伴走を。
こぱあめりかァ、はじまりましたでス!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!開催国はチリ!)
こんにちは、ネーさです。
メッシさんやネイマールさんたちトップスターズが
母国のために戦うコパ・アメリカ。
優勝候補はブラジル?アルゼンチン?もしやコロンビア?
遠くここ日本から見守りつつ、
読書タイムも忘れずに、さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― イタリア建築紀行 ――
著者は渡辺真弓(わたなべ・まゆみ)さん、2015年3月に発行されました。
『ゲーテと旅する7つの都市』と日本語副題が、
『con Goethe,ma non troppo』と伊語題名が付されています。
「げーてさんッ、というとォ~…」
「ぐるがーるるる?」(←訳:あのゲーテさん?)
はい、あのゲーテさんです。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテさん(1749~1832)、
『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』他の作品で
現代でも“文豪”とされる、あの御方です。
ゲーテさんはまた、
ヴァイマール公国の大臣さんでもありました。
「ほほゥ! せいじかさんッ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:大臣なんてすごい!)
すごい!んですが、
はたして、ゲーテさん本人はどう感じていたのか――
頑張ってお仕事をしても目に見える成果はなくて、
外交政策の助言をしても無視されたり、
農地の改良も進まない。
……あ~あ、なんだか疲れちゃった。
もう宮廷に行くの、やだ。
「ふァ? あッ、あのゥ??」
「ぐるるるがっるる!」(←訳:おじさんしっかり!)
1785年、ゲーテさん37歳の夏。
いざ、出奔!
ていうか、ほとんど家出!
「えええェ~ッ??」
「がるぅ??」(←訳:家出ぇ??)
行政職を辞し、保養地カールスバートに滞在していたゲーテさんは
ヴァイマール公国のカール・アウグスト公と知人に手紙を残し、
偽名を使って郵便馬車に乗り込みます。
行く先は、南!
ずっとずっと憧れていたイタリアへの旅に
よぉし、出発だ~♪♪
「おしごとをォ、ほうりだしてッ??」
「ぐるるるる!?!」(←訳:イタリアへ!?!)
これが、のちに『イタリア紀行』として御本になる旅の、始まり始まり。
そして、
21世紀の現代、著者・渡辺さんは
ゲーテさんの旅程をもとに、
イタリアの7つの都市を巡ります。
ヴィチェンツァ、パドヴァ、ヴェネツィア、
アッシージ、ローマ、ナポリ、パレルモ。
幸いなことに、
世界遺産だらけの国・イタリアには、
200年以上も昔にゲーテさんが訪ねた建物、庭園、街並みが、
ほぼそっくり残っています。
「にほんじんにィとッてはァ~」
「がるるる!」(←訳:羨ましい!)
実を申しますと、私ネーさ、
少々怖気づいておりました。
なんだか難しそうな御本だなぁ、と。
ですが!
思いの外に楽しく読めたのです!
ゲーテさん、《再生》の旅。
見るもの、聞くもの、味わうもの、
すべてが彼の細胞に生気を注ぎ込む。
この旅がなければ、
『ファウスト』も『ヴィルヘルム・マイスタージンガー』も
数々の詩集も、生まれることはなかった――
「けッかァ、よければッ」
「ぐるがる!」(←訳:旅もよし!)
終章『旅の余韻』で描かれる、
旅のあとのゲーテさんの日々が、
読み手のこころをさらにギュッとつかみます。
家族三代、
ゲーテさんのお父さんが、
ゲーテさんが、
そしてゲーテさんの息子さんが、
イタリア旅行で得たものは……?
「きみしるやァ、みなみのくにィ♪」
「がるるるるぐるるがるる♪」(←訳:レモンの花咲くところ♪)
皆さまもぜひ、旅の伴走を。