テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

オカシな家、ぞろぞろと?

2017-09-17 21:59:30 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すごいィごーるゥでしたでス!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!沸いたねぇ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日の未明、海外サッカーファンさんたちは
 柴崎岳さんが強敵バルセロナから奪ったゴールに沸きました!
 日本人には鬼門とされていたスペインで
 頑張っているわね、柴崎さん!
 心よりのエールをスペインへ送りつつ、
 さあ、連休の読書タイムは、明るく、楽しく、
 こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



          ―― 新 可笑しな家 ――



 編著者は黒崎敏(くろさき・さとし)さん、2017年8月に発行されました。
 『世界の奇想天外ハウス50軒』と副題が付されています。

「あうゥ? なにィでスかァ、これッ??」
「ぐるるる??」(←訳:フクロウ??)

 そうなのよねえ、
 御本の表紙を目にしたとき、
 私ネーさも、はぁ?って首を傾げました。

 畑……たぶん、ブドウ畑の真ん中に
 フクロウの形のオブジェ……
 いや、オブジェじゃない?
 家なの?
 これ、家として作られたものなの?

「ひょわわわァ~!」
「がるる!」(←訳:本気だ!)

 御本の中ほど、
 76ページで紹介されているこの“家”は、
 《フクロウ荘(Les Guetteurs)》。

 フランス南西部のボルドーを拠点にしているアーティスト集団
 『Zebra3』さんが制作したもの、なんですって。

 名前のGuetteursは、見張り番、という意味で、
 つまりこの三羽のフクロウちゃんたちは
 ワイン農家さんの葡萄畑の見張りをしている、
 ってことらしいのね。

 『Zebra3』さんは、
 ガロンヌ川の岬にもよく似たフクロウちゃんたちを建てていますが、
 こちらは桟橋の見張り役さんで、
 内部のお写真も公開されていて――

「おほゥ! まァるいィ、おめめはァ~」
「ぐるるるる?」(←訳:ロフトの窓?)
「ちゃんとォ、くらせるんでスねッ!」

 フクロウちゃんの建築コンセプトは
 《自然を失った街に、森の精を呼び戻す》。

 3羽は背中でつながっていて、
 外壁は板張り、内部も木目の幾何学模様、と
 《森》を意識した設計のお家です。
 
 別荘によし、
 書斎やオフィスにもよし、
 活字マニアの皆さま、貴兄のプライベート空間として
 いかがでしょうか。

「むむゥ~…ほしィかもォしれないィ~!」
「がるぐるる!」(←訳:悪くないぜ!)

 この御本には他にも、
 ミラノに建てられている高さ111mの
 アニメ画かと見紛う《垂直の森》という建物や、
 屋根に鮫が突き刺さっている
 英国オックスフォードの《シャークハウス》、
 私ネーさが思わず、
 なにこれ?
 光学迷彩?(←攻殻機動隊ファンさんには分かりますね)
 と驚かされたスウェーデンのアートホテルなど、
 すごい!でも大丈夫なの?な家(建物)たちが
 満載されています。

「こッこれェ、しんぱいィでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:不安だよう!)

 114ページのお家も凄い、凄すぎますね……!
 オーストラリア、メルボルン郊外にあるその建物の名は、

 《崖吊り荘(Cliff house)》……

 名は体を表す、を実証するかのように、
 その家が建つのは、
 ていうか、吊るされているのは……

「かんべんッなのでスゥ!」
「がるぐるるるるがるる!」(←訳:ボク高所恐怖症だから!)

 絶景だけれど、
 背筋がゾゾ~っとする《崖吊り荘》全容を見たい御方は
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、この御本を手に取ってみてくださいね。
 鳥肌、お約束いたします!
 
 
 
コメント
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