テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《ひみつ》を予習?

2017-09-05 22:07:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 またしてもォ、ふんばりィどころッ!」
「がるる!ぐるがるー!」(←訳:虎です!TTだぞー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャ2017は、
 移動を兼ねた休息日を挟んで、今日火曜日は個人タイムトライアル!
 勝負の最終週、王手をかけるのは誰だ?
 栄冠の行方に思い馳せながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



         ―― 怖い絵のひみつ。 ――



 著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2017年7月に発行されました。
 現在、神戸の兵庫県立美術館で開催されている
 《怖い絵展》の公式スペシャルブックでもあります。

 拙ブログでも度々ご紹介しております、
 著者・中野さんの《怖い絵》シリーズ――

 日本の美術評論に大きな影響を与え、
 いまや翻訳されて外国でも出版されているという《怖い絵》たちが、
 実体験、いえ、実観賞できる企画展となって
 日本の各地を巡回するとは……

「ゆめェみたいィでスねッ!」
「ぐるがるるるる?」(←訳:狐に化かされた?)

 いえ、化かされてはいないようですよ。

 この御本では、
 《怖い絵展の見どころ》として
 17点の絵画に関する資料や由来が語られています。

 その中には、
 書籍《怖い絵》シリーズで取り上げられた作品もあれば、
 おそらく多くのアート好きさんが
 えっ?
 と目を瞠るに違いない
 新たな《怖い絵》もここで初登場いたしますよ。

「むゥ? えェとォ、それはァ~…」
「がるぐる?」(←訳:これかな?)

 私ネーさが、
 ええっ?誤植じゃないわよね?と驚いたのは、
 御本の本文50ページから55ページにかけて
 作品の背景が詳しく解説されている
 ポール・セザンヌさんの某作品。

 作品の題名は、ここには敢えて記しません。

 題名を書いてしまいますとね、
 一種のネタばらしになってしまいますので、
 どうか皆さんが御自身で、
 このページの、この作品の、
 題名と題名が意味するものへと
 辿り着いていただきたいのですけれど……

 セザンヌさんが!
 あのセザンヌさんが、
 こういう画も描いていたとは!

「きッとォ、おおぜいィのォひとがッ」
「ぐっるる!」(←訳:びっくり!)

 御本の後半には、
 30周年を記念する大作『この世の春』上下巻が刊行されたばかりの
 作家・宮部みゆきさんと
 著者・中野さんの対談や、
 《怖い絵》を収蔵ずる美術館のMAP、
 展覧会の会場で販売されているグッズの数々も
 掲載されています。

「ぽすとかーどォ♪」
「がるるるぐるるる!」(←訳:お菓子やアロマも!)

 《怖い絵展》が、
 神戸での展示を終え、
 東京に巡回してくるのは
 10月になります。

 関東圏にお住まいの《怖い絵》ファンの方々は、
 展覧会開催前の予習に、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 
 
  
 
 
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