「こんにちわァ、テディちゃでス!
わーるどかッぷゥへェ、とつげきィ~でス!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!切符獲得~!)
こんにちは、ネーさです。
めでたくも日本代表はロシアW杯予選を勝ち抜けましたが、
欧州各国の予選は大変なんです。
9月2日はスペインとイタリアが激突!
勝者はどちらだ?とハラハラしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪
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―― かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪 ――
著者は岡田秀之(おかだ・ひでゆき)さん、2017年7月に発行されました。
題名にあります『長沢芦雪(ながさわ・ろせつ)』は、
『長澤芦雪』と表記されることもありますが、
日本美術好きな方々は既に御存知ですね、
江戸中期、京都を中心に活躍した画家さんです♪
「えッとォ~、これはァ……にゃんこォ??」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:違うよトラだよ!)
そうね、そうなのよね、
御本の表紙になっているのは
《水呑虎図》(天明6年/1786年以前に制作?)。
個人の所蔵品となっているため
ほとんど公開されていない“虎”なんですけど、
これと似ていなくもない“虎”ちゃんがいます。
和歌山の南部、
串本無量寺のために描かれた、
芦雪さんの代表作として名高い
《虎図・龍図襖》(天明6年制作)の《虎図》は、
顔だけ見れば虎……
いや、ヒゲが猫っぽい……
爪は虎だよね……
全体のバランスはトラ縞ネコだわ……
と、以前からウワサになっているんです。
はたして芦雪さんは、
ネコをモデルにしてトラを描いたのか?
それとも、
わざとトラと見間違えるようなネコを描いたのか?
「むむゥ~んッ!」
「がっるるぐるるるる!」(←訳:どっちも有り得そう!)
かようにユーモアあふれる画を描いた芦雪さんですから、
現代でいうなら
“キャラ系”の可愛い画と申しますか、
グッズ化したなら大好評を博すこと確実の
仔犬ちゃんたち、
ネズミくん、
スズメちゃんも
しっかり画題にしております。
芦雪さんのお師匠さんの
丸山応挙さん(1733~1795)も
仔犬ちゃんの画を得意とされていましたが、
芦雪さんのワンコたちはもっとモフモフしていて、
手触り良さそうなのよね。
「うさぎもォ、かいてまスゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:お猿さんやオウムも!)
「がまがえるゥもッ!」
そしてもちろん、
ニャンコ&ワンコだけではありません、
日本画に於ける大テーマ《富士山》、
中国の故事に題をとった神仙さんたち、
禅画も描いておりますけれど。
芦雪さんの生涯、
画業の全貌は、まだまだ、謎に包まれています。
芦雪さんの宝暦4年(1754年)に生まれ、
寛政11年(1799年)に没しました。
45年という短い生涯……
その最後はどういうものだったのか、
いまも判然としていません。
「ふしぎなァ、おかたでスゥ!」
「がるるるるる!」(←訳:ミステリアス!)
伊藤若冲さんが大ブレイクした余波で、
江戸期の画家さんたちに
あらためて視線が注がれている中、
若冲さん大好きなアート好きさんは
芦雪さんにも注目してみてくださいな。
この御本はそんな“芦雪さん入門”に
ぴったりの一冊です。
トラなのかネコなのか、
正体不明なかわいいトラネコ?ちゃんを、
ぜひぜひ、御覧あれ
わーるどかッぷゥへェ、とつげきィ~でス!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!切符獲得~!)
こんにちは、ネーさです。
めでたくも日本代表はロシアW杯予選を勝ち抜けましたが、
欧州各国の予選は大変なんです。
9月2日はスペインとイタリアが激突!
勝者はどちらだ?とハラハラしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪

―― かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪 ――
著者は岡田秀之(おかだ・ひでゆき)さん、2017年7月に発行されました。
題名にあります『長沢芦雪(ながさわ・ろせつ)』は、
『長澤芦雪』と表記されることもありますが、
日本美術好きな方々は既に御存知ですね、
江戸中期、京都を中心に活躍した画家さんです♪
「えッとォ~、これはァ……にゃんこォ??」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:違うよトラだよ!)
そうね、そうなのよね、
御本の表紙になっているのは
《水呑虎図》(天明6年/1786年以前に制作?)。
個人の所蔵品となっているため
ほとんど公開されていない“虎”なんですけど、
これと似ていなくもない“虎”ちゃんがいます。
和歌山の南部、
串本無量寺のために描かれた、
芦雪さんの代表作として名高い
《虎図・龍図襖》(天明6年制作)の《虎図》は、
顔だけ見れば虎……
いや、ヒゲが猫っぽい……
爪は虎だよね……
全体のバランスはトラ縞ネコだわ……
と、以前からウワサになっているんです。
はたして芦雪さんは、
ネコをモデルにしてトラを描いたのか?
それとも、
わざとトラと見間違えるようなネコを描いたのか?
「むむゥ~んッ!」
「がっるるぐるるるる!」(←訳:どっちも有り得そう!)
かようにユーモアあふれる画を描いた芦雪さんですから、
現代でいうなら
“キャラ系”の可愛い画と申しますか、
グッズ化したなら大好評を博すこと確実の
仔犬ちゃんたち、
ネズミくん、
スズメちゃんも
しっかり画題にしております。
芦雪さんのお師匠さんの
丸山応挙さん(1733~1795)も
仔犬ちゃんの画を得意とされていましたが、
芦雪さんのワンコたちはもっとモフモフしていて、
手触り良さそうなのよね。
「うさぎもォ、かいてまスゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:お猿さんやオウムも!)
「がまがえるゥもッ!」
そしてもちろん、
ニャンコ&ワンコだけではありません、
日本画に於ける大テーマ《富士山》、
中国の故事に題をとった神仙さんたち、
禅画も描いておりますけれど。
芦雪さんの生涯、
画業の全貌は、まだまだ、謎に包まれています。
芦雪さんの宝暦4年(1754年)に生まれ、
寛政11年(1799年)に没しました。
45年という短い生涯……
その最後はどういうものだったのか、
いまも判然としていません。
「ふしぎなァ、おかたでスゥ!」
「がるるるるる!」(←訳:ミステリアス!)
伊藤若冲さんが大ブレイクした余波で、
江戸期の画家さんたちに
あらためて視線が注がれている中、
若冲さん大好きなアート好きさんは
芦雪さんにも注目してみてくださいな。
この御本はそんな“芦雪さん入門”に
ぴったりの一冊です。
トラなのかネコなのか、
正体不明なかわいいトラネコ?ちゃんを、
ぜひぜひ、御覧あれ