テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

4人の夜明けは。

2017-09-11 22:00:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 だぶるつゥーるゥ、おめでとうゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!記録だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャ2017総合優勝は
 クリス・フルームさん(チームスカイ所属、国籍は英国)!
 しかし私ネーさが讃えたいのは
 アルベルト・コンタドールさん(トレック所属、国籍はスペイン)!
 このブエルタを最後に現役引退する“王者”コンタドールさんに
 心からの拍手を送りながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― 桶狭間の四人 ――



 著者は鈴木輝一郎(すずき・きいちろう)さん、2017年7月に発行されました。
 『光秀の逆転』と副題が付されています。

「おッ? このォひょうしのォ、よにんはァ??」
「ぐるるがぅるるるるぅっるるぅー!」(←訳:戦国のファンタスティックフォー!)

 はい、御本の表紙に描かれている
 4人の人物とは。

  光秀さん。
  秀吉さん。
  家康さん。
  信長さん。

 という、戦国時代の、いえ、その後の江戸時代も含めて
 日本の歴史をドでかく動かした4人の武将さんです。

 ちょうど昨日9月10日のこと、
 フジ『27時間TV』内で
 この4人を主役にしたバカリズムさん脚本のドラマが放送され、
 私ネーさ、ちょっとだけしか拝見できなかったんですけれども、
 あはは♪無茶な設定がいいわね~♪面白いわ~♪と、
 笑っておりましたら。

「なんとォ、おどろきィッ?!?」
「がっるるぐる?」(←訳:こっちが本家?)

 この『桶狭間の四人』は、
 著者・鈴木さんによる《四人》シリーズの第四作であり、
 シリーズのコンセプトは、
 “名将たちの夜明け前”――

 (明智)光秀さんは、45歳。
 (木下藤吉郎=)秀吉さんは、24歳。
  松平元康(=徳川家康)さんは、19歳。
  織田信長さんは、27歳。

 光秀さんは浪人の身で、
 秀吉さんはパッとしない雇われ忍者もどき、
 元康さんは隣りの大大名におびえる小大名、
 信長さんは身内のゴタゴタに悩まされる若殿さま。

「うゥ~んッ、それッてェ~」
「ぐるるがるる?」(←訳:微妙なお年頃?)

 俺たちの人生、
 これからどうなる?

 上向くのか、
 混乱する世情に振り回されるままなのか、
 地獄へ真っ逆さま……だったら、どうしよう?

「ふあんッ、でスねェ~」
「がるぐるるる~」(←訳:戦国だからね~)

 それぞれ、不安と、
 そしてもちろん希望と野望を抱きながら、
 下剋上の世界を生きる彼ら4人。

 その4人の前に“時”が迫ります。

 大名・今川義元さんが
 大軍勢を伴い、
 上洛しようとしている!

「もッ、もしかしてッ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:もうすぐ桶狭間に?)

 そこで何が起こるのか。
 何が4人を待ち受けているのか――

 バカリズムさんのドラマは笑いに軸を置いていましたが、
 こちらの《4人》シリーズは
 ユーモアを湛えつつも
 真剣に彼らの未来を見つめます。

 4人はどこへ行くのか、
 最後に何を手にするのか、
 何を想うのか……

「みながァ、しッてるようでェ~」
「がるるるるるぐるるるる?」(←訳:本人以外には分からない?)

 歴史好きさんにおすすめの
 変調《青春ドラマ》、
 ぜひ、一読を♪

 
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする